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育休復帰からコンサルタント職へ。フレックス制度を活用した“自分らしい働き方”

こんにちは!LITALICOライフ編集部です。LITALICOライフ(以下、ライフ)で活用されているフレックス制度&リモートワーク。

今回は育児休暇明けからライフに異動し子育てをしながら働かれている、コンサルタントの多田菜津美(ただ なつみ)さんにお話をお伺いしました!

多田 菜津美(ただ なつみ)
2011年10月にLITALICOに入社し、LITALICOワークス、人事企画・新卒採用を経験。その後にLITALICOワークスでマネージャーを務め、2020年3月に産休・育休に入る。復帰後、2021年3月にLITALICOライフに異動し、コンサルタントとして従事。
趣味:食べることと旅行
家族構成:夫、2才の息子の3人家族


そもそも「フレックス制度」って?

ー多田さん、よろしくお願いします!今回はLITALICOライフで活用されている「フレックス制度」についていろいろお聞かせください!

多田さん:よろしくお願いします!LITALICOライフも、過去には変形労働制でした。ただ事業の特徴に合わせて、今より社員が働きやすくなる、生活しやすくなる、成果を出しやすくするために、フレックス制度が導入されました。

フレックス制度は、簡単に言うと「一日、いつどれくらい働くか、休むかを個人が自由に設定できる」という制度です。これは1日の勤務時間を固定せず、1ヶ月の総労働時間と出勤日数を定めているものです。

その中であれば、出勤・退勤時間は自由なんです。コアタイムもありません。以下の図のようなイメージですね。

ーなるほど!自分の生活やお客さまの状況に応じて、臨機応変に調整ができるんですね。

多田さん:全社一律に導入されているわけではなく、職種の働きやすさに合わせて部署単位や子会社単位で導入されています。

正直、育児をしている私にとっては、とてもありがたい制度であることを実感しています。

ーそこらへんも、ぜひ後ほど詳しく教えてください!

実際のコンサルタントとしての1週間は?

ー具体的な1週間は、どんな感じなのでしょうか?

多田さん:1週間をお伝えすると、こんな感じです。


多田さん:子どものことで平日休みを取ることもあります。休みの日は、家事をしつつリフレッシュすることも。

土曜日はお客さまのご希望が多いのでほとんど面談が入りますが、日曜日は保育園がやっていないので、毎週休日にしています。

フレックス制度で自由な時間配分+社会資源の活用を

ーフルタイムでの育児休暇からの復帰を経験してみていかがですか?

多田さん:今、コンサルタントという自分にとって新しいキャリアに挑戦できているのは、フレックス制度のおかげと言っても過言ではありません。

私にとっても第一子の出産を経て、初めての職場復帰。少なからず不安はありました。

でも実際にやってみると、例えば17:00に保育園にお迎えに行き、夕ご飯をつくって息子と一緒に食べた後、寝かしつけをした後に1~2時間ほど勤務する、ということもできたりして。

時間と場所を選ばないので、働きやすいと感じていますね。

ー育児との両立で工夫されていることはありますか?

多田さん:夫は出張が多い職種のため、家を一定期間空けることもあります。なので正直、両立というにはどうにもなっていないときも多いです(笑)。

洗濯物の山がそのまま…なんてこともありますね。保育園が家のすぐ裏にあり、近いのもあって何とかかんとかしのいでる、の方が正しい表現かもしれません。

ライフのコンサルタントの場合は、働き方や業務内容含め、比較的自分の裁量でコントロールしやすい仕事ではあると思います。

その上で、育児との両立は制度や社会資源をいかに活用してやっていくかが重要だと思います。

ー制度のみならず、社会資源の活用が大切なんですね。

多田さん:その通りです。息子の体調や仕事の状況によって、ファミリーサポート(※1)や、病児保育(※2)を活用することもあります。家まで来てくれるので、とても助かっています。

あとフレックス制度の良いところは、「子どもが熱出しそうだな」と思ったときに、先に時間調整をしてパッと病院に連れていけることです。

ほかのメンバーの働き方を見ていても、お子さんがいるパパ社員が平日に子どもを習い事に連れて行ったり、保育園の送り迎えをしているとをよく聞きます。

夫婦で子育てをしていく上で、フレックス制度がある意味、その一助を担っているのかもしれませんね。

(※1)ファミリーサポートとは、行政がおこなっている子育て支援の取り組みの一つ。保育園などへの送迎や一時預かりなどさまざまなサポートを提供。
(※2)病気の子どもを預かってケアするサービスのこと。

育休中はコロナ禍…リモートワークを始めて

ー加えて、産休に入ったタイミングはちょうどコロナ禍だったと伺いました。育休明けからリモートワークは実際にやってみてどうでしたか?

多田さん:リモートワークの頻度は、私の場合週4日程度。本社までの出社は通勤時間が約1時間ちょっとなので、もし毎日出社となると、移動時間だけで毎日2時間以上かかります。

それを勤務に充てられるだけで、全く働き方が違うと思います。

子どものお迎えがあるので、延長保育をしても通常働けるのは19:00まで。

あまり残業ができない私には、とてもメリットを感じます。

育休復帰と新しいキャリアへの挑戦が重なって

ーそもそも、育休復帰と同時に部署異動することに不安はなかったのでしょうか?

多田さん:それはもちろん、ありました。そもそも「フルタイムですぐに復帰できるんだろうか…?」など、細かいところもたくさん気になりましたね。

異動前はLITALICOワークスという障害のある成人向けの就労支援を行うサービスでマネージャーをしていました。複数の拠点をマネジメントする立場で。

産休・育休中は自分のキャリアについても、とことん考えました。ただ、想像したり考えたりするだけではイメージが沸かない部分は、ライフの先輩ママ社員がいたので、どうやって育児をしながら働いているかなどの話を聞くことができました。

例えばフレックス制度を活用しても子どもへの時間捻出が難しい場合は、有給も活用するといいよ、という風に。

柔軟性が高いほど、自由と責任のバランスが重要

ーライフでは「自由と責任」もカルチャーとして大切にしているそうですね。実際にお話を聞くと、かなり柔軟性は高いと感じましたが、どうでしょうか?

多田さん:そうですね。本当に私を含め、周りを見ていても副業したり、ほかの活動をしていたり、働き方の自由度が高いことをとても肌で感じています。

一方で、自由度が高く、柔軟性もある制度な分、自分を律する力が必要だと思います。

それが「自由と責任」に込められている思いだと思います。ライフは、上司がいない組織です。自分で自分の管理やケアはしなければいけない。極端な話をすると、遊ぼうと思えば遊べちゃうような環境かもしれません。

でも自分自身が立てた目標がありますし、もちろん達成状況は給与にも反映されていきます。
そして何より、楽な方に流れちゃうと結果、自己成長にはつながっていかない

当たり前のことですが、この自由と責任のバランスを自律してコントロールしていくことが求められていると思います。

“自分らしく働くこと”がお客さまにそのままつながる

ーコンサルタントとして大切にされていることはありますか?

多田さん:ライフの事業コンセプトには「自分らしい人生を共に描き、そのひとりの幸せに貢献する」というものがあります。

これは同時に、コンサルタント自身も「自分らしい人生」を描くことを指していると解釈しています。

お客さまの自分らしい人生をサポートするには、まず私たち自身が、自分らしく人生を歩んでいることが重要だと考えています。

ーお客さまに「自分らしい人生」を描いてもらうために、まずはコンサルタント自身から…ということなんですね。

多田さん:そうなんです。お客さまに「お子さんのことだけじゃなくて、ご自分のことを大事にしてほしい」など、面談の中でお話することもあります。そのようにお伝えすればするほど、私たち自身もそうあらねばならないと感じるんです。

ほかのメンバーを見ていても、刺激を受けることも多いですよ。就労継続支援B型(※3)の事業所を経営している人もいれば、休みの日にはバーの店長をやっている人がいたり。

いろんなやりたいことを実現できる。

それを「働き方」という視点で、後押しする具体的な制度としてのフレックス制度、リモートワークなんですよね。

(※3)就労継続支援B型とは、年齢や体力などの面で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスのこと。


ー多田さんにとって、“自分らしく働く”とは?

多田さん:これは感覚的にですが、LITALICOという会社で働いている中では、ずっと自分らしく働けていると感じていますね。

お客さまに「これは不要だ」というものをサービス提案することは、まずないです。

相談に乗りながら「この方にとって、どんな問題解決ができるだろうか?」ということをずっと考えている気がします。

やっていることも、思っていることもすべて一緒なので、自分の中では一貫して「一番、お客さんにとって何がいいんだろう?」を考えられる。

その時間こそが、私らしく働いている瞬間だと思います。


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