スキルよりも"責任感"と"明確な意思"--成長企業で活躍する人材の共通項
アメリカでも成功を収めている株式会社メルカリ、ヘルスケア分野で4つの事業を展開している株式会社メドレー、料理動画メディア「DELISH KITCHEN」などを運営する株式会社エブリー。3社のプロダクト担当役員が登壇し、社内で成果を出す人物の共通項についてトーク。それぞれの企業がスキルよりも大事にしているものとは?
https://logmi.jp/business/articles/161147
はじめまして。株式会社メドレー事業推進本部の宮原です。
現在、医療介護求人サイト「ジョブメドレー」のコンテンツプロデューサー 兼 編集者をしています。メドレーには2018年8月1日に入社して、あっというまに3ヶ月が経ちました。
同僚からは「1年前からいる気がする」「初日からフレッシュさはなかった」と言われてちょっと悲しいのですが、個人的には“それくらいメドレーにフィットしている”と考えています。(根拠はとくにありません笑)。
今回のブログでは、これまで約10年ほど編集者・ライターとして働いてきた自分がメドレーと出会い、とくに迷うことなく入社を決めた理由をお話しします。
4年制大学を卒業後「毎日スーツ着て会社に行くのは無理」「文章を書くこと・編集することは得意」と思っていた自分は、フリーのライターとして生活していました。
今はなき新宿アルタスタジオで台本を書いたり、テレビ朝日で企画書を書いたりして、仕事自体はとても楽しかったです。(ミーハーなので芸能人と会えるのが嬉しかった)。
しかしながら、当時は収入も安定していなかったため、一般企業に就職した同期に引け目を感じていたし「結婚とか子供をつくるのは無理かもしれない」と考えていて、常に将来への不安を抱えていました。
幸福度を低めに設定していた生活が上向いてきたのは、旅行雑誌の編集記者になってからです。
当時の働き方と将来への不安を抱えていた自分は、地元のハローワークにふらっと立ち寄り、偶然見かけた「旅行誌・編集アシスタント募集」の求人に勢いで応募しました。
すると、職員さんがその場で電話をかけてくれて「採用枠1名が埋まりそう」「今から面接に来てくれれば検討してくれるらしい」とのことだったので、すぐさま家に帰って、父親のスーツを勝手に着て、地元千葉から渋谷の会社まで飛んでいき……晴れてその場で採用となったのです。
(トルコの世界遺産・カッパドキアをバギーで巡る図)
入社した編集プロダクションでは、いくつかの出版社が発行する「旅行ガイドブック」の制作を請負っていました。想像に難くないと思いますが、紙の編集プロダクションの仕事は体力的にも精神的にも相当ハードです。
周りの先輩たちはベテラン揃い、ほとんどの人が英語を難なく話します。入社初日には「英語できません」「これといった特技もありません」状態だった自分に対して、「なんでこの人を採用しちゃったの??」という不穏な空気が広がっていたことを今でもハッキリと覚えています。
自分としては「この会社で編集スキルを徹底的に身につけよう」と思っていたので、先輩たちを追い越すべくめちゃくちゃ働きました。常に締め切りに追われていて、当時の彼女(現在の奥さま)と一緒に過ごせる時間はほとんどありませんでした。
そんな厳しい環境のおかげもあり、入社2年目の終わり頃から1人で海外取材に行くことができるようになりました。年に数回、1ヶ月半くらいかけて世界遺産を巡ったり、現地のアクティビティを体験したり、ホテルやショップを取材して回ったりして、忙しいながらも充実した毎日を過ごしました。
(カナダでザトウクジラの撮影に出発する前の1枚)
編集プロダクションで働いて3年がたった頃、自身の興味はITを活用した情報発信に移っていきました。そんななか、代表にWantedlyで「話だけ聞いてみたい」とメッセージを送ったことがきっかけとなり、イベントやセミナーの内容を全文書き起こしで配信するWebメディア「ログミー」に入社します。
今でこそ多くのユーザー(なんと月間300万人…!!)が使っている「ログミー」ですが、オフィスを訪ねた当時は社長1名・アルバイトの数名体制。ドアに表札すらかかっておらず、パッと見ものすごく怪しい会社のように感じられました。
当時の自分はというと、長年付き合っていた彼女との結婚を間近にひかえた状態。立ち上がったばかりのスタートアップに飛び込むのは非常に勇気のいる決断です。
そのときの心境を振り返ると、「彼女にダメって言われないかな?」「結婚して子どもができたとき、家族を養っていけるかな?」と毎日不安で眠れない日々を過ごしていた・・・・ということは実はあまりなく、直感的に「この社長とだったら絶対にうまくいきそう」「ダメでも彼女に支えてもらえばいいや」と考えて、1人目の社員としてスパっと入社を決めました。
その後、3年半にわたってサービス成長のために奔走し、私生活でも1年目に無事結婚、2年目に長男を授かりました。もちろん今でも家族3人で仲良く暮らしています。
(休日は長男と遊んで癒されています)
ログミーでは、おもにビジネスパーソンに向けたコンテンツづくり、IT系のカンファレンスの取材やスタートアップ経営者へのインタビューなどを担当していました。
入社2年目には新サービス「ログミーファイナンス」の立ち上げにともない編集長に就任。勝手の違うIRの世界にとまどいながらも、毎日兜町に足を運び、クオーターごとに300社を超える上場企業の決算説明会を取材することで自分を鍛えました。
サービス自体も、企業のIR担当者や機関投資家、個人投資家の方々とコミュニケーションを重ねた結果、少しずつユーザーが増えて、業界認知度も高まってきています。
メンバーが続々と増えた3年目には「ログミー」と「ログミーファイナンス」の両サービスの編集長として、チームのマネジメントやイベント企画を担当するようになります。
オフィスを2回移転するくらい人が増え、新しいサービスが立ち上がり「ずいぶん大きい会社になったな…」と感慨深くはあったのですが、「新しい環境で自分の力を試してみたい」という気持ちが大きくなり、少しずつ転職を視野に入れるようになりました。
転職を意識しはじめた頃、エージェント経由の紹介、知り合いのツテ、気になる人へのダイレクトメッセージなどをふくめて約30人に話を聞きにいきました。どの企業も魅力的ではあったものの、これといった決め手になるものがなく、転職自体を見送ろうかなとも考えていました。
ちょうどその頃、メドレーで採用の責任者をしている加藤からスカウトメールが届きました。
もともとメドレーの存在は知っていて、業界で話題になった加藤の転職エントリも読んだことがあったので、「話だけでも聞いてみようかな?」という気持ちで返信しました。
しかしながら、その時点では「医療」というテーマを遠いものに感じていたし、自分がメドレーで働くことになるとはまったく想像していませんでした。
「なぜメドレーに入社したのか」。この質問は入社前後にいろいろな人に聞かれたし、このブログを書いている現在においても、とても言語化が難しいと感じています。
今後、メドレーを転職候補に入れてくれる人のために、強いて理由をあげるとすれば、面接の過程で「自分の役割が見つけられたこと」「素直にこの人たちと働いてみたいと思えたこと」の2点に尽きるような気がします。
初回の面談は「CLINICS事業部」と「ジョブメドレー事業部」のグループマネジャーを兼任する小川が担当してくれました。
小川からは会社全体のビジョン、各事業部のミッションについて聞くだけではなく、先輩として子育ての相談に乗ってもらったり(小川は2児の子を持つお父さんです)、小川の人生を逆インタビューしたり、あまりの話しやすさに1時間の面談があっという間に終わってしまいました。
(「和気藹々と話すシーン、ください」というカメラマンのオーダーに惜しみなく応える小川)
個人的にはすでにこの段階でメドレーへの興味が強くなり、気がついたらWantedlyの「私がメドレーに入社した理由」を毎日読むようになりました。
1次面接を終え、メドレーへの興味が強まったものの、医療ヘルスケア領域の事業会社で働くことには依然として不安を感じていました。
とくに事業会社で働く編集者によくある悩みとして、「社内にメディアに理解のある人がいない」「開発や営業の力が強くて話を聞いてもらえない」という声を聞いていたので、「メドレーも同じような環境かもしれない」と思いながら2次面接にのぞみました。
石崎はメドレーの取締役であり、現在所属する事業推進本部の上長でもあります。
(ログミーで石崎登壇のイベントを取り上げたことも)
石崎は複数のIT企業でメディア運営に携わり、ビジネスの成果を上げてきたということもあり、仕事のポリシーについて、事業会社の中で期待する役割、入社した際に関わることになる「ジョブメドレー」の理念について、自身の疑問や不安を1つずつ解消するように話してくれました。
(この時点で「もうメドレー入りたい!」となり、内定をもらってないのに奥さんに「転職するね」と伝えました。)
その後、最終面接の前に代表取締役医師の豊田が書いた本を読んだり、社長の瀧口から直接メドレーが目指す未来の話を聞いたりするなかで、医療ヘルスケア分野の課題についてより身近に感じることができ、「転職活動を続けても、これ以上にやりがいを感じられる会社はない」と思い、内定の連絡をもらったあとに即答で入社を決断する流れとなりました。
メドレーに入社してからは、医療介護求人サイトを運営する「ジョブメドレー事業部」に配属となりました。
配属後は、上長の石崎から「一度組織の中でガッツリ業務体験をしたほうがいい」という話があり、1ヶ月半にわたって求人原稿作成、事業所の電話サポート、インサイドセールス、新規顧客への営業など、これまで経験したことのないあらゆる業務を経験しました。
はじめは正直「あれ?自分は編集で入ったはずなんだけどな…」と戸惑っていたのですが、事業を知り、他事業部で働く人たちのことを知り、サービスの先にあるお客さん・ユーザーを知るなかで、事業全体への理解が深まり、あらためて自分がやるべきことが明確になりました。
その後、プロダクトやサービス全体の改善に横断的に関わっている「事業推進本部」に異動となり、現在はオウンドメディア「なるほど!ジョブメドレー」の運営に従事しています。
「なるほど!ジョブメドレー」では、医療介護業界の人手不足を解消するため、転職希望者に役立つ知識や現場で働いている人を勇気づけられるような情報発信をおこなっています。
現在のチームは少人数体制。サイト規模的にも、業界認知度的にもまだまだこれからです。しかしながら、実際に記事を読んで応募した人の入職が決まったり、現場で働く人たちから共感や感謝の声が得られることに非常に大きなやりがいを感じています。
それは過去の自分がキャリアに不安を抱えていて、たまたま編集職の求人に出会うことができたということもあり、人の人生を左右する「仕事」や「働き方」というテーマに強い思い入れがあるためかもしれません。
上長の石崎からは「短期的な数字は追わなくていい」「とにかく毎週新しい挑戦をするように」と言われています(ポイントは「失敗していいけど、挑戦しなかったら評価しない」ということだと認識しています笑)。
会社全体の目標があって、ユーザーと顧客が抱える悩みがあって、医療ヘルスケア領域特有の制約があるなかで、トライアンドエラーを重ねて、最終的な利益にどのように貢献できるか。そのような難しい挑戦ができることも、事業会社の編集者としてやりがいを持って働けている要因だと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。メドレーの魅力は伝わったでしょうか?
自分がメドレーに入社して感じていることは「組織の多様性が持つ強み」です。
メドレーには、医師や弁護士、外資系企業出身者、元お笑い芸人からミュージシャンまで、普通に生活しているとまず出会わないメンバーが集まっています。(それぞれのメンバーについては「私がメドレーに入社した理由」をご覧ください)。
そのようなメンバーが集まり、個々の能力を発揮し、「インターネットを通じて、医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションに一丸となって挑んでいる会社は他に類を見ないと思います。
なので、メドレー全体としては「この領域だったら誰にも負けない」という能力と意気込みのある人、他職種の人をリスペクトできる人、個人ではなく組織全体で大きな社会課題を解決したいという人などがフィットするのではないかなと考えます。
また、個人的にはメドレーがもつ3つのバリュー(「未来志向」「中央突破」「凡事徹底」)のうちの1つである「凡事徹底」にすごく共感しています。
「誰にでもできる凡事を非凡な水準で極めよう」
というバリューは医療ヘルスケア分野の課題解決に不可欠だと思っていて、鮮やかなストレートやフックでは倒せない強敵を、正確無比なジャブやボディブローでじわじわと追い詰めるような、職人的なカッコよさがありませんか?
その「凡事徹底」や「未来志向」「中央突破」というバリューに共感して、一人ひとりが本気で体現しようとしているのがメドレーという会社です。
自分が現在関わっている「ジョブメドレー事業部」でも幅広い職種で採用を行なっているので、こんな想いに共感していただける方はぜひご応募をお待ちしています。
第1回:ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由
第4回:私がドクターヘリを降りて、メドレーに入った7つの理由
第8回:Googleのエバンジェリストをやめてメドレーに入社した僕が6つに割れたバキバキの腹筋を手に入れるまでに実行した7つのステップ
第10回:年収36,000円のお笑い芸人が、メドレーに入社するまでの7つのステップ
第11回:医者にならずに7年過ごした僕がMEDLEYニュースを書く7つの理由
第12回:何がしたいのかわからなかった私がメドレーの仕事にやりがいを感じる7つの理由
第13回:厚生労働省の医系技官だった私がメドレーに入社した3つの理由
第14回:7年いたリブセンスをやめ、マエダがメドレーでデザインしたいこと
第15回:IPOを経験した私が、次のステージにメドレーを選んだ理由
第17回:整体師を11年やっていた私が、34歳でメドレーに転職して「介護のほんね」に取り組む理由
第18回:マザーハウスでバッグを販売していた私が、メドレーで見つけたひとつの目標
第19回:SIerとWEB業界を経験したエンジニアがメドレーに入社した理由
第20回:青春を捧げたチアリーダーを引退した私がメドレーという舞台でクリニックを応援することに決めた理由
第21回:インターンを経て新卒で入社した私が、メドレーを選んだ3つの理由
第22回:なんでもできるようになりたかったエンジニアがメドレーへ入社した理由
第23回:新卒から9年働いた会社を飛び出した私がメドレーに入社した理由
第24回:結婚2年目で転職を考えた私が、メドレーに入社した理由
第25回:「命に関わる仕事がしたかった」私が、MRを経てオンライン診療の未来に賭ける理由
第26回:「何でも屋」街道をワイルドスピードしている私が、「介護のほんね」と共にメドレーに入社した理由
第27回:元タカラジェンヌの私が、第二のステージにメドレーを選んだ理由
第28回:「漠然と医療に携わりたかった」私が、勇気をふりしぼってメドレーに飛び込んだ理由
第29回:29歳で社会人経験がないまま上京した元バンドマンの私がメドレーで働く理由
第31回:キーエンス、リクルート、プロボノ活動を経て、私がメドレーに転職した理由
第32回:作業着にヘルメット姿で働いていたわたしがメドレーに入社した理由
第33回:ウォーターボーイズだった僕が、エンジニアになってメドレーに入社した理由
第34回:やりがいとワークライフバランスの両立を探して、私がメドレーにたどり着いた理由
第35回:リクルートで人事一筋だった私が、新たなチャレンジの場にメドレーを選んだ理由
第36回:ベンチャーでコーポレート部門の立ち上げやIPOを経験した私がメドレーに入社した理由
第37回:大学を2留し社会人経験もなかった私がメドレーでチームリーダーになるまで
第38回:結婚しても仕事のやりがいを大事にしたい。キャリアアドバイザーの私がメドレーを選んだ理由
第39回:CAからfreee、そしてメドレーへ。エンジニアの私が医療×ITの世界にチャレンジする理由
第40回:「医者は臨床現場で頑張ってこそ」と考えていた自分がメドレーにいる理由
第41回:アイスタイルでエンジニア、JapanTaxiでマーケターを経験した私が、今メドレーを選んだ理由
第42回:ウエディングプランナーだった私がITベンチャーの新規事業に飛び込んだ理由
第43回:プロDJから中小企業の役員を経験した私が、メドレーで再出発を決めた理由
・医療介護福祉の人材採用システム「ジョブメドレー」
・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」
・オンライン診療アプリ/クラウド型電子カルテ「CLINICS」
・医療につよい介護施設・老人ホームの検索メディア「介護のほんね」