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法務から事業をドライブさせる。~バランスのとれた利益衡量的判断(妥当性)とそれを支える法規範の定立(理論武装)を高いレベルで実現~

ネクストビートは、「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」というミッションのもと、ライフイベント領域・グローバル領域・地方創生領域の3本柱で国内11事業、海外1事業を展開しており、同時に新たな事業開発に向けても歩みを進めています。

今回は、事業運営・開発に欠かせない存在として、採用を強化している法務部にお話を聞きました。多様なビジネスモデル、フェーズの事業を展開するネクストビートならではの法務の役割とは?

事業会社にご興味をお持ちの法務経験者の方も、未経験から法務を志される方も、参考にいただける内容になっておりますので、ぜひご覧ください。

【インタビュー対象者 経歴】

法務ゼネラルマネージャー 
秋山 健展

神戸大学法学部卒。旧司法試験を断念後、国家公務員として裁判所事務官・裁判所書記官を務めるも、紛争の未然予防の分野で法律関係により強く関与したく企業法務に転身。以後、上場企業、メガベンチャー企業、メーカー、IT、サービス業など様々なフェーズ・業種の企業で法務を経験し、2019年4月にネクストビートに入社。現在法務部門のゼネラルマネージャーを務める。

三上 有紗

慶應義塾大学法学部卒。新卒でハウスメーカーに入社し、BtoC営業を行う。2020年にネクストビート へ入社し、子育て情報メディアの法人営業、総務などで幅広く活躍した後、自身の希望で未経験から法務となる。


目的は事業グロース。法律知識を軸に、利益とリスクのバランスをとる。

新事業や商材の拡充により、法務需要が増加。

ーーー採用強化の背景を教えてください。

秋山:これまで軸となってきた子育て支援領域に加え、地方創生領域やグローバル領域と3つの領域でサービスを展開し、事業開発を積極的に進めています。さらなる事業推進による需要の増加に伴い、法務でもメンバーを募集することに致しました。

法的知識は、あくまで手段。“問い”の本質を見極め、適切にアクセルが踏めるよう思考する。

ーーー採用の時点で求めるスキルやスタンスはありますか?

秋山:法的知識はあくまで手段です。最も重要なのは、相談者の“問い”の本質を見極め、対立利益等とのバランスを取った結論に導くこと。あくまで目的は事業推進・グロースにあるので、どうすればブレーキをかけすぎずに、アクセルを踏める環境を事業部に提供できるか、「思考する力」を求めています。そのため法務未経験だったとしても、一定以上の法務知識やスキルがあればチャレンジは可能です。

三上:私自身、法務未経験からのチャレンジでしたが、事業部側からの相談の目的を、まずはビジネス観点で正しく理解することで、どのようにすればそれを法的に問題なく進められるかを、適切にお伝えできると思っています。ビジネス感覚を高め、事業理解を深めようとする姿勢や、柔軟性は大切だと思います。

担当するのは、全事業。人間ならではのバランス感覚で、利益衡量的判断を実現する。

事業を前に進める法務として、より相談されやすい存在に。

ーーー具体的な業務内容を教えてください。

秋山:法務相談業務を中心に、商標管理、許認可管理、コンプライアンス推進などの業務を行います。属人化を防止する観点と、業務を通じた知識習得の観点から、基本的に全ての業務を対象にして、その都度担当業務を割り振っています。当社ならではの業界・事業理解も必要になってくるので、法務のご経験有無に関わらず、最初は形式的に対応できる内容からスタートし、徐々に柔軟な対応が必要な、新規事業・新分野に関わる案件をお願いするなど、段階的にお任せしています。

ーーー他部署との連携で意識されていることはありますか?

秋山:法務部門だけでなく、経理部門や社内の情報システム部門などと連携し解決する案件の方が多いため、チャットツールで法務相談への回答をお送りする際などには、必要に応じ連携部署に対する情報共有も行うことで、全体最適を図っています。

また法務部と聞くと、声をかけづらいと思われがちですが、あえてチャットツールで発信する文面には小ネタを挟むなどフランクさも演出することで、気軽にご相談いただけるよう工夫しています。

三上:ご相談内容に応じコミュニケーション方法は使い分けていますが、法務からの発信や、ちょっとしたご相談への返答は、チャットツールを活用することがとても多いです。その場合は、文面のみでのやりとりになるので、極力簡潔にお伝えするよう心がけていますが、誤って捉えられてしまわないようにも気をつけています。文章を読む力も大事ですが、正しく簡潔にお伝えする”書く力”はより重要だと感じる瞬間が多いです。

法務チームを引っ張り、AIを活かして事業をドライブさせる存在に。

ーーーご入社いただく方に期待する役割を教えてください。

秋山:「私が法務の柱になる」という意気込みでジョインして欲しいです。また、生成AIを活用して業務効率を高め、新しいかたちを創造できる方を求めています。一方でAIが得意な分野は生成AIを上手く活用しつつ、他方で最終的には多用な要素を衡量しながら人間味溢れるバランス感覚を発揮して、法務相談に対し妥当な結論を図っていってほしいです。

質問者が何を求めているのかの真意を探り、それに合わせて柔軟に結論を導き、言葉を選択しながら分かりやすい回答を送るなどの絶妙な調整を、人間とAIが協働しながら行っていくことが新しい法務部門のあり方・価値になるのではないかと展望しており、これらを一緒に具現化していきたいと思っています。


転職なしで、複数の業界、多様なビジネスモデルでの経験、キャリアが積める。

事業・経営方針を深く理解し、妥当性を見極める。

ーーー事業会社ならではのやりがいを教えてください。

秋山:法律事務所と比較すると、明確に役割分担が異なると考えています。法律事務所は、主に専門分野に係る客観的な意見をいただきたいときに相談させていただくのが一般的です。それに対し社内の法務部門は、社内事情(事業部の状況や経営方針等)に応じて、具体的な事案に法令等をバランスよく適切に適用していくという業務が中心になってきます。先ほど申し上げたとおり、まさに利益衡量的判断の実践です。

適切に利益衡量的判断を行うには、社内事情に明るくないと不可能です。法令等だけでなく社内のこと(事業・人・モノ)にも興味をもって修得していって欲しいです。

最先端技術にも積極的な、様々なビジネスでの法務経験が、1社で積める。

ーーー法務経験をお持ちの方が、ネクストビートに入社されるメリットは何だと思われますか?

秋山:ネクストビートは、子育て支援領域や、地方創生領域などの複数の領域で、人材、SaaS、シェアリングエコノミー、メディアなど様々なビジネスモデルの事業を展開しております。またオールインハウス体制のもと、ChatGPTなど新しい技術も積極的に取り入れた事業開発を行っているので、開発メンバーと直接、機能についてお話しする中で、新しい知識も習得できます。

変化が激しく、不確実性が高い現代社会で、柔軟な経営や組織の在り方が求められる中、法務としても、幅広い領域での経験やキャリアをご志向されている方にとっては、よりスピーディーに経験値を上げていただける環境ではないかと思います。

また、CXOとの距離も近く、時には法的観点から事業開発に関わる意見出しなどもできるので、硬直化した組織にストレスを感じていらっしゃる方、より積極的に、ダイレクトに事業成長に貢献したいという気持ちをお持ちの方にとっては、最適だと思います。


未経験でも自分次第で、キャリアが築ける。

「法務」の知識やスキルを軸に、事業成長に貢献する。

ーーーなぜ未経験から、法務を希望されたんですか。

三上:専門的な知識・スキルの軸を持ったうえで、事業グロースに積極的に関わりたいと考えたことが一番の理由です。私は、新卒でBtoCの営業職に就職しましたが、新しいことにチャレンジしたいと思い、メディア事業の法人営業職でネクストビートに転職しました。その後、ネクストビートでは総務も経験させていただき、ゼロから新しい職種にチャレンジすることの面白さを実感できた反面、「この分野が私の強みである」という確固たるキャリアの軸を築けていないことに不安も感じていました。そんな時、法務なら「法律」という一つの軸に従って自分自身を成長させられるうえ、法律のスペシャリストとして会社に貢献できるのではないかと考え、興味を持ったのがきっかけです。

営業経験も強みに。実践と自己学習の同時進行で、スペシャリストの道を極める。

ーーー営業経験が活きると感じる瞬間はありますか?

三上:とてもあります。先ほどもお話しにあった通り、事業会社における法務の存在意義は、事業成長に向けた顧客折衝です。営業時代に培ったビジネス感覚や、現場目線があるからこそ、ご相談いただいた内容の真意を理解できたり、スムーズに仮説を立て、目指す方向を事業部とすり合わせられると思っています。

ーーーどのようにして業務・知識習得をされていますか?

三上:OJTでの研修のため、異動初日から業務を任されました。自分が対応した案件については、毎回上長からフィードバックを頂いていたため、頂いたフィードバックを次に対応する案件に応用し、その繰り返しで業務を習得していきました。また、自分がOJTを受ける傍らで、新入社員向けのマニュアルの作成も並行して行っていたため、それが知識の整理に役立ったのではないかと思います。

今は、その時にベースを作った新入社員向けのマニュアルもあるため、より業務を習得しやすい環境が整ってきたのではないかと思います。

また、基礎的な法知識は資格や検定の勉強で学んでいます。法務に異動後、ビジネス実務法務検定2級、知的財産管理技能検定2級を取得し、2年前から司法書士試験を目指して勉強しています。

ただ、本や資格のテキストで学ぶ知識も重要ですが、私は、日々の業務で得た知識も価値があるものだと考えています。そのため、上長からフィードバック内容をその案件限りで終わらせず、複数の案件に応用できる法則を見つけ出すことを意識し、ナレッジとして書き留めておくことを実践しています。


事業成長に貢献し、法務としての市場価値を上げたいという方を求む。

より能動的に、経営に関わるリスクマネジメントを。

ーーー今後、法務部の体制強化と共に取り組まれたいことはありますか?

秋山:現在、基本的なコンプライアンスや業法などに関わるリスク以外は、ご相談いただいてから問題を把握し対応するという形になっていますが、今後、経営に関わるリスクは事前にマッピングし経営陣に共有するなど、よりこちら側から積極的にリスク情報を事前に提供し、経営陣がリスクを踏まえた経営判断をしやすい環境や体制を整えていきたいと思っています。

ーーーご興味をお持ちの方へ、メッセージをお願いします。

秋山:展開する事業が、人材紹介、メディア、クラウドサービス、マッチングサービスなど多岐にわたり、事業フェーズも様々なので、多様な法務相談に触れることが可能です。是非、弊社でたくさんの法務経験を積み、信じられないくらい高速で経験値を上げていきましょう!その意味で、タイパのよい弊社です(笑)また弊社法務部門では、リーガールオペレーションズに基づく組織運営を実施していますので、客観的な評価の下、法務担当者としてどこの会社に所属しても通用する普遍的な能力を向上していけるように、配慮しています。

三上:ネクストビートは、成長意欲と事業グロースに貢献したいという意欲さえあれば、未経験からの挑戦も応援してくれる環境があると感じています。法務では現在、業務マニュアルや研修プログラムの整備にも取り組んでいますので、挑戦してみたいという方はぜひご応募お待ちしております。


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急拡大するベンチャー組織を支える/法務/東京
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