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こんにちは!アルムナイ・リレーションシップ・パートナー(以下、ARP)の原山です!
現在ハッカズークにて、アルムナイ活動に取り組むクライアント企業のコンサルティング支援を担当しています。前職では業界特化型/ブティック系の人材会社(エージェント)として従事していました。
今回は、私がHR業界からHR業界へ、そしてスタートアップであるハッカズークに入社をした理由についてお話したいと思います。
これからのキャリアに迷っている方、HR業界での転職を検討している方にとって、少しでも参考になるようなお話ができれば嬉しいです。
これまでのキャリアについて
新卒で入社した会社で約7年間、人材業界にどっぷり携わってきました。主にエージェントとして、キャリアアドバイザー(以下、CA)と、リクルーティングアドバイザー(以下、RA)の両面型で従事していました。範囲は多岐にわたり、派遣や紹介、業務委託、RPO(採用プロセスアウトソーシング)など幅広く関わらせていただきました。
これだけ広く関わらせていただいたのは、前職が総合型ではなく、いわゆるブティック系の人材エージェントだったというのが大きかったと思っています。特定の形態に縛られることなく、いろんな業務にチャレンジできたのは良い経験でした。
また、途中からはプレイヤーとしての役割だけでなく、マネジメント業務も任せていただくようになりました。メンバーの育成やチームの運営に加え、PL管理などの計数周りの業務にも関わるようになり、これは自分のキャリアを広げるうえで非常に良い機会だったと思っています。
振り返ると、挑戦の場がたくさんあるような職場で、本当に多くのことを学ばせてもらえました。
なぜ、転職しようと思ったのか
正直、前職には大きな不満はありませんでした。人間関係にも恵まれていましたし、大好きな業界に携われる環境でしたから、やりがいも感じていました。今でも前職のことは好きなんです。
ただ、同じ会社で5~6年も働いていると、良くも悪くも「慣れ」が出てきてしまったんですよね。スキルや専門性は磨かれていく一方で、ある種の「手癖」で仕事ができるようになってしまう。それ自体は悪いことではないですが、ふとした瞬間に「このままでいいのかな?」と漠然とした不安を抱くようになりました。
それを打破しようと、新しいことへの挑戦を試みたこともありました。でも、マネージャーという立場上、既存事業へのコミットメントを求められ、なかなか自由に動ける状況ではありませんでした。
そういった中で、「この環境では思い切った挑戦が難しいなら、いっそのこと新しい環境に飛び込んでみよう」と考えるようになり、転職を考え始めました。
転職軸、そしてハッカズークとの出会い
前職に不満がない中での転職活動でしたので、以下の2点を重視して動いていました。
・自分が心の底から共感できる事業に関わること
・これまでの経験を活かしつつ、新しいチャレンジができる環境であること
その他にも、「プロダクトサイドで働いてみたい」という思いもありました。エージェントの仕事は、どうしてもクライアントワークが中心になってきます。そのため、当時は特定のサービスやプロダクトに深く関わる経験があまりありませんでした。
また、エージェントの仕事は、ある程度顕在化されたニーズや課題と向き合うことが多いため、「潜在的な課題を発掘して解決策を提案するスキル」をもっと伸ばせる環境に身を置きたいとも考えていました。
そんな中で出会ったのが「アルムナイ」という考え方、そしてハッカズークでした。
アルムナイという言葉自体は、3年前くらいから耳にはしていました。でもその時の私の理解はまだまだ浅くて、「再雇用のためにあるもの」、「リファラル採用の延長」くらいのイメージでした。でも、ハッカズークについて調べたり、面接等で話を聞いていく中で、アルムナイに対する理解がどんどん深まっていきました。
正直、これまでは「退職」というのはネガティブな出来事でしかありませんでした。どれだけ会社が手を尽くしても、その人が辞めてしまえばそれで終わってしまうと感じることは少なくありません。
そんな経験があったからこそ、「アルムナイ」という考え方にものすごく共感しました。退職した人ともポジティブな関係性を続けていく。そのつながりが、再雇用以外にもさまざまな場面で活きてくる。そういった考え方が、これからの社会にとって必要不可欠だと確信しました。
ハッカズークと一緒に「アルムナイ」の価値をもっと広めていきたい。そう強く思い、入社を決めました。
なぜHRから同じHRへ?
まずシンプルに、人材やHRという領域が好きだからです。これまで人材業界で働く中で、たくさんの人と企業の出会いや成長に関わることができて、それが自分にとってのやりがいやモチベーションになっていました。
また、前項と重複してしまいますが、これまでの経験を通じて「アルムナイ」という考え方に強く共感したことが大きな理由です。
退職って、どうしても企業側にとっては「終わり」というイメージが強いですよね。どんなに頑張ってサポートしても、一度退職という形でピリオドが打たれてしまうと、そこで関係が切れてしまう。そんな状況に対して、ずっともどかしさを感じていました。
でも、アルムナイという考え方があれば、退職は終わりじゃなく、新しい関係の始まりにできる。それが大きな魅力だと感じました。
世の中のトレンドを見ても、アルムナイのような取り組みはこれからどんどんスタンダードになっていくだろうという確信があります。だからこそ、自分もその最前線で、この新しい価値観を広めていきたいと思いました。
HRスタートアップに来て感じること
同じHR業界でも、やっていることは全然違います。転職エージェントの時と比べると、脳みその使い方も筋肉の動かし方も全く別物で、今はよりコンサルティング的な考え方やアプローチが求められていると感じています。
これは入社前からある程度予想はしていたものの、実際にやってみると、やっぱり想像以上に大変だなと感じる場面も多いです(笑)。
特に「アルムナイ」という取り組みに関しては、まだまだ手探りの部分が多く、精通している人も、確立された方程式や教科書のようなものもほぼありません。そのような中で、潜在的なニーズを見つけ出し、解決策を提示していかなければならないのは、正直、めちゃくちゃ大変です。
でも、それ以上にやりがいを感じます。これからの社会にとって、アルムナイという考え方は間違いなく必要不可欠なものだと思っています。従来の人事戦略や採用方法だけでは苦しい時代に、アルムナイというアプローチが企業の大きな力になるはずです。だって、働く人の絶対数が減ってきているんですから!
代表の鈴木がよく「人事の歴史を変える、破壊的なイノベーションを起こしているんだ!」と言っています。それは全く大げさな話ではなくて、私自身、その言葉の意味を日々実感しているところです。
規模やフェーズの違いで苦労したこと、学んだこと
前職はプライム市場に上場していて、創業から30年以上の歴史がある大きな会社でした。そこからスタートアップに転職して、まず感じたのは「業務フローが規定されているかどうか」の違いですかね。
大企業や設立からしばらく経った会社は、業務フローがある程度決まっていて、それが安心感につながる部分がありました。でも、スタートアップでは逆にその不確定さが良いところでもあるなぁとも思います。決まりきったやり方がないからこそ、自分の考えや根拠がしっかりしていれば、どんどん自分の手で切り開いていける。それが楽しいところでもありますね。
もちろん、これはスタートアップに限らず転職全般に言えることですが、受け身ではなく能動的に動くことが本当に大事です。「教わってない」「聞いてない」という姿勢では、どんどん置いていかれていってしまう。だからこそ、自分から積極的にキャッチアップをしていく姿勢が求められると思います。まだまだ至らない点も多いですが、自分から情報を取りに行く姿勢を心がけていたおかげで、どうにか乗り切れた場面もたくさんありました。
それから、スタートアップならではの「スピード感の速さ」も痛感しています。たとえば、直近では経営統合により「レイン」というハッカズークの仲間が増えたのですが、そのスピード感が本当にすごいと感動しました!前職でもグループ会社が増えることはありましたが、比にならないスピードで物事が進んでいると感じます。
さいごに
アルムナイはもうマイノリティではなく、日本企業や社会にとって新たなスタンダードになっていくと信じています。ぜひ一緒に、このアルムナイを広げていきませんか?
少しでもアルムナイやハッカズークにご興味をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお話させてください!