ホテル業界から転身。営業主任としてチームを牽引する彼女の野望。

まずは簡単な自己紹介をお願いします！

トータルソリューション事業本部主任の樋口と申します。営業として新規開拓・既存顧客のケアなどの仕事をしています。

休日は社内のメンバーと一緒にいることが多いです。映画・食事・ショッピング等々、やはり仕事を一緒にしている仲なので人間性も理解していて気兼ねなく過ごせます。平日の夜もチームメンバーとはよく一緒に飲みに行ったりします。

どんな学生時代でしたか？

小学校の頃はあまり協調性が無かったですね。例えば、テストの採点で整列して順番待ちしないといけない時があったんですが、並ぶのが嫌で最後まで席で待っていたり。何ごとも指示通りにやるのが嫌いで、よく先生や親に怒られていました。

その後、中学でバレーボール部に入部し、そこで協調性が培われました。とはいえ、監督やコーチからはしばしば怒られていましたね（笑）よく言われていたのは「自ら率先して行動することは良いが、勝手にやると悪く見えてしまう」ということ。

例えば、部活の準備・片づけを先回りして一人で勝手にやってしまい当番の子を困らせたことがありました。今では当たり前なことですが、周囲への報告・共有といった基本的なコミュニケーションの大切さを学ぶ機会になりました。

高校は服装や髪色の校則が厳しくなく、おしゃれできる学校に入りました。中学時代の部活が厳しく、おしゃれができなかったことの反動ですね。部活はフットサル部に入ったんですが、活動日は週4日と緩め。余裕を持った高校生活を送りたいという考えから入部した感じです。

大学入学から就職活動までについて教えてください！

高校卒業後は、ホテル業の専門学校に進学しました。

母が旅行好きで、私も何度かアジア各地のホテルに滞在する機会があったんですが、旅行中の「帰るところ」を提供する仕事が素敵で、ホテル業に魅力を感じたのが進学の動機です。学校では実習メインで、テーブルマナーやサービス提供の方法を学びました。あとは英語学習も多かったですね。

就職活動については、遅めのスタートでした。募集を締め切ったホテルもあり、同じ学校の知人からは「大変だから、早く応募した方が良い」と急かされました（笑）

ただ、ホテルの専門学校だけに求人案内はいくつかあり、その中のホテルに応募したところ合格しまして、あっさりと就職活動は終了という感じでした。

前職ではどのような仕事をしていましたか？

ホテル併設のレストランで、ホール担当として4年間働きました。

レストランでの仕事は工夫すべき点が多くて新鮮でしたね。お客様毎の癖や好みに合わせて、コース料理の順番やタイミングに気を使いました。

他にDXや業務効率化など社内改革を進める社内プロジェクトにも参加していました。毎月の会議で自分なりに意見を出したり、対策を実行したりと積極的に活動していました。

一方、給料面は悩みの種でした。またコロナ禍で仕事が減り、早退日なんかもありました。ただ、時間を持て余すのが嫌で、友人が所属するコールセンターやバックオフィスの仕事を手伝いをすることもありました。

特にホテル側から減給されたわけでないんですが、別の仕事を覚えるチャンスだと思って積極的に手伝っていました。ちなみに早退できるのに自主的に働こうとするので、会社の上司からは変わり者扱いされました（笑）

とはいえ、他の職場を見たことで「成果に応じて評価される職場で働きたい」と考えるようになり、転職活動を始めました。ホテル業自体に魅力はありますが「仕事を積極的に覚えて成長したい」という考えが、当時の職場に合っていなかったのだと今では思っています。

フロンティアへの入社経緯を教えてください！

フロンティアは、キャリアアドバイザーの紹介で知りました。

営業志望で転職活動をしていたんですが、未経験で不安もありつつ、フロンティアは「未経験でも基礎から教えてくれる」と紹介され、その言葉を信頼して選考を受けました。

面接はとてもフランクな雰囲気で印象的でした。面接官が入ってくるやいなや、最初に服装を褒められたことをよく覚えています。

面接で聞かれたのはこれまでの経歴や幸せだったこと、やりがいなど。よくある面接のように無理に深掘りされたり、答えるのが難しい質問を投げかけられたりすることもなく、自分のことをよく知ろうとしてくれているのを感じて、好感を持ちました。

職場は恵比寿ガーデンプレイスであることも魅力の1つでした。ホテル時代は、従業員の事務所やロッカー、食堂などは全て地下で、窓のないところで仕事をするのが当たり前。そこから都心のまだ新しい高層ビルを訪れたので、より一層華やかに感じましたね。

現在はどのような仕事をしていますか？

主任として営業チームを運営するポジションにいます。

仕事内容は、新規開拓と既存顧客の対応。私自身は既に2年ほど働いているので、既存顧客とのリレーションがある程度できています。既存のお客様から相談があった時は、資料作成から案件提案に伺うのが基本の流れになっています。

基本的に3人のチーム体制で動きますが、重要な課題になると他チームと連携して6人で仕事に取り組む場合もあります。6人もいると得意・不得意が生まれるので、それぞれの特性を踏まえてタスクを振り分けたり、苦手な業務について一緒に向き合います。

最近の例では、テレアポが苦手という社員に対して自身が苦境を乗り越えたエピソードを伝えたり、商談ロープレを実施したりしました。

仕事のやりがいは何ですか？

自身の成長を実感できることですね。

大変なこともありましたが、その分成長できるので自分にとっては理想的な職場だと思っています。入社2ヶ月で堂々と商談に行けるほどに成長していたことには自分でも驚きましたね。目標達成が困難で苦しい時も、全員で励まし合いながら頑張る熱い組織なのもモチベーションアップに繋がっています。

仕事そのものについては、コンサルティングに近い業務も多く、お客様からはまるで自社社員であるかのように相談を受けます。そういった関係性の中で、あらゆる業界を知ったり、一緒に課題を解決していけるのは面白いですね。

例えば、大手アイスメーカーからパッケージデザインのご相談をいただいたんですが、デザインの社内規定がとても厳しいことに驚きました。単純においしそうなデザインではダメで、マッチする企業をご紹介できるようにお客様と何度もお話して、条件をすり合わせ、企業をご紹介しました。お客様から、「うちからすると窓口になる人は樋口さんしかいない。頼りにしています。」と言われたときは、自分の存在やレディクルの価値を非常に感じましたね。

会社から得たものはありますか？

「ここで長く働きたい」と思えるようになったことですね。

ホテル勤務時代は拘束時間が長く、給料も決して高くないので「長くは働けないな」と漠然と感じていました。また当時、彼氏から「結婚後に自分が働けなくなったらどうする？」と聞かれたことがあったんですが、「ホテル業で家計を支えるのは無理」と思い、答えに困ったのをよく覚えています。

いまの仕事なら自信を持ってパートナーを支えられますし、自立できている実感があります。どこかのタイミングで家族を持つにしても、人生の選択肢が広がったような気がしますね。将来、万が一転職するにしても、営業なら他社でも活躍できるという実感が自信に繋がっている部分もあります。

これから成し遂げたいことはなんですか？

会社については、結婚後も働きやすい職場を作っていきたいです。

営業は男性の仕事というイメージがまだまだ根強いと思っています。女性が結婚・出産後を経ても営業現場で負担なく働けるように、ビジネスモデルや社内を変えたいですね。例えば、リモート勤務をもっと積極的に活用すれば、お子さんの体調が悪くなっても対応できます。産後も営業として働き続けられる職場を社内のみんなで考えていきたいですね。

キャリアについては、課長に早くなりたいと考えています。その上で各社員がもっと仕事を面白いと感じられるように尽力し、社員がどんどん成長していってくれればいいなと考えています。自分がより上のポジションに立ち、フロンティアの良い部分をさらに伸ばせるような存在になれれば本望ですね。

プライベートに関しては営業として働きつつ、やっぱり家族も持ちたいと思っています。女性が働きやすい環境へ変えていく取り組みは、自分の希望を叶える上でも重要なポイントになっています。