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マネーフォワードの中の人を知ってもらうため、いろんな部署にインタビューをするこの企画。今回は、マネーフォワードの広告営業チームへのインタビューです。
語り手
高梨 浩司
2004年にリクルートHRマーケティング(現リクルートジョブズ)入社。リテールから大手企業まで幅広く求人広告営業に携わる。その後、アライドアーキテクツ株式会社にて、SNSを活用したマーケティングコンサルを担当。2016年4月マネーフォワード入社し、広告事業に従事。
飯塚 智行
2000年にリクルートに入社し、15年間住宅系の広告営業に携わる。2015年12月にマネーフォワードに入社し、広告事業に従事。
橋村 一甫(かずほ)
同志社大学卒業後、不動産会社に入社。その後、インターネットに興味を持ちwantedly経由でマネーフォワードに応募。2016年4月マネーフォワードに入社し、広告事業に従事。
石田 恵理
2013年に第一生命に入社し、2年間生命保険の営業に従事。その後、広告業界に興味を持ち、DSP会社にて広告代理店へ向けた企画提案営業に携わる。2016年11月マネーフォワードに入社し、広告事業に従事。
小森 春奈
2012年に楽天株式会社に入社。楽天市場での出店企業様へのコンサルティング業務を東京・名古屋にて担当、イベント運営サポートや新卒育成にも携わる。その後、マーケティング部では、『楽天スーパーSALE』の企画運営を1年4ヵ月担当。2017年2月にマネーフォワード入社、広告事業に従事。
インタビュアー
青木 香菜子 (広報) :インタビュー・編集担当
不動産業界からマネーフォワードへ
青木:まずは自己紹介からお願いします。どなたからいきますか?
飯塚:若手のかずフォイから行きましょう。
橋村:はい(笑)。「かずフォイ」と呼ばれている橋村一甫です。僕は、大学時代に就職活動が終わってからインターンをしていた旧nanapiで「インターネットって面白いな」と実感しまして、それがIT業界に興味を持ったきっかけでした。新卒では内定をいただいていた不動産会社に予定通り入社しましたが、その後マネーフォワードに転職しました。
青木:かずフォイは、前職でコインパーキングの営業をされていたと聞いています。
橋村:前職はコインパーキングや太陽光の事業を展開している会社で、営業活動では手紙をたくさん書くこともありました。飯塚さんとは良くそんな泥臭い営業論の話をしています(笑)。
青木:そんな中でマネーフォワードへの転職のきっかけはやはりIT業界への興味でしょうか?
橋村:目の前の仕事に向き合いながらもIT業界への興味が消えることはなく、そんな時にwantedlyでマネーフォワードを発見しました。元々マネーフォワードのサービスが好きで、まずは話を聞きに行こうと思ったのですが、そのまま面接に進むことになったという経緯です。
青木:なるほど。では、ご縁があったんですね。
橋村:そうですね。今はマネーフォワードでの広告営業を担当していて、クライアントと広告出稿のご相談させていただいたり、代理店の方とクライアントに向けた提案方法や代理店との連携スキームの検討などを担当しています。ご縁があって良かったなと思っています。
15年間勤めたリクルートから「ベンチャーへ行こう」
飯塚:実は私は…大学時代には社会人になってそこまで真剣に働きたいというイメージを持っていなかったんです。
一同:衝撃的(笑)。
飯塚:ちゃんと続きがあります(笑)。洋服が好きで、大学卒業後はアパレルのアルバイトをしていたのですが、不況の影響で人員整理があって私もその影響を受けまして。その時、営業として働いていた父親に「営業をやると人格が変わるから、営業をやると良い」とアドバイスをもらったんです。営業というものに恐怖はありましたが、アドバイスもあってリクルートに入社し、それが営業としてのスタートでした。
その時に思ったのは、アパレルはクリエイティブさが求められますが、営業も非常にクリエイティブで面白いなということです。結果的にリクルートで15年勤務しましたが、そんな面白さがあって長く続けることができたのかなと思います。
青木:15年間勤めたリクルートから転職された理由が気になります…!
飯塚:転職のきっかけは、思考の固定化状態への危機感でした。15年間同じ業界で同じような商品のグロースを続けると、思考が固定化していく気がしたんです。今程リクルートの商品力がなかった時代の営業は非常に楽しかったんですが、会社のブランド力や商品力が上がるにつれて、段々と仕組みとしてまわす動き方が多くなっていき…そんな時に、「ベンチャーにいきたい」と思ったんですよね。「おじさんがベンチャーに転職?」とも思いましたが…(笑)。
一同:(笑)。
飯塚:迷いましたが挑戦しようと思い、いろんな会社を見はじめて、「ベンチャーといっても色々あるんだな」と実感しました。当時、「人」という軸と、世の中に向けて価値のあるサービスを提供しているかという軸で会社を探していましたが、マネーフォワードの選考で出会う人達は「この人たちと働きたいな」と思えたので、入社を決めました。選考でお会いする中で皆さん素敵だなと思いましたので、ご縁があって良かったなと思っています。
青木:そして今はイベント企画等でも幅広くご活躍されていますね。
飯塚:今は、クライアントとユーザーの課題を、マッチングというかたちで解決するための営業活動に従事しています。既存スキームでの課題解決が難しい場合、課題解決の場としてイベントも企画、実施しています。
誰しもが悩む、お金の悩みを解決していきたい
石田:私は2013年に大学を卒業して、保険の営業に従事していました。当時は安定した環境で、お金が稼げる仕事が良いという漠然とした想いがあり、やればやるほど報酬が上がるスキームだったこと、そしてパートナーとしてお客様と長期に渡ってお付き合いできることに魅力を感じて、保険の営業を選びました。
そんな想いで超大手の企業に入社し、個人の仕事がとても細分化されていて、ツールや資料、話し方まで全て統一されているという環境で、2年間は量を担保しながら仕事を進めていました。
青木:ご活躍なさってたにも関わらず、なぜ転職することになったのでしょう?
石田:2年が経った頃に、ふとこのままで良いのかなと思ったんです。私はずっと「大手で働きたい」と思っていましたが、よくよく考えると自分が関わる仕事ってすごく限られた範囲になるなと思いまして。それで…飯塚さんと同じように「ベンチャーにいってみよう」と思ったんです(笑)。
橋村:ベンチャーってやつに。
一同:(笑)。
石田:はい(笑)。元々広告の分野に興味があったので、広告業界で規模の小さなベンチャーという軸で転職活動をして、当時成長し続けていたDSP広告の会社へ転職しました。雰囲気も良かったのでジョインし、前職で働いていたのですが、ある日…wantedlyでマネーフォワードの方からメッセージをいただいたんです。
青木:おお、そんなきっかけで!
石田:元々マネーフォワードのことは知っていましたが、お話だけ聞きに行くことにしたんです。
青木:お話だけのはずが、まさかのジョインされることに。
石田:そうなんです。私はずっと、周りに居る人たちが幸せになれる仕事がしたいと考えていて、特にお金って誰しもが悩むことで、その悩みを解決できたら良いなと思いました。そして、実際にお話した方達と一緒に働きたいと思ったこと、サービスの魅力に惹かれたことが非常に大きく、入社を決めました。
一同:良い話だ。
石田:入社後は広告営業をやっています。前職はバナー広告で効率重視だったので、CPAやCPIという指標を前提にお話をさせていただいましたが、今はそれ以外の課題も伺って解決策を提案するというのが難しくもあり、面白いと思っています。実は…「純広告って簡単に売れるのかも?」なんて思っていたんですが、難しくてやりがいがあるなと思います。引き続き頑張ります。
一同:良い話だ。(一同拍手)
青木:仲良いな。
5年間コミットしたEC業界での経験
小森:これ、他の部署の方が「緊張する」って仰ってるのを良く見かけますけど…本当に緊張しますね。
高梨:普通に緊張するよね。
青木:リラックスしてください…と言っても緊張するものはしますよね(笑)。
小森:はい(笑)。私は大学卒業後、2012年に新卒で楽天に入社し、楽天市場に出店されている店舗さんのサポートをしたり、広告のご案内をするECコンサルタントの仕事をしていました。1日に何回も電話でお話することもあり、店舗さんとの結びつきが強かったんです。最近は大手企業様の出店も増えていますが、当時は中小企業様がメインで、気軽に相談していただけて密に連携できるのはとても楽しかったです。
青木:非常にやりがいを持って働いてらっしゃったんですね。
小森:ただ広告枠を提案するだけではなく、中長期的な戦略のご提案をしていました。他社事例などは全て把握していたので、他の店舗さんのナレッジ等も元にしながら提案していて、広告を売るというよりもコンサルティングの要素がとても強かったです。
高梨:出店してる店舗さんは自分たちの商売だから、より一層「知恵がほしい!」という温度感で相談が来そうですね。
小森:そうなんです。私たちも情報をあることが強みでしたし、しっかりご提案できたかなと思います。そして3年後にマーケにうつり、楽天市場最大のセールである『楽天スーパーSALE』の運営や営業統括などを1年4か月程やっていました。ただ、現場から離れてしばらくすると、現場の意思がわからなくなり、クライアントやその先に居るユーザーのニーズもわからない状態になってしまって。
肌感覚で「自分の企画だけど、この企画って本当に必要とされているんだっけ」という不安も感じるようになり、5年目を迎える時にEC以外の業界もみてみようと思い、転職を検討しはじめました。
青木:いろいろ経験された上での転職の検討だったんですね。
小森:転職活動時は、今までの経験が活かせた方がいいと思い、広告やITの分野を中心に探していました。面接では最初永山さんと浅野さんとお話させていただいたのですが、おふたりとも素晴らしいビジョンを持っていて、良い人が居る会社なんだなと感じたんです。
辻さんともお会いして、そのビジョンや人柄にも惹かれ、他社も受けていましたが、最終的には人だなと思ってマネーフォワードに決めました。今はこのチームで広告営業、代理店営業、企画、数字や売上管理など幅広く担当しています。
家計を可視化したら生活が変わった
高梨:僕は北海道の大学を卒業して、そこで食品科学の分野でヨーグルトの研究をしていました。
一同:ええ~~!
青木:皆さん初耳なんですね(笑)。
高梨:(笑)。同級生は皆、卒業後は食品メーカーか外食産業に就職するという流れでしたが、僕は東京で就職活動をして、新卒で大手のお弁当会社に就職して横浜の店舗を任されました。神奈川で唯一24時間営業の店舗で、入社して1か月後くらいに店長を任されて、アルバイトの採用や教育、近隣の運動会での営業などをしながら店舗運営をしていましたが、半年くらい経った頃にふと思ったんです。「これは本当に自分がやりたいことなのか?」と。
当時は月に1回くらいしか休みがなくて、自分の時間がほぼなく、自分の今後について改めて考えたいなと思ったんです。
青木:それだけ多忙だと、立ち止まって考えたくなるかもしれません。
高梨:その時にリクルートに勤めていた知人が、「リクルートの営業を受けてみたら」とアドバイスをくれまして。それで、月に1度の休日に面接を受けに行ったらトントン拍子で決まり…これはご縁だなと思って転職しました。リクルートでは求人広告の営業をやっていましたが、仲間やお客さんに恵まれ、出会いがあり、本当にいろんな経験ができました。それが営業って面白いなと思ったきっかけのひとつです。
青木:高梨さんの営業の原点はリクルートだったんですね。
高梨:リクルートでの5年間では、営業以外にも、マネジメントやキャリアカウンセラーの資格取得など、いろんな経験ができましたが、人材のことにしか関われない状況に限界を感じたのが正直なところです。この先のキャリアを考えた時、人材関連のこと以外にも挑戦したいと思い、何社かを経た後に、SNSを活用して企業のプロモーションを支援しているアライドアーキテクツに転職しました。そこでも5年間程働きましたが、その間にいろんなSNSが台頭していろんな情報が飛び交うようになりました。
青木:なるほど。そこから今にどう繋がっていくのかが気になります。
高梨:そんな時、プライベートでは2013年頃に資産運用をはじめまして。ただ、当時は支出が多くて給与が毎月ゼロになるような生活を送っており、資産運用するにもお金がなかったので、まずはお金を貯めるためにExcelで家計簿を付けだしたんです。
青木:おお、なんだか今のお仕事につながるような出来事が…!
高梨:家計簿をつけてみると、月に10万円以上が飲み代で消えていることがわかりました。会社のメンバーやリクルート時代の繋がり、とにかく色んな人と飲んでいて。もちろん大事な飲み会もありましたが、お金の流れを可視化したことで「10万円も使ってるのか」と驚き、よくよくみると同じ人と飲んでることにも気づいて(笑)。そこでお金の使い方を見直して、不要な支出を改善して貯まった分を投資にまわしはじめました。
その後にマネーフォワードに出会い、これだと家計簿がもっと簡単につけられそうだと思って、半年ほど使っていたExcelから切り替えたんですよ。
青木:おお、マネーフォワードとの出会い。
高梨:使っていくうちに良いサービスだなと思い、そこでまずマネーフォワードに興味がわきました。その後、2016年までは前職で働いていましたが、先に元同僚がマネーフォワードに転職したと聞きまして。それで、彼から会社やサービスや広告の現状、今後のことを聞いて、選考を受けることにしたんです。
自分が使っているサービスに可能性を感じましたし、いろんな領域への可能性も感じて、今後のことも魅力的だなと。辻さんが、社員と会社に対してしっかりとビジョンを持っていて、良い会社だなと思ったので入社を決めたという感じです。その後は、広告営業のリーダーをしています。
クライアントとユーザーの課題を広告という手段を使って解決
青木:では、改めてチームのことについて教えてください。
高梨:部署のミッションはクライアントとユーザーの課題を広告という手段を使って解決することですね。
飯塚:元々はアプリで課題を見える化するという前提があり、さらに課題を解決するためのメディアがあり、その上でクライアントの情報を用いてコンテンツをつくるのが僕らの仕事です。ユーザーに向けてクライアントの魅力を伝えるというところですね。
青木:アプリやメディア、イベントなど、いろんな手法を用いてユーザーにアプローチができますが、クライアントはどこに魅力を感じてマネーフォワードを選んでくださっているんでしょう?
飯塚:クライアント視点ですと、お金に興味を持っているユーザーの方が多いというのは魅力のひとつになります。課題が顕在化されたユーザーさんがいらっしゃるというのは非常に大きいのかなと思いますね。
高梨:且つ、そういった方にターゲティングをしてアプローチできるというのもあると思います。より興味度合いが高そうなユーザーさんに向けて情報をお届けできるというのは魅力として大きいと考えています。
「不動産投資1DAYスクール」は業界の課題解決として大きな成果に
青木:飯塚さんは先日MVPを受賞されていましたが、表彰では「不動産投資1DAYスクール」について触れられていましたよね。
飯塚:不動産業界では、新聞広告やオウンドメディア等でしかユーザーさんと接点が持てないという課題があったんです。情報収集のサイト等もありますが、不動産の知識に長けた上級者向けの情報が多く、「ちょっと不動産投資に興味がある…」というような普通のビジネスパーソンへのアプローチができていなかったんですね。
同様に初心者のユーザーさん視点でも、情報が少ないという状況でした。その上、「不動産業界って、なんとなくちょっと怖い」みたいな印象があるという課題もあったようです。
青木:そんな状況で、不動産企業が主体で発信しても効果が出にくかったということでしょうか。
飯塚:新聞広告を出してもその新聞社が薦めている訳ではないですよね。それを「マネーフォワードという企業が信頼してお取引している企業様」に出店いただいてイベントを運営することで、初心者の方にも安心して来ていただけるのでは、というところから企画したのが「不動産投資1DAYスクール」でした。
マネーフォワードのユーザーさんであれば「不動産投資に興味があるけど情報がないなぁ」という方もいらっしゃると思いましたし、良いマッチングになると考えたんです。前例がない取組みでトライ&エラーでしたが、そんな中で初めて開催したのが昨年でした。
青木:私もお手伝いに行きましたが、たくさんの方がご来場されていて驚きました。
飯塚:そうなんです。昨年の開催時はマイナス金利関連の報道が多かったので、ユーザーにメリットがある情報を提供するために、クライアントと一緒に企画し、そういった情報についてのコンテンツも展開しました。その結果、予想以上に「不動産がテーマのイベントでいろんな会社のいろんな角度からの話を聞けるのが非常に面白い」という声をいただいたんです。
「特定の企業の話だけではなく、フラットな話が多くて面白い」「これはマネーフォワードだから出来ること」という感想もいただき、正直この反響は想定以上で驚きました。誰もが想像していない結果でWin-Win-Winでした。
橋村:この企画は、飯塚さん発信だったんですね。
飯塚:はい。僕が2015年末にマネーフォワードにジョインして、その時にアプローチできていなかったのが不動産業界だったんです。それで、ご訪問してお話を伺うと皆さん同じ課題を抱えていて。同じ業界内で同じ悩みを抱えているって珍しいんですよね。
色々データをみていても競合優位性があるなと思いましたし、良いご提案ができると思ったので、部内で提案してスタートしたのが2016年1月でした。
高梨:僕は入社して1か月後に運営側で参加して非常に面白かったですし、いちユーザーとしても勉強になる時間でした。
青木:確かにユーザー視点だとマネーフォワードのような中間的な立場の企業が開催していると安心感はあるかもしれませんね。
飯塚:その場をきっかけにした成約も複数あったようで、効果はとても大きかったみたいです。
クライアントとの繋がりは営業の醍醐味
青木:クライアントとの思い出深いエピソードなどがあれば聞かせてください。
橋村:僕は営業歴はまだ短いですが、転職をされたクライアントが「新しい会社でも話聞いてよ」とメールをくださって、それはすごく嬉しかったですね。その方と飲みに行かせていただいたのですが、実は「お客さんと飲む」というのが初めてで、とても印象深いです。成果を出すことはもちろん大前提にありつつも、そういう繋がりが消えないというのは営業の醍醐味だなと思いました。
高梨:繋がりは大事だよね。僕もリクルートの時とかもそうでした。
石田:営業の醍醐味ですよね。
青木:今日話を聞いてて、営業である皆さんは人との繋がりの部分をすごく大事にされていますね。
高梨:確かにそうですね。かずフォイは初めての経験だったってことて思い出深いでしょうね。
チームづくりや営業手法もトライ&エラーで面白い
青木:今日話していて感じましたが、皆さんすごく仲が良いですね。インタビュー中もすごく賑やかで。
高梨:いやあ、そんなことないですよ。
青木:いやいや(笑)。終始和やかで楽しくインタビューが進んでおります。
高梨:全員が揃うことも珍しいから今日はテンション上がっているのかもしれません(笑)。課題は山積みですよ。
青木:日中は顔を合わせるのが難しい中で、チームのコミュニケーションで工夫されていることはありますか?
高梨:そこは課題で、先日メディアチームのメンバーで合宿をやってチーム課題の解消に向けた具体案を話し合いました。
青木:おお、詳しく教えてください。
高梨:元々、普段のコミュニケーションやナレッジの共有が思うように出来ていないことに課題を持っていました。ミーティングでは数字関連の話に時間を使いがちでしたし、もう少し各々の取り組みやナレッジ共有も強化して、全員の営業スキルをあげていきたいと考えています。
営業歴の長い飯塚さんが不動産業界に向けた企画立案などでチャレンジされているので、もっと共有し合えるとチームとしてのスキルが上がっていくのかなと思います。
青木:チームづくりとしてはこれから色々やれることがあるという感じですね。
飯塚:クライアントの課題解決は大前提ですが、何社まわれば記事広告が売れる…というベストプラクティスがある訳ではないですし、勝ち筋を定めていくのはこれからだと思います。色んなことをトライ&エラーでやっていますし、セミナーやイベントも必ずしも毎回成功するわけではないんです。
高梨:メディア自体が成長段階ですし、その中で違う角度から新商品やイベント提案をするなど手法は様々ですしね。
飯塚:商品ラインナップがあって、提案方法が決まってて…という前職までの営業スタイルとは違って、それが面白さでもありますね。
石田:確かにそれは大きな違いです。
小森:主力商品もありますが、それで成果が出るという確証はないですもんね。
飯塚:そういう意味では今は面白い時期だと思います。
「カマス」になれ?なるな?
青木:小森さんと石田さんはまだ社歴が浅いですが、入社してみてギャップなどはありましたか?
石田:たまに聞かれるんですけど、あまりギャップはなくて思ったとおりの環境だったなと思っています。すごい方達ばかりで、社風や雰囲気は予想通りでした。
小森:私も大きなギャップは特になかったんですよね。一緒に働いている人や環境がこんなに恵まれてて良いのかなというくらい良い環境だと感じています。営業なので数字を気にしつつも、非常に健全な環境で働くことができているのでありがたいです。メンバーのことも尊敬していますし、自分も結果を出せるように頑張らないとなと思います。
高梨:すごい綺麗にまとめた(笑)。
小森:本当に思ってます(笑)。こないだは上長との1on1で、「入社して半年してこれからが本当の勝負でもあるから、”カマスになるな”」 って言われました。
青木:全社半期総会で人事の服部さんが話していたカマス理論の話ですね(笑)。
高梨:カマスって水槽の中で透明のフィルターをつけると最初はそこにぶつかっていくんですが、段々ぶつかることをやめて無気力になるという話ですね。動物園の象とかもそうです。どんな動物もそういう習性あるみたいですよ。
橋村:高梨さん詳しい。
小森:学習能力でそうなるんですかね。ぶつかるのをやめたカマスしか居ない水槽に、新しいカマスを入れて、それらがフィルターにぶつかりだすと、元のカマスが思い出したように再びぶつかりだすんですよね。もしかしたら…「新しいカマスになれ」ってことかもしれません。
飯塚:小森さんが新しいカマスに。組織を活性化する役割ですね。
小森:挑み続けるってことですね。
お金のリテラシーが上がっていく
高梨:クライアントとお話していると、自分たちでいろんなサービスを使ってみるようになるんですよ。運用方法とか、新しい商品とかにトライするようになって実践していくんですよね。「こんな金利のサービスあるんだ!」とか、日々発見があります。僕らは一番そういう情報に詳しいですし、それをメディアやアプリを通じて、よりわかりやすく知らせていくことがミッションで、ある意味特殊なチームだなと思います。
青木:仕事をしながらお金のリテラシーが上がっていきますね。
高梨:本当そうなんですよね。
小森:投資や決済サービスなど、皆なんらかの金融関連サービスを使ってますもんね。
石田:そうですね。意識の面でも全然変わりました。
飯塚:これだけ情報を浴びるから身近に感じられるってことですよね。
石田:その感覚が普通になっちゃいけないなとも思いますし、普通のユーザーさんの感覚を忘れないようにしたいです。
開発側と一緒に改善していきたい
青木:そろそろ終盤ですが、社内の方に伝えたいことってありますか?
飯塚:アプリが改善されると、クライアントもすごく反応してくれるんですよね。クライアントもアプリを使ってくれているユーザーなので、開発側と一緒に改善していく必要がありますし、本当に両輪だなと感じます。良いサービスをつくると僕らもご提案しやすくなると思っています。あと、MFクラウドシリーズを使っているクライアントもいらっしゃいますし、本当に両方で成り立っているんだなと思っています。
橋村:MFクラウドシリーズのメンバーからも「お客さんがこんなこと聞きたいみたいなので、行ってほしい」と声をかけてくれたりしますし、僕からも「MFクラウド会計の話が聞きたい」というクライアントを紹介したりします。会社の宣伝のつもりはないですが、良い人が多いなって思いますし、東京オフィスはビルが2つに分かれていますが、分け隔てなくお金の課題を一緒に解決していけたら良いなって思います。
高梨:僕ら以外は広告に触れる機会が少ないとは思うので、良かったら広告をみていただいて、いろんな意見をいただきたいです。現状はメディアチームの中で企画を進めていますが、他部署の方からもバナーや広告をみて「こう改善すると良いんじゃないか」みたいな意見をいただけるとすごく嬉しいです。
営業メンバーの夢を叶えるエンジニアを求む
青木:今後はどんな人と働きたいですか?良い意味で未熟なチームだなと思うので、仕組みをイチから作っていきたいとか、一緒にチームづくりをしたいとか、そういう方に向いてるのかなと感じました。
飯塚:そうですね。営業として働きに来るという感覚じゃなくても良いかなと思います。メディアの営業が得意です、という感じよりも、新しいマッチングをつくることに共感してくれて、世の中を動かしていきたいという気概がある方が楽しく続けてもらいやすいと思います。今までやっていたことが正解とは限らないので。
高梨:確かにどんどん新しいことをやっていますし、まだまだできてないことがたくさんあります。潜在的なお客様に対してのアプローチでの課題もありますし、そういうことに興味がある人ですね。小森さんとかどうです?
小森:え、私。本当そのとおりだなと思って聞いてました(笑)。
一同:(笑)。
小森:入社直後でも色々任せてもらえますし、スピードや意思決定がすごく早くて、既存のものだけではなく新しいものをどんどん提案していきたい人は楽しめるのかなって思います。
青木:うん、楽しそう。楽しそうだなって思いました、このチーム。
橋村:2回言った(笑)。
飯塚:毎日大変ですよ(笑)。
高梨:少し話が逸れますが、僕らの広告はクライアントの課題を解決することがミッションです。マネーフォワードのプレミアム会員には表示されませんが、僕は将来、広告ってお金を払ってみるものになるんじゃないかと思っています。それくらい価値のあるものを提供するべきですし、だからこそマネーフォワードでお金を払って広告をみる…みたいな。そういうものを作っていきたいです。
小森:プレミアム会員の方って、改善したいという想いが強い方が多いはずですしね。
飯塚:セミナーとかイベントもプレミアム会員の方の参加希望者は多かったりします。
青木:資産運用などの意識が高い方が多い気もしますね。
高梨:そうなんですよね。その辺りは今後考えていきたいなと思います。
小森:邪魔じゃない、価値がある広告をつくりたいですね。
石田:普通のバナー広告だと、「見ない」「邪魔」という良くあるイメージになりがちですよね。個人的に考えているのは、そうではなく「あなたにはこういうツールが良いですよ」という提案をしていきたいので、そこに向けてどんどん開発が進んでいくと良いなと思います。だから、もっともっとエンジニアの方に来ていただけると嬉しいです。
小森:今、すごくやりたい企画があるんですよね。クライアントの課題を知ることが出来たので、それを解決するために企画が実現できるよう、エンジニアの方に来てほしいです(笑)。やりたいことはたくさんあるんです。
高梨:僕らの夢をかなえるエンジニアさん求む!ですね。
青木:エンジニアの皆さん、お待ちしています!(笑)。