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プレスリリース 2018年8月27日(http://litalico.co.jp/news/12010)
「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を全国展開する株式会社LITALICOが開催している、テクノロジーの力で社会課題にアプローチしていく課題解決型コンテスト「SOCIAL FIGHTER AWARD(ソーシャルファイターアワード)」は、「学校」をテーマにした第一弾の1次審査を実施し、最終審査会に進むファイナリスト6作品を選出しました。6作品の制作者・チームがプレゼンテーションを行う最終審査会は9月17日(月・祝)に、東京・品川の日本マイクロソフト株式会社で開催します。
「SOCIAL FIGHTER AWARD」公式サイト: https://socialfighter.jp/
■ 「SOCIAL FIGHTER AWARD」について
当社では「社会課題をテクノロジーで解決する」ことを新たな挑戦として掲げ、2017年4月より発達障害のある子どもを支援するスマートフォンアプリの配信を世界150以上の国と地域で開始。これまでに8タイトルを配信、シリーズ累計ダウンロード数は100万を超えており、世界中で利用されています。
アプリの提供を通じて、国内のみならずグローバルからもこうしたプロダクトが求められていることを感じる一方、教育・福祉の領域にはまだ解決されていない社会課題が多くあり、解決に向けてテクノロジーの力が有効に使われているサービスはまだまだ少ないと考えています。
世の中の困り事を一つでも多く、早く解決するためには、技術の力を活用した社会課題解決の輪を広げていくことが重要と考え、テクノロジーの力で社会課題に立ち向かう人を「SOCIAL FIGHTER(ソーシャルファイター)」と定義し、多くの人々によって社会課題がゼロの世界を目指すコンテスト「SOCIAL FIGHTER AWARD」を開催することとなりました。コンテストの開催により「課題・アイデア」と「テクノロジー(技術)」が出会い、様々な社会課題(ビジネスシーズ)と技術(テクノロジー)が掛け合わされる場をつくることで、社会が前進する環境をつくることを目指しています。
■ 141作品の応募から、1次審査を行い6作品のファイナリストを選出!
初回の開催となった今回は、「学校にある課題を攻略せよ」をテーマに、4月5日から7月31日まで応募を受け付け、当初の想定を上回る141作品の応募がありました。ひとつずつの応募作品に対し、「IMPACT(独自性の高さ・驚きやワクワクがあるか)×TECHNOLOGY(技術の凄さ・完成度の高さ)×POSSIBILITY(課題に対する実現性・応用可能性の高さ)」の3つの視点で一次審査を実施し、ウェブサービスやVR、ARの仕組みを活用したものなど、ユニークな6作品を最終審査に進むファイナリストとして選出しました。
<最終審査プレゼン選出作品概要 (応募順・敬称略)>
◼まねっこLEDミラー
・応募者(チーム)名:Code for Aichi
・テーマ:笑顔で過ごせる時間をつくりたい!
・概要:楽しみながら、表情づくり、コミュニケーションできる機会をつくりたいというコンセプトで、表情のデータをAIが分析して「絵文字」で表示します。遊びながら笑顔や表情のトレーニングができます。自分の表情と同じ表情を返す「まねっこする」という感覚のアイテムです。
◼作品名:落学記(らくがっき)
・応募者(チーム)名:つくるラボ
・テーマ:勉強嫌いをなくそう!
・概要:授業がつまらなくて教科書に落書きをして遊んだ思い出があると思います。落学記は教科書の落書きを友達とシェアするアプリです。教科書をカメラでかざすと、ARで友達が書いた落書きを閲覧することができます。面白い落書きで友達と一緒に爆笑し、学校生活が楽しくなるだけでなく、教科書を開く回数も増えます。
◼作品名:mirror notes (ミラーノーツ)
・応募者(チーム)名:渡邉清峻
・テーマ:絵が上手くなって人気者になれる!
・概要:「半透明のパネル」によってスマートフォンに映されたイラストがノートに投影され、なぞるだけで簡単に上手なイラストが描けるひみつ道具です。他の人からは投影されたイラストは見えないため、まるで「さらさら」と上手に描いているように見えます。
◼作品名:フライング・ブランコ
・応募者(チーム)名:3Blancos
・テーマ:運動オンチでも楽しく遊べる
・概要:公園からはブランコだけでなく多くの遊戯具が撤去されています。大人とこどもの遊びに接点が無くなりつつある昨今において、誰もが知っているブランコ遊びをVR空間内で再構築→拡張し、新たな遊びへ進化。「ブランコ+靴飛ばし」の遊びに、靴を無限に飛ばせたり、ブランコで空を飛んだり、VR空間ならではの要素を加えた作品です。
◼作品名:Smart Class Room
・応募者(チーム)名:金澤圭
・テーマ:恥ずかしがり屋でも「わからない」を先生に伝えられる
・概要:ボタン型IoTデバイスを使って、授業が分からないことをこっそり先生に伝えられます。ボタンを1度押すと「わからない」、2度押すと「わかった!」ことを伝えます。先生には、クラス全体の理解度を時系列で伝え、インタラクティブに授業を進めることができます。
◼作品名:偉人チャット
・応募者(チーム)名: IZIN
・テーマ:学びに興味が持てるツール
・概要:教科書に載っている「偉人」たちとのチャットを通して、偉人の出来事の調査・学習や共通点を発見し、様々な分野に興味を持ってもらうチャットボットサービス。コンセプトは「偉人との距離は思ったより近い」。教科書に出てくる馴染みのある「偉人」をチャットボットとして会話フローを設計し、ウェブチャットを通して興味を持ってもらいます。
■ 豪華審査員が参加する最終審査プレゼンを9/17(月・祝)開催!一般聴講を受付中
ファイナリスト6作品の制作者・チームは、日本マイクロソフト株式会社で9月17日(月・祝)13:30より開催する最終審査会でプレゼンテーションを行い、最優秀賞に当たる「BEST OF SOCIAL FIGHTER賞」と部門賞を決定。最優秀賞には賞金100万円が贈られます。この最終審査会には一般の方の聴講も可能となっています。教育分野に関心のあるエンジニア・クリエイターの方や教育現場にITの技術を取り入れたいとお考えの方など、関心のある方はどなたでも参加可能で、聴講者投票で決まる部門賞への投票権も与えられます。参加希望の方は公式サイト(https://socialfighter.jp/)内の応募フォームからお申し込みください。
<SOCIAL FIGHTER AWARD最終審査会 開催概要>
日時: 9月17日(月・祝) 13:30~17:30(13:00開場)
会場: 日本マイクロソフト株式会社 品川本社(東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー)
聴講参加定員: 250名(先着順)
聴講参加費: 無料
審査員紹介(50音順・敬称略):
・綾部 和 (株式会社Millennium Kitchen 代表、『火星カレー』プロデューサー)
ゲームデザイナー、シナリオライター、カレー店オーナー。1965年函館市生まれ。数々のゲームデベロッパーでプログラマーとして経験を積んだ後、 1997年(株)ミレニアムキッチンを設立。代表作『ぼくのなつやすみ』で日本ゲーム大賞ニューウェーブ賞受賞。 『ぼくのなつやすみ2』『ぼくらのかぞく』が文化庁メディア芸術祭審査委員会 推薦作品に選ばれている。
・上杉 周作 (元EdSurgeエンジニア)
1988年日本生まれ。カーネギーメロン大学卒。 Apple・Facebook・Palantirでエンジニア職、Quoraでデザイナー職を経験。その後半年間日本でニートになり、2012年9月よりシリコンバレーの教育ベンチャー・EdSurgeに就職。2017年1月に退職して1年間、世界を旅する。
・金子 大和 (exiii Inc. COO / Product Lead)
UCLA卒業後、2013年よりモバイルゲームのプロダクトマネージャーとして大手ゲーム会社に入社。2015年より視線追跡型VRヘッドセットを開発するFOVEへ立ち上げメンバーとして参画。VP of Productとして製品開発の統括と拡大するエンジニア組織の基盤構築を担う。2018年2月にexiiiへ入社。現在はXR向け触覚ウェアラブルデバイスの製品開発と事業運営を統括。
・岸田 崇志 (株式会社LITALICO 執行役員CTO)
博士(情報工学)。大手ネットワークインテグレータを経て、2009年5月グリー株式会社に入社。エンジニア兼事業責任者を経てJapanStudio統括部長、開発本部副本部長を歴任。2013年10月同社執行役員に就任。その後、新規タイトル開発やクリエイター育成に従事。2015年11月株式会社LITALICOに入社、執行役員CTOに就任。
・こども審査員
このほか、5月に行った関連イベント「ideathon for kids」に参加した子どもたちに、最終審査会の審査員として参加していただく予定です。