こんにちは!マネーフォワードのグループ会社のMF KESSAI株式会社(以下、MFK)でエンジニアをやっている大菅です。2017年7月に入社して、これを書いている時点で入社3ヶ月の新入りです。
そんな新入りの僕がなんと入社エントリを書く機会をいただきました。ありがたい限りです!本記事トップの写真は代表の冨山さんとオフィスで卓球をする僕です。よろしくお願いします。
自己紹介、主にノコギリエイの話
では、まずは簡単な自己紹介から。大学は経済学部で、文系ではあるもののちょくちょくプログラムを書いて色々と経済の分析をしたりしていました。
なんとなく経済系卒でプログラマとかにくる人、結構多い気がしますね。当時はお金がなくて安いパソコンにLinuxを入れて使ってたり、アルバイトではExcelでVBAを書いたりもしていました。VBAでWebスクレイピング的なことをやっていた頃、途中でしんどくなってPythonを覚えました。そこからPythonの情報を追いかけるようになって、プログラミングとかWebとかにずぶずぶハマっていきました。
趣味は生き物を見たり調べたりすることです。最近はノコギリエイにハマっています。ノコギリザメではなくノコギリエイです。アクアパーク品川でノコギリエイがエサを食べるところを見て以来、その魅力に取り憑かれました。近いうちに日本中の水族館のノコギリエイを見に行こうと目論んでます!
こちらはノコギリエイ(左下)と僕(右)です。縦写真しかなくすみません…。
マネーフォワード入社以前
プログラミングにハマりすぎて大学を留年したりしていたのですが、両親が本気で心配し始めたあたりで本腰を入れて卒業に向けて取り組みました。その甲斐あってなんとか卒業できたのですが、全く就職活動をしていなかったのでちょっとピンチでした。「ピンチだなー」と思いながらぼんやりTwitterを眺めていたら、フォローしていたPython界隈の人が社員募集していました。
そこで、とりあえずアポをとったら、あれよあれよという間に採用していただけました。Pythonやってて良かった!ですね。そうして入社したのが前職の会社です。主にシステム開発をしてる会社で、技術力の高い尖ったメンバーが揃っていました。
ストイックに仕事をする技術者集団といった社風でとても居心地のいい職場でした。最初はエンタープライズ向けのシステム開発をやっていて、1年ぐらい経ったあたりでスマホゲームアプリ開発に参加することになりました。そちらの開発ではクロスプラットフォームのクライアントサイド開発からサーバーサイド開発まで幅広くいろいろな経験をさせてもらいました。
サーバーサイド開発ではGo言語を採用しており、Go言語の採用事例としては結構早い方だったと思います。そのおかげでGo言語での開発にも慣れて、ちょっとしたツール作成などにもGo言語を使うようにもなり、だいぶ手に馴染みました。
転職のきっかけ
前職の会社に入社して数年が経ち、ちょうど何本目かのゲームアプリのリリースが済んだところで、転職を検討するようになりました。居心地の良い環境でしたし、そこまで強烈な動機はなかったのですが、ゲーム開発とはまた違う何かの開発に挑戦したいとか、他の会社がどんな感じなのか知りたいとか、そんなことを考えていたんです。
特にずっとエンジニアに囲まれた環境で仕事をしていたので、デザイナーやビジネスサイドの人も身近にいて、いろんな人を巻き込みながら全員で何かを作っていける環境に興味がありました。そうなると、自社サービスつくってるところが良さそうだなとか考えていました。また、Go言語での開発経験も積んでいたので、その経験も生かせる環境がいいなと思い、そのあたりも条件に入れつつちまちまと調べていました。
そんな折、マネーフォワードがグループ会社のMFKでGo言語エンジニアを募集しているのを見つけます。というかちょうど転職を考えはじめた直後ぐらいに募集開始してたようでした。ちょっと運命的ですね(笑)。
マネーフォワードといえば、自動家計簿でおなじみで、僕もユーザーとしてがっつり使っていました。なので、僕にとって非常にお世話になっている会社です。エンジニアにとっては、マネーフォワードといえばRubyの会社というイメージも強いですね。そんなマネーフォワードがGo言語エンジニアを募集すると言われたら、話を聞きに行かざるを得ないなと…!
今にして思えば、転職活動を始めて最初に応募したところに就職してました。本当にタイミングがよかったですね。
そしてMFKへ
そんなこんなで話を聞きにいったところ、呼ばれたのは田町にある本社ではなく大手町のFINOLAB。大手町の駅を降りてからスーツの人がいっぱいいたり、大企業のビルがいっぱいあったりで面食らっていたところで、ラフな格好の二人が登場しました ε-(´∀`*)ホッ
それが今の一緒に働いている得真さん(写真右)と篠原さん(写真中)。
そこでMFKの事業・提供サービス、技術や体制の話を聞いたり、Go言語の話、Google Cloud Platform(以下、GCP)の話などをしました。僕のGo言語の開発経験やGo言語のいいところ、悪いところ等の話もできて、初対面なのにとても盛り上がっていたような気がします。
使用する技術を選ぶ際にはいろいろな観点があるかと思いますが、生産性の高さや手堅い言語仕様など、実践的な理由でGo言語を選んだということを聞いて、とても納得感があり、僕の価値観ともマッチしているなと感じました。また、コミュニケーションを大切にしていてメンバー間で信頼関係を築けているように感じられたのも好印象でした。
MFKのエンジニアインタビューを見ていただければ少し伝わるかなと思います。もう一つ僕にとって良かったのは、MFKがグループ会社という形で独立した組織になっていたことです。
マネーフォワード本社の方は200人以上の社員を抱え、そういった組織の中で1を10、50を100にするという面白さや魅力もあると思います。先日めでたく上場もしまして、これからより一層成長していくおもしろいフェーズであることは間違いないです。
ただ、僕自身は本社と離れた小さい組織で0を1にする仕事ができることに魅力を感じました。そういった環境では、組織が小さい分あらゆることに挑戦の機会があるというか、何でもやらないと回りません。とても大変ですが、その分おもしろい経験もたくさん得られますし、そういった面でも魅力的でした。
また、グループ会社であるもう一つの良さは、親会社のバックアップを得られるということです。完全に独立したベンチャーでは難しい調整等もマネーフォワード本社のサポートを得ながら進めることができます。こんな環境は滅多にないでしょうし、MFKだからこそできる仕事だなと非常に魅力を感じました。
以上のような感じで、僕にとって非常に魅力的だったので応募しまして、面接ではマネーフォワード代表の辻さんに「大菅さんはマネーフォワードにめちゃくちゃマッチしてますね」的なことを言われて、「片思いじゃなかった!」とちょっと嬉しかったのを覚えています。そしてその後、無事採用してもらって今に至ります。
MFKはこんな会社、こんなチーム
MFKでは企業間の決済の代行サービスMF KESSAIを提供しています。わかりやすい会社名ですね!何かを売りたい企業と買いたい企業の間に入って、売った企業への入金と買った企業からのお金を回収をする事業です。(設立時にはFINOLABで記者会見を行っていました)
詳しくは https://mfkessai.co.jp/ をご覧ください。そして、代表は辻さんではなく、元々は本社でMFクラウドシリーズのビジネスに携わっていた冨山さんです。僕自身は、そんなMFKでGo言語エンジニアとしてサーバーサイドの開発をがっつりやっています。
作っているものが決済システムというお金のやり取りそのものなので、めちゃくちゃ緊張感があります。が、その分挑戦し甲斐もあっておもしろいです。それとチーム内でGo言語での開発経験が長い方なので、Go言語でハマりがちなところを指摘したり、より良い書き方とかを僭越ながら提案したりしています。たまにそういう書き方できるのかみたいなことを言われて、ちょっとドヤっています。楽しいですね。
また、毎日決まった時間に相談・提案したい事があれば開催される開発相談会があるのですが、そのときに設計についてみんなで頭を捻りながら話し合ってる時間もとにかく楽しいです。ドメイン駆動設計をベースにしつつ、Go言語らしさを保ちながら、かつスケールするには、みたいな話でめっちゃ盛り上がります。みんなそれぞれ熱い意見を持っているので、なかなか話がつきません。
でも、話す時間はちゃんと決めてるのでダラダラ話し続けるとかはないのも良いですね。エンジニア以外のメンバーとも密に連携しています!どういう機能が求められているか、それをどう運用していくか、という話を一緒になってできるので、開発する際の齟齬も少ないし、何より納得感があります。そういったチーム全体で作ってる感がモチベーションにもなっていますね。
チームの話でいうと、個性的なメンバーがみんな仲良く仕事をしてる感じです。とにかく仲がよく、他愛もない話でよく盛り上がってます。(うまい麻婆豆腐情報とか、スタバでスター集めする話とか)もちろんお互いに配慮しあって仕事をしていて、それぞれの事情に合わせたワークスタイルで働けるのもいいところですね。
ちなみに先日、MFKが入っているFINOAB内でオフィスの引っ越しがありました。この写真は引っ越しの様子。ベンチャー感ありますよね。
なお、引越し後のオフィスの様子などは改めて広報の方が記事を書いてくださるみたいです!こちらは、スマホのパノラマカメラで撮影した、本社の代表辻さん出演のテレビを鑑賞する様子です。
MFKで挑戦したいこと
僕は入社するまで企業間決済の実態というものを詳しくは知りませんでした。これを読んでいる方もそんなにピンと来ていない方が多いと思いますが、現状結構厳しいやり方でやり取りしているところが多いようです。Excelとかでこまごまと管理しているとか、中小企業とかではもっとアナログなところもあるようです。
この決済にかかる手間はとても大きな取引コストで、これを解消できれば大きな効率化につながると思っています。そのためにMF KESSAIをこれ以上ないほどシンプルな決済手段にすることが僕にとっての挑戦です。MF KESSAIさえ使えば一切手をわずらわせることなく、何の心配もすることもなく決済できる、そんな世の中にしたいです。
とはいえ、MF KESSAIはサービスとして動き出したばかりで、めちゃくちゃやることがいっぱいあります。開発サイドとしては必要なところから着手しているといった感じで、目指すところはまだまだ先です。
最後に
繰り返しになりますが、MFK、めちゃくちゃやることいっぱいです。なので絶賛メンバー募集中です。絶賛メンバー募集中です。大事なことなので2回言いました。エンジニアの方であれば、今Go言語書けなくても構いません。
Go言語はとっつきやすい言語ですし、面倒見の良いメンバーによる熱いレビューもあるのですぐにキャッチアップできます。そういう意味ではこれからGo言語エンジニアとしてやっていきたい方にもおすすめですね。GCPもがっつり使っているので、そちらに興味がある方にも向いています。
現状に満足することなく、常により良い技術、より良い環境を追求しているので、日々進化しているGCPはとてもフィットしていると感じています。僕自信もそうですが、いろんなことに手を出したい人にはとてもいい環境です。今ならやることいっぱいなので、きっと何かしら活躍できる部分があるかと思います。というか今しかないです。
まだ始まったばかりのMFKに今来ないでどうするんだという話です。もっと詳しいことを書きたいのですがこれ以上長くなっても読まれなそうなので、更に詳細を知りたい方、MFKに興味が出た方は気軽に大手町へ遊びに来てください!!!
↓ 絶賛募集中です。
おまけ
この記事は皆で引っ越し祝いをしながらレビューしてくれました。完全に晒し者感ありますが、嬉しいやら恥ずかしいやらです。忌憚なき意見をくれて、おかげさまで初稿より良い記事になった気がするのですが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!