緒方広海(おがた・ひろうみ)
LITALICOジュニア副事業部長。臨床心理士、公認心理師。行政機関にて心理専門職として15年間勤務し、精神保健福祉センター、発達障害者支援センター、子ども家庭総合センターなどで、乳幼児から成人期までの精神保健福祉・障害福祉の分野で幅広く心理臨床業務に携わる。その経験をもとにLITALICOへジョイン。現在はLITALICOの中で支援に関わる指導員への研修やスーパーバイザー育成の統括などに従事。
行政で心理専門家として勤務していた緒方さんですが、どんなきっかけでLITALICOへの転職を決めたのですか?
緒方:行政で働いていた頃は、アルコール依存症や薬物依存症、大人のひきこもり等の個別ケースの対応に加え、小学生のメンタルヘルスも担当していました。
5年くらい心理職として勤務すると様々なケースに対応できるようにはなったのですが、心理職1人につき丁寧にかかわれるクライエントの人数って30人程度が限界だと思うんですね。
僕が務めていたさいたま市には、人口が130万人いるんです。
仮に1割が困りごとのある人だったとしたら…支援が必要な人は13万人。
そう考えると、「自分ひとりの力だけでは到底足りないな」って痛感したんです。
そんなことを考えていたタイミングでLITALICOとの出会いがあり、家族や地域も巻き込む支援スタイルに共感し、転職を決めました。
一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を。
LITALICOジュニアならではの働き方の選択肢はあるのでしょうか?
緒方:心理職の求人は、多くが非常勤カウンセラーですよね。
比較的条件のよい求人が多いため、無理のないペースで週2~3日程度で働いている方もいます。
ただし、単年度契約のため翌年度の仕事が不明確だったり、常に就職活動をする必要があったりと、そういった点においては不安定さがあるかもしれません。
LITALICOジュニアの場合、(非常勤雇用の募集枠もありますが)フルタイムの常勤職として仕事ができるというのは利点として挙げられるかと思います。
また、平均年齢が30代ということもあり子どもを育てているスタッフも多く、産休・育休制度を整えています。
スタッフの声で、育児休暇は最長6年まで延長可能という新しい制度も始まりました。
2022年4月からは時短正社員制度も始まるので、それぞれのライフスタイルに合わせて安定した働き方を検討いただけます。
大切なのは、個と環境の両方にアプローチすること。
家族や地域への支援が、そのお子さまの幸せに繋がっていく。
心理職として働くやりがいは何でしょうか?
緒方:LITALICOジュニアで大切にしているのは「個と環境の相互作用によってお子さまの困りごとは生まれる」という考え方です。
そのため、家族支援「ペアレントトレーニング」や、園・学校と連携する「保育所等訪問支援」など、お子さまを取り囲む環境面にもアプローチをしていきます。
個別に支援をするだけでなく、お子さまが普段生活している現場にも出向いて環境面にアプローチできることに、やりがいを感じているスタッフが多くいます。
LITALICOジュニアには、どんなスタッフが集まっているのでしょうか。
緒方:LITALICOで働く心理職は、毎年少しずつ増えてきています。
具体的には、臨床心理士や公認心理師、臨床発達心理士といった資格を持つ心理職が働いていますね。
他にも、教員免許や保育士、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士など様々な資格や経歴を持っている人たちと横並びで支援をしていきます。
それぞれの持ち味を活かしてお子さまや保護者さまへの支援を検討できるという点でも、気づきや学びを得られる環境だと思います。
最後に、どのような心理職の方を求めているのかを教えてください。
緒方:LITALICOジュニアの支援は、教室の中でお子さまと1対1で向かい合うだけじゃなくて、家族や地域などに対しても、幅広く支援をしていきます。
個と環境の両方への支援に関心のある方にぜひ、LITALICOジュニアで働くことを検討いただけると幸いです。
関心のある方はぜひ、説明会へご参加ください。あなたのご参加お待ちしております。
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