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『UXデザインのプロフェッショナル』になりたくて ─UXの重要性─

Photo by Jess Bailey on Unsplash

こんにちは! メンバーズユーエックスワンカンパニー(以下、ユーエックスワン)でUXディレクターをしているアラカワです。今回は私が気付いたUXの重要性についてご紹介します。


何故UXに惹かれたのか

前職にてアートディレクターとして紙媒体とWebサイトを制作していく中で、ターゲットに対してどのようなユーザー体験をしてもらいたいか、というところを起点にして、システム構築やコンテンツ企画を考える機会が増えていました。

もちろんビジュアル重視で誰かの目を引ければ広告的には良いのかもしれませんが、中長期的な視点で考えると「ユーザー体験を意識すること」は避けて通ることができなくなりました。

Web上で提示できる価値は何なのか、情報は十分か、足りていないコンテンツは何なのか、どのように組み立てればターゲットが迷うことなく必要な情報にたどり着けるのか……などなど、考えることは山積みでした。
しかし、UX設計について基本的にそれほどの知見もなく、経験則から『こうした方がいいんじゃなかろうか……?』という情緒的な理由でしか説明できなかったので、もっと体系的にUXについて知りたいと思っていたのがきっかけです。

しっかりとしたロジックと根拠が提示できれば、デザインに厚みが出るしクライアントに対して説得力もはるかに増すと感じていました。自分が説明できないことは他人に理解してもらえないですから。

UXの大切さを感じたきっかけ

ユーエックスワンにジョインしてから学びを通して思ったのは、『分かっていたけど、UX、めっちゃ大事!』ということでした。
特に『ユーザーの要望(顧客の声)は鵜呑みにしない方がよい』『Web上の課題と要望は異なる』『ユーザーの「意見」はあてにならない』というのは目からウロコでした。

前職では企業側(現場レベル/現場をあまり知らない上の人たち)の視点でしか改善されておらず、ターゲットが本当にほしい情報かどうかという議論がなされないまま、『目立たせたいから文字を大きくして』『色を変えて』『バナー増やして』……などという現場からの声にただただ対応するだけでした。
そこからPDCAを回して効果測定をしたりすることなど皆無で、ツールで見たときのクリック数に一喜一憂する日々でしたが『これではダメなのでは……?』とずっと考えていました。
しかもそのクリック数がコンバージョンにつながったかどうかという一番大事なKPIに対しての分析が無かったのです。

研修を受けて分かったことですが、測定ツールで分かることは定量的な数字で(それはそれで大事なのですが)、どうしてそのような結果になったのかという理由を探る定性分析が無かったからです。

また、経営側と現場の温度感が大きく違うことも問題を大きくしていました。
本来は絶対値で見るべき部分を【%】という相対的な数値で判断していました。

例えば【前月比200%に増えました!】と言われても、実数の【1】が【2】になっただけなのにそれで良しとしている状況に違和感しか感じませんでした。
これではデザイナーがどんなに心を砕いてデザインしても結果につながりづらいなと。

デザイナーがそこまで関与するべきではないのかもしれませんが、クライアントが求めているのは数字であり結果なのだとすれば、そこにどうコミットするのかを考えて最適解をデザインというフィルターを通してアウトプットするのがデザイナーとしての本分であり、責務であると考えていたので、それをUXという武器がある程度解決してくれるのではないかという期待が大きかったです。

もちろん、デザインを変えればすべて解決できる!と傲慢なことは思っていませんが 笑


これまでのUX/これからのUX

【UX】【ユーザー体験】という言葉はこれまでもいろいろな場で語られてきましたが、実際に設計してコントロールできる人材が不足しているのは事実です。
業界によっても必要であると感じているところとそうでないところがあり、温度差があるのもまた事実ですが、ユーザーに対して感度の高い業界や企業はいち早くUXに対する改善を行っています。

経験則だけではなく、確固たるロジックに則した設計とプロトタイプがあり、それがクライアントのベネフィットにつながり、さらにそれが社会貢献につながっていくと信じていますし、重要なことだと考えています。

ユーエックスワンでは未経験の方でもUXスキルがしっかりと身につく環境が整っているので、興味が少しでもあればぜひ応募してください!

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