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こんにちは、ハッカズーク広報の天野です。
1月15日の日経新聞にアルムナイに関する記事が大きく掲載されるなど、ありがたいことにアルムナイへの関心が高まっているのを感じております。
※アルムナイとはHR・人事領域で「企業の卒業生、退職者、OB/OG」を意味する言葉。詳しくはオウンドメディア『アルムナビ』の記事をご参照ください!
アルムナイという言葉を目にする機会がこれからより増えていくことを踏まえて(広報頑張ります!)、今のうちに当社のスタンスを明記しておこうと思います。
「アルムナイ活用」は使いません
当社でアルムナイに関する発信をする際に、次のような表現は使っていません。
・アルムナイ活用
・アルムナイを使う
・アルムナイを生かす
自社メディア『アルムナビ』や『Wantedly』での表記はもちろん、商談や取材時、お客さまとの打ち合わせなどの口頭でも、上記の表現は使わないよう意識しています。
取材いただいた記事についても、事前に原稿を確認させていただける場合は意図を説明した上で表現の見直しをお願いしています。(各媒体の皆さま、いつもご対応いただきありがとうございます……!)
なぜ「アルムナイ活用」と言わないのか?
当社は『退職で終わらない「企業と個人の新しい関係」を実現し、退職による “損失” のない社会を作る』をビジョンに掲げ、「アルムナイ」をテーマに事業を行っています。
終身雇用の時代が終わり、複数の企業で働くことが当たり前になっていくこれからは、企業と個人が対等な関係を築く重要性が高まっていくと思います。それは企業とアルムナイの「退職で終わらない関係」を実現する上でも同様です。
企業と個人は対等な関係であり、どちらが上でも下でもない。対等に、お互いのリソースを活用し合えばいい。その結果として、
・(企業/個人が)“アルムナイネットワーク”を活用する
・(企業が)“アルムナイの経験”を生かす
こういった未来をつくるべく、各メンバーが日々の仕事に向き合っています。
ただ、“アルムナイ”に対して「活用」や「使う」「生かす」という言葉を用いるのは相応しくないと思うのです。
「人を使う」は上の立場の人の言葉。「アルムナイを活用する/使う/生かす」といった表現は、企業の立場が上というニュアンスを感じます。
また、人に対する「活用」「使う」「生かす」といった表現には、相手をモノ扱いをするようなニュアンスもある気がします。なんだか利己性を感じるというか、活用される側は搾取されているような感覚になりそうです。
そもそも自社の社員に対しても、これらの表現はあまり気持ちが良いものではないと個人的には思います。特にアルムナイは元社員ではあるけれど、退職後はあくまで社外の人。なおさら「使う」「活用」という表現に違和感を覚えるのではないでしょうか。
『退職で終わらない「企業と個人の新しい関係」』は、これからつくっていくもの。みんなが具体的なイメージを持っていないからこそ、それを実現しようとする私たちが描く理想を正しく発信することが重要だと考えています。ほんの些細な言い回しですが、こだわって使っていきたいと思います!