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世界中を旅している私が、リクルートの新規事業責任者を経てメドレーに入社した理由

はじめまして、メドレーの寺町です。現在、私はメドレーでデジタルマーケティングの責任者ジョブメドレー事業のカスタマーサクセスグループを担当しております。

「カスタマーサクセスってどんなことをやるんですか?」と聞かれることも多いのですが、「既存のお客さんのコンサルティング営業グループです」とお伝えすると、「なぜマーケティングと営業を兼務しているの?」という疑問をよく持たれます。この点、社会人になる前からさかのぼって、私の人となりをご紹介しながら、ご説明できればと思います。

今でも変わらない「とにかくなんでも”まずやってみる”」性格

遡ること20年ほど前、高校生のときは、なんともマニアックな部活であるディベート部に所属していました。その時のテーマは、「日本はすべての原子力発電所を2020年までに代替発電にすべきである是か非か」。このテーマで半年以上調査し、議論をしていました。結果的に全国大会で優勝し、県民栄誉賞までいただきました。今振り返ると、そうとう頭でっかちな高校生で、嫌な奴だったなと自分でも思います。笑

(弁論大会の論題。全国ディベート連盟サイトより)

大学生になり、世界中を一人でぶらぶらと旅をしたり、芸大の大学院に通ったり、地域活性化のNPOをやってみたり、仲間と一緒に会社をしてみたりと、なんのつながりもないけれど、興味を持ったことを片っ端からやってみるという性格はこの当時からだったようです。

新卒で、リクルートに入社し、新規事業の営業、大手の法人営業、マーケティング、商品企画、新規事業の組織長を経験していきました。業界もITシステム、旅行、金融、ウェブマーケなど、職種も業界も様々な事業を経験しました。その異動も自ら手を上げ、興味のある部署に異動をしていきました。

リクルート最後の仕事は、「金融系の新規事業で短期で売上を作る」というミッションだけ与えられ、何をするかも、誰とするかもすべて委ねられました。「短期で売上を上げる」必要があったため、自社のアセットを効果的に活用することを起点に様々なリサーチを行い、事業領域を選定しました。

まずはメディアを作って興味を持ちそうな潜在顧客を集め、その後に詳細な事業の企画を行い、仲間を集め、サービスを立ち上げました。その後は、企業側とギリギリの交渉をしたり、ユーザーを集めるためにものすごいお金を使いました。「このお金をサービスの成長に繋げなければいけない」というヒリヒリした日々を送った結果、2年で売上20億円程度の事業にまですることができ、年間のMVPもいただきました

趣味も仕事もなんでもやってみるというのが基本的なスタンスは当時も今も変わっていません。

命の大切さを感じた経験は、自分のキャリアを見つめ直すきっかけに

社会人になってからハマった趣味がトレイルランニングと登山。海外で行われる100マイルのレースに参加したり、山登りをしたりをしていく中で、南米最高峰アコンカグアに挑戦しました。半年以上の準備をして登ったにもかかわらず、高山病になり意識も朦朧、ドクターストップ。すぐにレンジャーがヘリを呼び、地球の裏まで行った遠征は終わりました。

意識が戻り一人アルゼンチンの山奥にある病院で人生を振り返り、今回生き延びれた幸運さをしみじみと感じ、医療の意義を痛感していました。

帰国後は「担当していた新規事業を閉じる」という判断を迫られることがあり、その対応に追われる日々を過ごしていました。部署内にも告知をし、あとはトラブルなく事業の移管と撤退作業をするという状況になったタイミングで、ふと今後のキャリアについて考えました。

「より大きなマーケットかつ課題が山積な事業領域で、今までの経験をいかしたい。」

自問自答を繰り返していく中で、このような結論に至りました。その時、自身の医療体験を思い出し、それがまさに医療介護の領域だと感じました。今まで経験してきた事業領域とは大きく異なるけれど、だからこそ未知なる世界が広がっていて面白いに違いないと。

その後、初めて社長の瀧口に会い、2回目は社長と共同代表の豊田、当時の役員と共に恵比寿の店で朝まで飲み明かしました。その中で、高校時代から事業を行ってきた瀧口の鋭い嗅覚と実現させる実行力、共同代表で医師の豊田が持つ専門的な知識とネットワーク、一緒に飲んだ役員も含めエネルギッシュで優秀なメンバーが多様なバックグラウンドを持ちながら集結していることを感じ、この仲間とならよりよい未来を描けるに違いないと確信しました。

特に瀧口の大きな意思決定で勝負をかけられる経営者としての嗅覚と胆力に魅力的に感じました。自分にはそういった素養はなく強みが異なるため、組織においては相互に能力を補完しあえると考えたためです。

「なんでも屋」としてスタートしたメドレーでのキャリア

入社した当時は30人強の会社で、「戦略実行室」という新たに新設された組織でその名の通り戦略から実行まで、もちろん担当領域も問わず、本当になんでも屋という状況でした。具体的には、マーケティング、採用、CLINICSのカスタマーサクセスの立ち上げ、ジョブメドレーのカスタマーサクセス(コンサルティング営業)の立ち上げなどと様々な業務を行ってきました。

日々業務を行う中で強く感じたのが、「やればやるほど知らない世界が広がっている」ということです。日々学び、答えがない道を模索しながら事業を推進していきました。また自分自身が医療介護のサービスを受ける立場になったときに感じる課題も、「将来こう変えていこう」という日々の業務のエネルギーになっていました。順調に事業が拡大し、現在はマーケティングとジョブメドレーのカスタマーサクセスという2つの業務を軸に業務を行っています。

マーケティングの仕事も営業の仕事も非常に裁量権が大きく、戦略策定からその実行まで一気通貫して行っています。マーケティングにおいては年間で億単位の予算を担い投資を主導できていますし、営業においては新しく作ったカスタマーサクセスのチームをマネジメントしており、毎月の売上目標をずっと達成し続けながら、新規の売上を作ることを主導できています。

組織が大きくなると各グループのKPIが置かれ、その数字だけを達成することに走りがちですが、事業として本質的に価値があるかないかを考えながら、KPIを追いかけ施策を行っていけるのがこの会社の面白さだと思います。

この点は自分の性格である「無駄なことが嫌いで、ゴールに対して最短距離でいきたい」という思考とも近いのかなと考えています。組織が大きくなると無駄なことがどうしても増える傾向にありますが、意味もなく存在している無駄な業務や会議などは行わず、サービスの価値向上にエネルギーを注ぐというスタイルです。現状の効率性だけを追いかけるのではなく、未来に対しては新しいチャレンジをすることを推奨する風土があります。

(メドレーのマーケティングの魅力)

新規施策の稟議が通らないと悩むマーケティング担当が世の中に多い中、新しい施策をどんどん試していけるのもメドレーのマーケティング担当の楽しさであると思います。

オンラインの運用型広告だけでなく、例えば個別企業とのアライアンスや国外のまだあまり知られていないサービスの導入、オフライン施策まで、最も価値を生み出すことはなにかというゴールに向けて主体的に取り組むことができていると感じています。

ただ、簡単なばかりではなく、例えばジョブメドレーの事業は業界の5~8割引といった圧倒的な低価格でサービスを提供しているため、応募者の獲得CPAも他社より低く抑えなければなりません。そのため、他社と同じことをしていては勝てないため、知恵をいかに絞って拡大していくかが勝負を左右します。

(メドレーのコンサルティング営業の魅力)

私のチームではジョブメドレーのコンサルティング営業を行なっています。この業界では「医師」「看護師」など特定の職種を専門とした人材サービスが多い中、ジョブメドレーでは職種の網羅性が高いので、事業所全体のニーズをヒアリングした上で幅広く深い提案を行い、採用課題の解決を行なっています。

求人サイトというモデルをとっているため、人材紹介のようなピンポイントの求人を充足させるといったサービスを提供することは難しいですが、私がマーケティングと営業両方の部門を見ているため、効果の出る施策やデータを踏まえた提案が可能なことや、お客さんの課題をお伺いし新商品の企画も営業きっかけで行うことができるため、そこが強みになっていると感じています。

営業担当自身も必要なデータをすぐに取りに行ける環境にあるため、商品化までのPDCAをスムーズに繰り返すことができ、データ・ドリブンな企画力が求められ、そこが非常にチャレンジングなポイントです。

また、営業のカスタマーサクセスの組織ができてまだ2年ほどで、既存のお客さんのほんの一部しかサービスを提供できていないため、今後は大阪、名古屋などのお客さんにもより積極的に提案していきたいと考えています。

そんな私は、こんな人と働きたい

理想とする未来に近づくためにも、まずは目の前の小さな成果を着実に重ねていくことが大切だなと思っています。そのため、当たり前ですがマーケティングでも営業でも、どんな仕事であっても「結果にこだわる」ということを強く意識して業務を行っています。マーケティングの仕事も営業の仕事も結果が数字で現れるので、負け癖がついてしまうと、個人も組織もだらけていってしまいます。そうならない強いチームを作りたい。

KPIをたくさん設定しすぎてどれも達成できない目標を定めるのではなく、事業のスケールに最も影響するものを1つ定め、その数値はなにがあっても死守する。これが、正のスパイラルの組織状態(勝ち癖)をいかに作り上げるかで一番意識していることです。

こんな働き方やチーム作りにピンっときた方は、ぜひご連絡ください!現職の業界とは異なり少し躊躇する方もいるかもしれませんが、異業種からの転職も非常に多いのであまり心配はいりません。私もその一人なので、自信を持って断言できます。

医療介護業界は、これからさらに大きな変化が訪れると思います。

人材の領域もそうですし、システム活用の側面でも同様ですが、日本の医療介護業界はテクノロジーを生かした課題解決の余地が、まだまだたくさん残っています。例えば、カルテを電子的に運用している医療機関はまだ3割にとどまっています。7割はいまだに紙のカルテなのです。カルテだけではありません。インターネットの会社では急速に普及が進んでいるダイレクトリクルーティングの手法も、まだまだ活用が進んでいないのが現状です。

一方で、例えば地方の病院に目を向けると、人材の都心への集中が加速する中で、なかなかいい人材を獲得することが難しい状況が続いています。他の業界に比べても「適材適所」を作りづらい状況にあるのです。ジョブメドレーはそんな業界において、このダイレクトリクルーティングという手法を浸透させることにより、人材の偏在の課題を解決していくことを目指しています。

まだまだ自力で採用力をつけていくことが難しい業界ですが、だからこそ、資格を持ちながらも働いていない方へのアプローチや、UターンやIターンの可能性も含めた様々なアプローチができるよう支援していきたいと考えています。

このように数多くの側面で、日本の医療業界はまだまだテクノロジーを活用できていません。この巨大な課題に向き合うのがメドレーの使命であり、その実現を目指すことで、他では得られないような社会への貢献度や達成感を味わうことができると考えています。

そんな業界の未来を一緒に作っていきませんか?

ぜひ、ご応募をお待ちしています。

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メドレーが提供しているサービス

・医療介護福祉の人材採用システム「ジョブメドレー」

・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY

・クラウド診療支援システム「CLINICS(クリニクス)

・医療につよい介護施設・老人ホームの検索メディア「介護のほんね

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