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「社名がまちいろからhacomonoに変わり、組織が急拡大する中で、会社の輪郭やチームの体制も日々変わりつつあるフェーズに入ったのを実感しています。でも、まちいろ時代からある根本の思想や、コミュニケーションを大切にする社内の文化は、たとえメンバーが入れ替わっていったとしても、良い意味で昔のまま根付いていると思います」
hacomonoでエンジニアとして活躍する門田昭平は、 アップデートし続けるスタートアップの今について、このように語ります。2021年1月に「まちいろ」から社名変更した当社は、会員管理・予約・キャッシュレス決済が行えるサービス「hacomono」を提供しています。主にフィットネスクラブやスクールなどの店舗ビジネスで活用されているのが特徴です。
人間関係やコミュニケーションを第一に考えて仕事をする姿勢から、社内外で高い信頼を得ている門田。今回、自身のキャリアや仕事をするうえで大切にしてきたことを振り返ってもらうとともに、スタートアップで働くことの魅力や今後の展望を語ってもらいます。
「街に明るい未来と彩りを」というビジョンに共感
――最初に、門田さんが今携わっているお仕事について教えてください。
エンジニアとして、サブリーダー的なポジションを務めています。実務ではフロントエンドを担当。hacomonoアプリのUIやUXなどデザイン面での調整も一部おこなっています。
――2015年5月の入社なので、もう6年が過ぎたんですね。当時は自社プロダクトではなく、受託開発がメインでしたが、どのように会社のことを知ったのでしょうか?
きっかけは求人広告です。どのような内容だったかまでは覚えていないのですが、当時から「やりたい」と思ったことに挑戦できる雰囲気が汲み取れる内容が書かれていました。
――入社当時の職種はデザイナーだったんですよね。
そうなんです。しかも学校と独学で勉強はしていましたが、実務経験としてはゼロという状態でした。家庭の事情もあり、それまではフラフラしていたので、社員として入社するのも初めてだったんです。今考えると「なぜ採用されたのかな」と思います(笑)。
ただ面接で嘘偽りなく自分のことを伝えたのと、DIYなどのモノづくりが好きなことを評価してくれたのかなと。あと、代表の健さんからは「息子に似ている」と言われましたね(笑)。
――息子に似ている、何となくわかる気がします(笑)。門田さんとしては、どのような点が決め手となって、hacomonoへの入社を決めましたか?
面接って、一般的にスーツを着て、マナーを重視するみたいなイメージがありますよね。でも、hacomonoはフレンドリーな感じだったんです。もちろん質問はちゃんとした内容だったのですが、「これでいいのか」と思うくらい採用担当者が親身に対応してくれて。
また、次の面接で代表の蓮田と会ったとき、「街に明るい未来と彩りを」という言葉をビジョンに掲げ、モノづくりをすると聞いたことにとても共感しました。
今でこそ人数は多くなりましたが、当時は10人弱。今後どうなるかもわからないスタートアップで働くことに不安はありましたが、実務経験のない私に対して親身に話をしてくれたことが印象に残り、「最初はここで働きたい」という気持ちが大きくなりました。
自分が何度も助けてもらった経験があったからこそ
――入社後に初めて担当したお仕事はなんでしたか?
入社当初は、お客様のECサイト構築に携わる部署に配属されました。私は簡単なWebサイトのデザインや画像・アイコンの編集などに携わっていて。同時に、ソースコードをいじりながら、さまざまな機能を開発するノウハウも社内の先輩から教わっていきました。
もともと数学が好きだったせいか、道筋やルールがあり、それに沿って自分が作りたいものや想定していたものができあがるほうが、「楽しい」と感じたんです。デザインも好きでしたが、自分の性格と照らし合わせたときに、エンジニアが向いていると思いました。
徐々に移行して入社から1年以内には、開発チームの所属になっていましたね(笑)。フィットネススタジオのシステム構築などをメインで担当しました。
——とはいえ、実務経験としてはゼロ。苦労されことも多かったのでは?
初めてクライアントのアプリを作ったときは、独学で仕事をしていたので、自分の判断が正しいのか、納期に間に合わせるためにどう進めたらいいかで、悩むことが多くありました。
そんなときは、いつもCTOの工藤がサポートをしてくれたんです。彼自身も超多忙なはずなのに、他人のタスクに目を配り、的確なアドバイスをしてくれたおかげで、何とか無事に問題を解決できました。また、定期的におこなう1on1で「これができているから、どんどん伸ばしていこう」といったフィードバックをもらったり、仕事が落ち着くと「いいね」「お疲れ様」と声をかけてくれたりするなど、日々のコミュニケーションを大切にしてくれたことが、頑張る気力となった気がします。「自分もそうなりたい」と感じましたね。
——門田さんが日々の業務の中でコミュニケーションを大事にされているのは、そうした経緯があったからなんですね。
そうですね。工藤に限らず、自分が困っていたときに助けてもらった経験が過去に何度もあるので。だから、誰かが助けを必要としているときは、できるだけ自分も進んで手を差し伸べられたらなと。失敗を責めるのではなく、相手の気持ちを理解し、まずはフォローするようにしています。そうするだけで業務が円滑に進んでいきますし、人間関係を大切にすることは、将来的に自分にも良い意味で返ってくることにつながると思っています。
受託から自社プロダクトに変わり、自身の役割が変わった今でも、コミュニケーションは大切にしていますし、こうした文化は社内全体で根付いているように感じます。
——いろんなお仕事を経験されていく中で、特に印象に残っていることはありますか?
大規模な展示会に向けて、hacomonoのサイネージ機能を開発したことです。依頼を受けたのは、開催の約1ヶ月前。ジムやレッスンなどの予約状況をリアルタイムでサイネージに表示させるものなのですが、嬉しいことにお客様から高い評価をいただけました。
デザインに携わっていたことで、よりユーザー視点に立ちながら、開発するスキルが培われたことが良い影響をもたらしたと思います。お客様のご要望を伺い、自分で手を動かし、スピード感を持ってサービスに反映できたのは、自分にとって大きな自信となりました。
「予約管理といえば、hacomono」と言われるように
――自社プロダクトの開発、社名の変更、資金調達などに伴い、組織規模も拡大してきましたが、まちいろ時代から見てきた門田さんはこの変化をどのように感じていますか?
現在のhacomonoは大きなうねりの中にあって、もちろん以前と比べて変化した部分もあります。ただ経営理念や大切にしてきた思想など根本的な部分は、まちいろ時代と変わっていないと思っています。コミュニケーションを大切にすることや、社員のやりたいことを後押しする文化は昔と変わらずというか、以前よりも強化されていると感じています。
――以前と比べて変化した部分でいうと、具体的にはどのあたりでしょうか。
今も改善を重ねながらではありますが、社員数が急激に増えているので、チーム体制やルールなどは変化し続けていますね。開発チームだと昔は人数が少なかったので何でもやる感じでしたが(笑)、今は10人くらいの規模に。そのため、フロントエンドやサーバ、PMなど役割分担をして個々の負担を減らしながら、専門性を高められる環境となっています。
——門田さんとしては、今後どのようなキャリアを描いているか教えてください。
今はフィットネスジムへの導入が中心ですが、業種に関わらず「予約管理システムといえば、hacomonoだよね」となることを会社としては目指しています。この目標を実現するためにも、個人としてはより技術的な専門性を高めていきたいと思っています。
どうしても工藤が用意してくれたレールに沿っているという面はまだあるので、経営の視点を取り入れた開発やhacomonoの技術的な発信ができるようなエンジニアになりたいです。
——hacomonoでは現在、テックリードをはじめとした開発チームの採用を特に強化しています。門田さんから見て、今当社に入社することで、どのような挑戦ができるか教えていただけますか?
hacomonoは今、日々変動するフェーズです。そのため、決まったことだけをやるのではなく、自分で意見を出しながら、組織づくりに挑戦できるのが今だと思っています。もちろん募集要項に書かれている内容に合致していることは必要ですが、「hacomonoを通して、こういう会社や社会を実現したい」という自分の思いを実現するための環境があります。
また、カスタマーサクセスやセールス、マーケティングなど他部署の人たちとの関わりも多く、社内の人間関係も良好です。エンジニアは開発以外の人間と関わらない場合もありますが、いろんなキャリアを持つ人と話をするので、視野が広がる機会も多いと感じています。
——門田さんの目線から見て、どのような人がテックリードに向いていると思いますか?
技術的な経験はもちろんですが、「人に教えるのが好きな方」が向いているのではないでしょうか。テックリードはチームをまとめるだけでなく、お客様や社内メンバーなどにも伝わるよう説明することが求められます。技術的な知識がまったくない方に向けても、わかりやすく説明したり、教えたりするのは重要なスキルだと思っています。
会社にマッチするかという点だと、hacomonoはスタートアップ特有のイケイケ感が良くも悪くもなく、それぞれのプライベートを大切にしながら、かつ人付き合いも好きなメンバーが多いです。そのため、「スタートアップで挑戦したいけれど、キラキラしすぎてちょっと……」という方に向いているのではないかと(笑)。ミッションである「ウェルネス産業を、新次元へ。」実現のため、さまざまな挑戦をしてみたい方、ぜひ一緒に働きましょう。