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【イチ押し!のヒト#04】Sustainable BusinessをEnableする人!

こんにちは、インパクトジャパン のPlanner Marukoです。
ちょっとお久しぶりの「イチ押し」です。

第4回は、Creative + Marketing Department (C+MD)の”Mayu”です。

群馬からフルリモートでSustainable Business Enablerとして働くMayu。
2人のお子さんを育てながら、他の団体とのダブル(時にトリプル?)ワークで働く、パワフルでエネルギーにあふれたメンバーです。

実はMayuは、ただのMayuではなく、”帰ってきたMayu”なのです。
なぜインパクトに戻ることになったのか。どこがインパクトで働く魅力なのか。
早速聞いてみましょう!

ソーシャル×ビジネス:興味の起点は、インパクトでの経験から

現在は、サステナブルビジネス領域のプログラムの企画やステークホルダー調整を主に行っています。直近では、THOUGHT LEADERSHIPという次世代リーダー層の能力開発プログラムの体験会を推進しています。またCommunity Action Learning(以下、CAL)というコミュニティの課題解決を通じて、研修参加者の能力開発を行うプログラム企画やコミュニティ開拓も行っています。

インパクトに復帰したのは、今年の1月です。
さかのぼること10数年前、私はClient Partnerとして個社クライアントを担当していました。当時、Impact Global、特にUKでは"Sustainable" が、すでにキーワードになっていました。具体的には、課題解決を求めているコミュニティ(例:介護施設や幼稚園など)に、企業の若者が入っていき、コミュニティと共に学び、解決策を創り上げていくCALがUKでは推進されていました。

当時の日本国内では、依然として”企業は利益追求、NPOはボランティア”という認識が強いように個人的には感じていました。そんな中、当時社長だったYutakaさん(現・会長)から「JapanのSustainable関連の案件は、全てMayuがやって!」と一任されたのです。

必死でCALを日本でも実施できないか考え、行動する日々。
そんな中、あるグローバルなヘルスケア企業の人事部長さんがCALに興味を持ってくださりました。その部長は、社内のビジョン浸透を推進するため、共に学ぶリアルな場としてのCALに強く興味を持ってくださり、採用してくれたのです。その時の経験が私の原体験と言えるかもしれません。

プログラムは、病気で長期入院している子どもたちを対象に、彼らを支援するNPOと協働して場をデザインしたものでした。ヘルスケア企業の次世代リーダー社員達は、「子どもたちの将来の夢をかなえるお手伝いをする」という課題に取り組みました。日常業務で、病院や医師との関わり合いがあり、ヘルスケアマターに触れ慣れている企業の社員が向き合う、子どもたち一人ひとりのリアル。それは、想像や想定をはるかに超えたものでした。「目の前にいる彼らのために何ができるのか」。リーダーたちは、真剣にそして真摯に、自分達ができることを問い直しつづけました。

この経験は「事業自体が、社会貢献要素が強いものだ」という、ある種の無意識の常識のなかで働いていた彼らが、実際の現場のリアルを改めて実感し、相手の課題を「ひと対ひと」として解決したい、もっとできることがあるはずだ、という想いに火をつけるきっかけとなりました。そして、彼らが企業に戻って行う仕事においても、以前より一歩、より深く踏み出す一助となったと聞いています。

もちろん、企業とNPOとの懸け橋になることの難しさはありました。例えば、使うワードも違う、意思決定の優先順位も違う。でも子どもたちの夢をかなえるという共通の目的のため、企業もコミュニティも、私たちも、頭をひねり、ひた走るあの時間はかけがえがないものでした。子どもたちにも、参加した社員たちにとっても、強く印象に残る経験となったと思います。また参加者の変化を見て、私自身も改めて、真剣に、没入して学ぶこと、そしてそこから人が発揮するパワーを知りました。

やるとなったら、全力で前のめりに!体験型の申し子です:)

結婚・出産というライフイベントを経て、家族全員にとってのベストな環境を求め、一旦インパクトを離れて、群馬県に教育移住し、今年で6年目になります。その間、親子留学コーディネート業を友人と立ち上げるなど様々なことに挑戦しています。昨年、自分の子どもたちと取り組んだ難民支援のプロジェクトは、ありがたいことにメディアに数多く取り上げられました。来年は難民キャンプオンラインツアーを計画しています。このように身体がいくつあっても足りない!けれど、やりたいことは全部体験したい!という体験至上主義を体現するキャリアを送っています。笑

キャリアの中で出会ったたくさんのリーダー達。新しい価値を作り出したり、周りを巻き込み、プロジェクトを推進していく数多くのリーダーシップを目にして、刺激をもらいつづけています。

(セブ島での親子留学プロジェクトで一緒に過ごした先生たちと)

そして今、Sustainable Business Enablerとしての目標

インパクトは、机上の勉強だけではなく、体験からの内省と学びの抽出を大切にしています。どれだけ本やテキストでマネジメント論を学んでも、実践するのは、生身の多様な考えを持った「人」です。そして、現場は、そんな人が集まる集団、社会やコミュニティでしょう。

学んだことを実践するには、自分ごと化した教訓を蓄積して、失敗してもトライをし続けていく。そんなリーダーシップの実践が大事だと考えています。なんでも体験して、そこから学んで挑戦し続ける。この点で、インパクトの大切にしたいことと、私の大切にしたいことは一致しており、今回の復帰にあたっても迷いはありませんでした。

体験・経験からの学びを大切にする企業文化のもと、自分の仕事が世界をより良くすることに役に立つという実感があることに喜びを感じています。たとえ、その過程は多少大変でも、今やっていることが、未来の日本を元気にすると思うと頑張れます。

現在、私たちが次世代の必須開発能力として推進しているThought Leadership*。

特定の業界・テーマ・社会問題などの分野で、
その解決策となりうるThought(=主張、念い、理念など)を掲げ
社会や顧客からの共感と評判を生み出すことや、
将来を先取りした革新的なアイデアや解決策を発見し、
それを示すことでその分野の主導者となること

*参考:「ソートリーダーシップ」広告朝日-朝日新聞社メディア広告局

次世代の担い手が、これまで自社が培ってきた事業を、再度本質的に見つめなおし、
広く社会の中から事業のシーズを見つけ出して、自社の強みで解決できないかと挑戦する。
その挑戦によって、企業価値が向上し、社会もよくなっていく。
これが、Sustainable Business Enablerの仕事だと考えています。ぜひ、様々な業種の様々な方との出会いや化学反応を楽しみたいです。

THOUGHT LEADERSHIP体験会のレポートは、また改めてアップしますね!

私たちの活動に共感してくださるアンバサダーの方たちとの取り組みも目下企画中です。
また様々な企画をご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに!


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