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社外CTOに聞く!ITの力でフードロス削減のECサイト「KURADASHI」をさらに加速させるためには

株式会社クラダシは、社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営し、世界的な社会課題のひとつであるフードロス問題を解決するべく事業を展開しています。

クラダシで働くメンバー紹介企画の第六弾では、この度社外CTO(Chief Technical Officer)に就任しました「ぎわさん」こと高際さんをご紹介いたします。

ーまずは自己紹介をお願いできますでしょうか。

1990年生まれで、大学院在学中に渡米しました。大学院在学時からスタートアップを立ち上げたり、シリコンバレーの大手通信企業でソフトウェアエンジニアとして1年間インターンをしたり、日米でソフトウェアエンジニアとして経験を積んだ後に、26歳でCTOとしてインスタイル株式会社に入社しました。
INSTYLE GROUPでは北欧家具を中心に扱う株式会社イルムスジャパンの代表取締役やアパレルブランド運営会社の株式会社INSTYLE APPAREL等の代表取締役を歴任しました。
INSTYLE GROUPでは様々な経験をさせてもらい、エンジニアだけでなく経営者やマーケター等複数な強みを持てるようになりました。

ークラダシに社外CTOとしてジョインすることに決めたきっかけを教えてください。

最初にクラダシを知ったきっかけは、友達がクラダシで働いていたことです。2021年2月の「シューイチ」を皮切りに、クラダシはテレビで取り上げていただくことが増え、サーバーの強化が急務となっていました。しかしそのタイミングのクラダシには自社のエンジニアがおらず、インフラ作りのために試行錯誤している状態でした。
テレビ放映に備えてサーバー対策を手伝うようになり、徐々にECサイトに欠かせない開発部分も担当するようになりました。

これからどんどん成長を遂げていくであろうクラダシに、根幹部分の基盤づくりを担うエンジニアとして関われるのはとても面白いと思ったこと。僕が2009年頃にNPO、NGOの募金サイトの運営を手伝っていた事があって、その事業は当時はうまく行かなったのでそのリベンジをしたいと思ったこと。僕自身も小さい頃阪神淡路大震災で被災しているので、代表の関藤の体験と少し重なる部分があったこと。クラダシメンバーが面白いことなどなど、様々なことが重なり、社外CTOとしてジョインすることを決めました。

ークラダシの開発はどんなことをされているんですか?また、どんなことを目指しているんでしょうか?

クラダシで主にやっているのは、エンジニアの組織を作ることと、成長に耐えうるサービスの基盤を作ること、の2つです。
エンジニアの組織づくりには採用から関わり、クラダシのスピード感に耐えられる柔軟な組織づくりを目指してます。
成長に耐えうるサービスの基盤づくりにおいては、現状EC-CUBEで運用されているクラダシのサービスを、Shopifyを中心とした構成に移行するということと、クラダシの複雑なバックオフィス業務の効率化をやっています。現状のEC-CUBEは、いろいろな歴史があり技術負債が溜まっており、近い未来にメンテナンスの限界がくることが見えていました。その中で、様々な制約がある今、ECサイトを作るとしたら、これがベストという構成を目指して開発しています。構成としてはShopifyを起点にGCP(Google Cloud Platform)上にPHPのLaravelをベースとしてShopifyアプリを作りながら開発する予定です。バックオフィス業務は現状、Google スプレッドシートを使った秘伝のタレのような運用になっているので、そこを紐解いて効率化できるように社内サービスを開発しようとしています。

ークラダシの現状の開発体制を教えてください。

Shopifyへの移行は、Shopify Partner of the Year 2021 - Japan にて数千社のパートナー企業から選ばれる「Fast-Growing App Developer of the Year」を受賞した株式会社ハックルベリーと組んで準備を進めています。実はクラダシには優秀な業務委託メンバーが集まってくれているので、日常のプロダクト開発等は彼らが推進してくれています。ただ、今後やりたいことをスピード感を持って推進するためには、ビジネスドメインをしっかりわかるエンジニアが社内に必要となってきます。

ーぎわさんはこれまで様々な会社での経験がおありですが、ぎわさんから見たクラダシの魅力やクラダシで働くやりがいを教えてください。

クラダシの魅力はやはり、ビジネスの面白さと人です。昔、NPOやNGOの募金サイトの運営を手伝っていた時に、NPOにボランティアなどに行って感じたのが、やっていることは素晴らしいのですが自分たちで利益が出せるようなところまで運営ができておらず、運営基盤が脆いということでした。クラダシでは利益の追求と社会貢献を両立させているところがすごいなと思います。また、Shopifyの移行の意思決定に一番あらわれていますが、上場を目指しているタイミングでサービスの基盤を載せ替える決断をするというのは中々できることではないので、それを判断し、実行しているメンバーには感動しました。

ー反対に、クラダシの課題は何だとお考えですか?

事業としてやりたいことに対して、開発の体制が追いついていないのが課題だと思っています。サービスの新規機能として、共同購入や、ダイナミックプライシングなどもありますが、表から見えるサイトだけではなく、バックオフィス業務などが特にそうです。営業担当者が日々さまざまな仕入先とやり取りをして大量の商品を仕入れて、Google スプレッドシートを駆使して、試行錯誤しながら賞味期限内に売り切る運用はまさに芸術です。業務フロー等、ドキュメントがきれいに整っているのに、自動化まで行っていない等、非効率なところが多くあります。組織づくりや運用フローはしっかりしているのですが、自動化すればもっと効率的になるのにマンパワーで解決させてしまうみたいなところもあり、そこはITの力を使って正しく改善していきたいです。

まだまだ成長段階にあるため、より多くの方にKURADASHIを使っていただき、フードロスのさらなる削減を目指すためにはやはり、サイトの強化とバックオフィス業務の効率化は必要不可欠です。そういった意味では、先ほども述べた通り社内にもエンジニアが必要となってくると考えます。
チャレンジ精神があり主体的にものごと進められる人はぜひクラダシにジョインしてほしいですね。クラダシは、意思決定が早くチャレンジングな選択肢を取る組織だと思っているので、自分の可能性を追求できると思ってます。


ー最後に、この記事を読んでいるエンジニアやECサイトの基盤づくりに興味を持っている方々へメッセージをお願いいたします。

クラダシが今後事業を拡大していくにおいて、サイトとバックオフィス業務の改善は必須です。安定してサービスを運用する守りの部分を強化しながらも、今まで以上に大胆な仮説検証を進める攻めの姿勢も崩さないために、より柔軟で強固な基盤を作っていく必要があり、サービスの刷新などを含めて、主にバックエンドからフロントエンド、さらにはインフラの設計から開発の意思決定までお任せできる人を探しています。

中の人になって一緒にフードロス削減のECサイトの課題解決をしたい方はぜひ!ご応募お待ちしております。

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