medibaのデザイナーたちが、取り組みや知見を月イチで発信していく連載企画「mediba Designers」。
第21回はUIマネージャーの高柳亜矢(たかやなぎ・あや)に、今年度目指しているデザイン組織のあり方について話してもらいました。デザイナーの 解決力や実行推進力のレベルアップを図るため、取り組もうとしていることとは?
こんにちは、UIマネージャーの高柳です。
久しぶりにブログ担当になり、何を書こうか色々考えてみました。
プロダクトでの取り組みや成果についてはメンバーに任せて……5月後半になってしまいちょっと遅いですが、今回は今年度デザイン組織として取り組みたいことについて書こうと思います。
組織課題について
今デザイン組織にはUXデザイナー8名、UIデザイナー25名が在籍しています。
トータルで33名もいるので規模的にはだいぶ大きくなってきたのですが、若手が多く、案件を推進できるリードデザイナーが不足している状態です。
ユーザー調査をしたり、UI設計やビジュアルデザインする力はあるものの、リードデザイナーがいないことで何を作るのかが決まらずに右往左往。そんなことが各所で繰り返され、疲弊していくデザイナーが増えていきました。
また、デザイナーはディレクターやエンジニアとの間を取り持つことも多く、共通認識がないまま非効率な業務を多く抱えている状態も多くありました。
今年度はデザイナーが活躍する年に
この苦しい状況を解決するために、2つの活動を実施しようと考えています。
- リードデザイナー育成「プロジェクトマネジメント力」強化
- 他職能とコラボしたデザインガイドラインの整備
リードデザイナー育成「プロジェクトマネジメント力」強化
日々の疲弊する状況をなんとかしたいけど、解決の仕方がわからないメンバーが多い印象なので、まずはやり方を可視化・体系化しようと考えています。
さらに実際の業務で実践を繰り返すことによって、スキルが身に付いていくのではないかと目論んでいます。
単純に組織内の課題というだけではなく、つくるだけのデザイナーは市場価値が下がる傾向にあります。
その状況を打破するためにも”プロジェクトマネジメント力の強化”はとても重要だと感じています。
他職能とコラボしたデザインガイドラインの整備
先ほど組織課題でも挙げた通り、”共通認識がないまま”非効率な業務を多く抱えています。
さらには、medibaではプロダクトごとに各々のやり方で進めているため、ナレッジ共有がほぼされていません。
そのため今回は、デザイナーとエンジニアで職能を超えて連携したチームをつくり、課題に取り組むことにしました。
まずは、プロダクトチームごとに連携している事例を集め、連携プロセスの可視化・体系化。
そして、デザイナーとエンジニアで分断しているガイドラインを共通で使うツールにすべく、これもプロダクトチームごとにバラバラだった設計思想を揃え、統一しようと考えています。
これらによりデザイナー・エンジニアともに業務効率化になり、認識がずれることもなくなり、さらにはディレクターとの認識齟齬も減らせるのではと思っています。
リードデザイナー積極採用中
育成をメインにお話ししてきましたが、一緒にこの組織を成長させていくリードデザイナーも募集中です。
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