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私がヤフーを辞めてメドレーに入社した2つの理由

こんにちは。オンライン病気事典「MEDLEY」の開発を担当しているエンジニアの竹内と申します。メドレーに入社して1年9ヶ月ほど経ちます。まだ2年も経っていないわけですが、メドレーの開発部では3番目の古株ということになります。

この「メドレーに入社した7つの理由」シリーズは社内で持ち回りなのですが、入社理由のことなどすっかり忘れていたため戦々恐々としておりましたところ、早くもお声がかかってしまったので、なんとか思い出してみました。ですので7つ挙げることはご容赦いただき、当時感じた特に大きな2つについて書かせてもらいます。

その1:開発組織を作り上げていく過程でjoinできることに魅力を感じた

私はもともと、新卒でヤフー株式会社に入社し、エンジニアのキャリアをスタートさせました。ヤフーは全従業員数はもちろん、開発組織としてもかなりの大所帯でしたが、私自身は入社4年目を過ぎた頃から、新会社(と新サービス)の立ち上げを担当する機会があり、それ以降エンジニア1人・デザイナー1人という小規模チームで開発をしていました。

そろそろ複数メンバーでの開発に戻りたいと考え、部署異動か転職を検討し始めましたが、新卒入社から5年以上経ち別の新しい世界を見る経験も必要と思い、転職を決めました。

いくつかの企業とお会いするなかで、転職エージェントの方に勧められてメドレーとも面談することになりました。(エージェントの方から代表の瀧口について、「若くて身長が高いイケメン」という謎の事前情報をもらっていましたが、実際に会ってみると確かに背が高くてイケメンで、声が低くてでかかったです)

当時のメドレーは従業員数2-30名程度、開発メンバーはエンジニア2人、デザイナー1人というかなり小規模な開発組織でした。

複数メンバーで開発できる環境を希望していた私ですが、瀧口の熱意とオーラから「この会社は今後成長していくに違いない。開発組織もどんどん大きくなるはずだ」と感じました。そのような会社に小規模な状態からjoinできることは、自分の経験にもきっと糧となるだろうと感じたことが1つ目の理由です。

実際、その後CTOの平山も加わり、現在は開発部も15名の組織となっており、当時の期待は間違っていなかったと思っています。

その2:大きな技術的負債を抱えていた

瀧口や当時の開発マネージャーとの面談で見えてきたのは、メドレーの主力サービスである医療介護求人サイトの「ジョブメドレー」が大きな技術的負債を抱えているということでした。

私も若かったので、そんな課題があるなら解決してやろうと、逆にそれが入社することへのモチベーションにつながりました。

ただ、入社後当時のジョブメドレーのPHPのコードを見た私は想像以上のカオスに大きなため息をつくことになりました。

入社から数日後に「機能追加案件もあるなか、負債返済をやるのか?」という議論があった際、「負債返済は機能追加と同等の価値があるのでやるべき」と当時の開発マネージャーに話しました(なかなか粋がっています)。

当時のジョブメドレー


当時のコードは以下のような状態でした。

・フレームワークを入れていない

・ところどころオレオレフレームワークになっていたり、リニューアルしようとした形跡がある

・コピペ実装されている箇所が多々ある

・ある部分を改修すると、意図しない別の部分が壊れる

・テストが無い

典型的なレガシーコードと言えるかもしれませんが、ただ悪い状態だった訳ではなく、PHPのバージョンは最新だったり、Chefでコード化されている部分もあったり、それまでのエンジニアの努力や苦労が垣間見える胸熱なコードでした。

さて、一口に負債返済すると言っても、その進め方にはいくつかあると思いますが、結論としては半年で一気にシステムをリプレースするという方針を決め、Ruby on Railsを採用したフルリニューアルを実施しました。

エンジニアの方から見ると、この苦労をお分かりいただけるかと思いますが(確かに大変でした)、2016年1月になんとかリニューアルを果たしたことで、開発効率は圧倒的に改善し、新機能の追加などをスピード感を持って推進することができるようになりました。

この半年のジョブメドレーの事業成長は、このリプレースなしではあり得なかったと思いますし、私自身としても本プロジェクトをやり遂げたことは大きな経験となりました。

現在のジョブメドレー


病気事典「MEDLEY」の開発体制と多様性

さて、ジョブメドレーのリプレースの後、紆余曲折を経て私はMEDLEYの開発を1人で担当しています。MEDLEYは、病気・薬・医療機関の検索、ニュース、症状から可能性のある病気を調べることができる症状チェッカーなどを提供するサービスです。

複数メンバーでの開発を希望して転職したにもかかわらず、結局また1人での開発に戻ってしまったように見えますが、これまで経験したことのないユニークな体制での開発ができており、面白い日々を過ごしています。実際にMEDLEYのリポジトリにコミットする中核メンバーは以下の3名です。

1. エンジニア(私)

2. ディレクター(理学療法士の資格を持つ元エンジニア)

3. 医師(私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由 by 沖山 翔

本職エンジニア以外も、それぞれのブランチで作業したものをpushしてpull requestを送って、、というgithubでの通常の開発をしていて、なかなか面白いリポジトリになっていると思います。

まとめ

今回は私がメドレーに入社した2つの理由と、入社後のエピソードを紹介しました。当時を振り返りながら書きましたが、忘れかけていた初心を思い出したような気がします。

メドレーでは、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まり、「納得できる医療」を実現するため日々開発を行っています。このような刺激的な経験ができる会社はとても珍しいと思います。

開発部が成長したとはいえ、まだまだエンジニアもデザイナーもディレクターも人手が足りません。刺激を求める方は是非、メドレーに遊びに来て下さい。是非よろしくお願いいたします。

ここまでお読み下さりありがとうございました。

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◆過去のメドレー社員の記事
第1回:ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由

第2回:現役ダーツプロの僕がメドレーに入社した7つの理由

第3回:デザイナーの僕がメドレーに入った7つの理由

第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由

第5回:ライフセーバーの私がメドレーで働く理由

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