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友達か、イチミかの決断で得たものは?インターンCOOの今!


今回は、障害者の就職支援を行うLOGZGROUP株式会社の子会社である
イチミ株式会社のインターンCOOであり、同じくCEO杉浦日向子を支える頼れるパートナー、板垣勇渡さんにインタビュー!

令和的組織改革を掲げ、なんとインターン生だけで経営を行っているイチミ株式会社。爆発的なリーダーシップを誇る杉浦日向子を中心として、ナショナルクライアントからスタートアップまで、幅広いクライアントの採用を支援。それを圧倒的手腕で支える実務の要、板垣勇渡は、実は迷える子羊だった!?


脱、中途半端。

ーーすごく気になることがあって、学生のこの時期に人生かけてやろうと思えるものってなかなか見つからないと思うんですよね。
そんな中で、板垣さんはなぜイチミの取締役という大きな責任を伴う仕事をしようと決意したんですか?かなり大きな決断だったと思うのですが。

そうだね。実は、僕も当時は死ぬほど悩んでたんだよね。(笑)
その決断に至った経緯を今から話すね。
2018年の8月からLOGZではエンジニアとしてインターンやっていたんだけど、そこからまあデザイナーやったりとか、LOGZは障害者の就職支援をやってる会社なので、そのスタッフもやってたりした。

じゃあ、元々何でインターンやろうと思ったかというと。
実は最初、友達3人と起業しようとしていたんだよね。でも、起業するとなったら、HP作ったり、WEBサービス作ったり、プログラミンが必要だと思ったので、スクールに行った。でも実務経験が無いと何もできないと思ったので、そういう経験ができる、インターンを探した。そこでLOGZを見つけたんだよね。

じゃあ何でそこからイチミにジョインしたかというと。友達とずっとやってたのは良いんだけど、すごく中途半端になってしまっていた。善くも悪くも友達として仲がよかったんだよね。だから、ビジネスの関係ではなかったんだよ。大学生活もあるし、起業することにそこまでコミットできない。そんな中、インターンしていた親会社の社長にイチミの役員やらないかって誘われた。
そのとき、3人の内一人はエンジニアとしてすごく頑張っていた。そいつが、俺はエンジニアとしてキャリアを積んで修行したい。と言っていて。その時点で3人の足並みはそろっていなかった。また、その事業(デートコースの作成)もそこまでやりたいものじゃなかった。これで世界変えるとかもなかった。熱量はそこまでなかった。このままやっても中途半端で終わる。

実際にやっていたデートコース作成アプリ↑

だから、いったんもうやめて、いつかまた3人で何かやりたいものができたとき成功する可能性を上げといた方が良いんじゃないかって思ったんだよね。それぞれの場所で一回力をつけようって。そのときは4年生の8月で、周りの大学生は就活も終わっている人は終わっていて、実はすごく焦りもあったんだよね。普通に就職するのもありかなとかも考えた。
それでもやっぱり、自分がまだ何をしたいとか決まっていなかったし、経営とかにも携われていろんなことができて、一番力がつくイチミに入ろうと思った。

ーーじゃあ今は修行中なんですね!起業しようとしていたとは驚きました!その3人との出会いはどんな感じだったんですか?

もともと僕ともう一人は、青学の学生団体で一緒だったんだよね。その団体でその子とはイベントとか運営したりしてて、実際に上智で行われていたものを参考にして、浴衣デーってイベントをやったり、2人でコンテストに出たりした。そういう活動をする中でビジネスをやってみたいと思うのはもはや必然だったと思う。でも、学生団体で営利活動をすることは認められていないから、起業しようってことになったんだよね。それでそのときにもう1人が加わった感じかな。

ーーもともとかなり活動的な学生だったんですね!じゃあ、今も最終的な目標はまたその3人で事業をすることなんですか?

そうだね。いつかできたら良いとは思ってるかな。


ーーそもそも、板垣さんってどんな子供だったんですか?今でこそ、すごく温和で誰にでも優しいというイメージがありますが、どういう風に育ってきたんですか?(笑)気になります。


子供のころは、かなり落ち着きのない子供だったかな(笑)。ダンボールで遊んで手を縫うくらい切ったり、道路からはみ出てたトラックのクレーンに頭ぶつけたり、電柱にチャリで突っ込んで大怪我したり、かくれんぼして頭を思いっきり木にぶつけてたんこぶ作ったりしてた(笑)。

親にも、基本やりたいことはやらせてもらえて、小1から英会話も習ってたし、中学受験もさせてもらった。父親にとっては念願の息子だったから、なおさら丁寧に育ててもらったかな。

小1から高3までずっとサッカーをやってて、小さいころからかなりアクティブだった。中学の頃はいつの間にか学級委員長になってたし、人前で何かをやることは多かったかな。でも、自分からゴリゴリ引っ張っていくタイプではないから、常にだれかには助けてもらってた。なんかかりそめのリーダー感あったね(笑)。
あとは昔からこだわりはすごく強くて、何でもかんでも人とは違うものを選ぶぞって思ってた。それは今もだけど、自分が選ぶものはとことんこだわりたいって思ってる。

あとは、基本的には、大きな選択を迫られる時には何も考えずに決断してきたかな(笑)。大学の決め手は家が近いこと、っていう言葉はよく僕を表していると思う。
だからこそ、イチミの取締役をやるか、友達と起業するか、っていう人生を左右する大きな決断をしなければならないときは本当に死ぬほど悩んだ(笑)。

イチミで今何を思うのか。


ーーまず、率直にイチミってなんの会社なんですか?

イチミでは、採用コンサルティングの事業をしていて、その中でも今メインでやってるのは、Wantedly とか採用媒体の運用代行。後は、長期インターン設計のコンサルティングとか。長期インターンの設計は、まだ始めたばかりで、本当にこれからって感じだね。

イチミで働けることの魅力は、自分のなりたい姿に近づくために必要な力を仕事を通してできることだと思ってる。例えば僕だったら、1つの何かに特化して力をつけたいとは思っていなくて、デザインもプログラミングも、写真も動画も経営も色々とできるようになりたいと思っているから、それを仕事につなげて学んでいけるのはすごく楽しいし、成長できる。

ーーイチミでは自分のやりたいことができるんですね。次に質問なんですけど、板垣さんが今イチミで仕事をしている中で、一番課題に感じることって何ですか?

そうだね、やっぱり経営の経験とか全くない中で、全部自分でやらないといけないというのは本当に大変。財務の知識もつけないといけないし、法律とか制度とか、まだまだ勉強しないといけないところがたくさんあるんだよね。

他にも、今やってる自分たちの事業って、アウトソーシングで、労働集約型の仕事だから、インターン生とか他の方を採用して、業務とかを任せていかないといけないんだけど、そこのうまく任せるところとか、引き継ぐところが難しい。今自分が持ってるノウハウとか知識とかをきちんと言語化して、それを分かりやすく伝えないといけない。それが大変だし、課題に感じている。

ーー確かに、自分の考えを言語化して人に伝えるって本当に難しいですよね。
じゃあ逆に、仕事をしていて一番楽しい瞬間って何ですか?

それは、やっぱり結果が出たときかな。特に今やっているWantedlyの代行のお仕事だと、自分が関わらせていただいて、求人とか出してると、そこから採用に繋がったりだとか、エントリーが増えたとか、PV数が増えたりだとか、結構分かりやすく結果が出るような仕事で、それが分るのは楽しいし、そこがやる気に繋がる。
クライアントさんを持つことには、大きな責任も伴ってくるし大変だけど、その分達成感もある。うまくクライアントさんと連携できていい結果を残せたときは、本当にうれしい。いかにクライアントさんといい関係を築き、どうやったらクライアントさんの要望に応えることができるかを考えることが、うまくWantedlyを運用するコツなんだよね。

後は人が増えるのも面白いね。やれることが増えてくっていうのはやっぱり楽しい。その分組織としてのパフォーマンスも上がるし、クライアントさんの要望にも応えやすくなる。やっぱり人にノウハウを伝えていくのは大変だけどね。

後自分はクリエイティブなことが好きだから、写真撮ったり、レタッチしたり、動画編集したりするのは楽しいかな。

ーーイチミではインターン生を募集していると聞いたんですけど、インターン生にとってイチミで働くことの魅力はなんですか?

僕たちは、令和的組織改革を掲げて、インターン生を主体に組織を運営している。だから、インターン生には、自分のやりたいことをいくらでもやらせてあげられる自信がある。今のインターン生にはいきなりクライアントを任せちゃってるしね。
クライアントさんの中には、年商何十億って会社もあって、インターン生のころからそんな会社の社長と採用ミーティングしたりするのは、本当にすごいことだと思うよ(笑)。
もちろん、それには大きな責任も伴ってくるし少し大変だけど、その分本当に成長できるし、僕たちも徹底的にサポートするしね。

しかもそれって、企業側にもすごくメリットがあるんだよね。学生の視点を取り入れて採用活動をすると、普段見えないところが見えてきたり、今の時代の感覚的なところを簡単に取り入れることができるから、時代に合った採用戦略が立てられる。新卒採用している企業だったり、インターン生を募集している企業は、特に有効なんだよね。

ーー板垣さんがイチミを経営して、生きていく中で、一番大切にしていることは何ですか?

常に新しいものを受け入れていくことかな。

学生のくせに何言ってんだって思うかも知れないけど、これってやっぱり意識してやらないと難しいと思ってる。自分がこれが正しいと思ってやってきたことが覆されるようなことってやっぱり受け入れがたいし、今自分は若いって言われてるけど、後数年もしたらその若さの感覚的なものがなくなるかもしれない。若者ならではの視点とかがなくなるの怖いし、だからこそ常に新しいものに目をむけて、取り込んでいくってことは大切だと思ってる。後普通に面白いものは面白いしね。そういう新しいものとか、何がうまくいっているのかとか、流行ってることとかの仕組みを考えるのはすごく楽しい。

あの選択に価値を。


ーーでは最後に、3人の事業を辞めて、イチミに入ると決断してから4ヶ月たったと思うんですけど、何か3人の変化はありますか?また、今の板垣さん自身の思いを教えてください。

考え方、見てる世界が似てる3人で、それぞれ進んだ業界は別だけど、みんな結果は出してる。実は3人でシェアハウスしてるからみんなの成長とか努力とか直に感じるし。

今は、事業をやめる決断をしてよかったと思っている。当時はこれでよかったのかとか考えたし、正直後悔することもあった。

実は、自分だけイチミの役員をやるって決めて、この2人には後ろめたい気持ちもあったんだよね。実際当時2人は納得してなかったみたい。でも、3人でしっかり話し合ってお互いの考えを伝え合ったら納得してくれたし、応援もしてくれてる。この3人で本当によかったと思ってる。

僕は色んな人に支えられてここまで来た。あの2人にも、LOGZの古徳社長や仲間たちにも、ゼミのメンバーにも、親にも。今まで関わってくれた人みんなに本当に感謝してる。僕は、人に頼るのが苦手で、自分で何でもしようとしちゃうんだよね。でも、それを見た周りの人が何も言ってないのに助けてくれる。こういうのって、支えられてるときには気づかないんだよね。だからこそ、絶対にみんなにはいつか恩返しをしたいと思ってる。でもそんなことできる実力は無いから、まず自分が必死に成長するべきだと思ってる。そして、それが結果的に恩返しすることになると思ってる。

あの選択に価値を与えるために、僕はこれからも頑張っていかなきゃいけない。

ーー人柄がにじみ出てますね。。。そんな板垣さんだからこそ周りの人も助けたいと思ってくれるんだと思います。板垣さんの過去の話が聞けてよかったです。今日はありがとうございました!

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