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「デザインチームはユーザーとの接点の最前線にいる」すべてのつくる人がかがやける世界を実現するために、ファインディのUIデザイナーが取り組んでいること

登場人物

市川さん UIデザイナー

業務委託でWebデザインメンターとして中高生向け学習コンテンツの制作運営に携わったのち、プログラミングスクール「WEBCAMP」を運営する株式会社インフラトップへ入社。デザイナー兼アートディレクターとしてサービスページのデザインやクリエイティブ制作、UI設計、リブランディングを担当。合同会社DMM.comへのグループイン後はディレクションやLPOなど幅広い業務を経験。その後、学習ノート共有アプリを運営するEdTechスタートアップでは、UIUXデザイナーとして、iOS・androidアプリのプロダクトの情報設計から施策のデザイン作成などを行う。株式会社ナナメウエへ転職後、全世界400万人以上が楽しむSNS事業「Yay!」やレベニューシェア事業「talkport」のデザイン業務を行いつつ、コミュニケーションデザインも担当。2022年5月〜ファインディへ入社し、現在に至る。

向さん デザインチームリーダー

面白法人カヤックでエンジニアとしてキャリアをスタートし、デザインやディレクターを経験。その後、株式会社レアジョブにてUXデザイナーや研究開発のリーダーや新規事業開発に携わる。ファインディは起業のタイミングから副業で参画し、2022年1月にファインディへ正社員としてジョイン。現在はデザインチームリーダーと「Findy」のプロダクトマネージャーを兼務している。

──本日はよろしくお願いします!はじめに、ファインディのデザインチームのメンバー構成について教えてください。

向:デザインチームは私を含めて正社員が4名、業務委託の方が2名、計6名のメンバー構成になります。

ファインディには4つのプロダクトがありますが、サービスごとにデザインの担当は分かれていません。各々がどのプロダクトも担当できるような体制を構築しており、さまざまなサービスのデザインに携わることができる環境です。

具体的には、プロダクトやWebサイト、LP、広告のクリエイティブ作成など幅広いクリエイティブのデザイン業務に日々向き合っています。

──出社やリモートワークの比率はどれくらいでしょうか。

向:業務委託の2名はフルリモートです。正社員も2名がフルリモートで、埼玉と北海道から仕事をしています。

私は偶発的なコミュニケーションを好むタイプなので、出社する頻度は多い方だと思います。それぞれのライフスタイルや好みに合わせて、働き方を選択することができる環境だと思います。

──直近入社された市川さんは、北海道からフルリモートで勤務されているそうですね。

市川:私も出社を好むタイプではあるのですが、結婚を機に今年札幌へ引っ越しをしたことから、フルリモートで働いています。

フルリモートの場合、オンラインでのコミュニケーションがメインになるので、どうしても時間のずれが生じがちです。そのためチャットによるコミュニケーションなど、スピード感を持って返事することを大切にしながら働いています。


出会いのきっかけはTwitterのリツイート。スタートアップでの0→1経験を活かし、少数精鋭のデザインチームに飛び込んだ

──市川さんが、そもそも転職を考えたきっかけを教えていただけますか。

市川:きっかけとしては、ライフステージの変化が大きな理由になりますが、私自身が函館の中学・高校に通っていたことや、パートナーが北海道の帯広市出身であったことから、結婚を機に北海道での生活を始めることを二人で決めました。

そこから、北海道に住みながら働ける環境を探して転職活動を始めました。

──ファインディを知ったきっかけは何でしたか?

市川:Twitterがきっかけです。

私は普段からTwitterをインプットの情報源として利用しています。そこでフォローしていたデザイナーさんが、「Findy Teams」のデザイナー募集のリツイートをしているのを見てファインディの存在を知り、思いきって直接DMしました。

私のファーストキャリアが未経験エンジニアを支援する人材系の会社だったということもあって、事業の親和性の高さから自然と興味を持つことができました。

──転職活動において、企業を選ぶ軸をどこに置いていましたか。

市川:大きく二つあります。

まず一つ目は、先ほど話した通りフルリモートで働ける環境であることです。

二つ目には、長期的に就業できるかどうかというポイントが大きな軸としてありました。

これまでは、自分の興味関心がある領域を優先して転職先を決めていたのですが、年齢的にも30を超えたことで、腰を据えて長く勤められる会社で働きたいと考えるようになりました。

その他には、カルチャーや評価制度、一緒に仕事をするメンバーなども意識して転職活動をしていました。

──そんな中、ファインディに入社を決めた理由はどこにあったのでしょうか。

市川:フルリモートで働けることに加えて、デザインチームのメンバーとの会話を通じた組織としての温かさから、長期的に就業できる環境であるイメージが湧いたからです。

またオファーレターで熱量の高いコメントをくださり、ここまで自分と向き合ってくれる、かつ必要としてくれる組織は他にないのではと感じました。いま振り返ると、それが決め手になったと思います。実は、いまだにそのコメントを見返したりしています。(笑)

ファインディのデザインチームのような温かい組織であれば、自分自身がチームのメンバーに貢献する喜びも大きいのではないかと感じました。優秀かつ人間味の溢れるデザインチームのメンバーと、素直に一緒に働きたいと思えたのは大きかったと思います。

──実際に入社してみて、ギャップを感じたことはありましたか。

市川:大きなギャップはなかったですね。

ベンチャーは挑戦したいことに対してのリソースが足りないことが往々にしてありますが、逆にいえばその優先度を決めながら、チャレンジする楽しさがあります。

もともと自分自身もベンチャー出身だということもありますが、ファインディのチャレンジングな環境を日々楽しめていると思います。

──デザイン組織がある程度でき上がった環境に入って、優秀なデザイナーのもとスキルアップしたいと考える人も多いかと思いますが、少数精鋭のデザインチームに飛び込むことに何か懸念はありませんでしたか。

市川:今までのキャリア的に、1人目デザイナーという立ち位置で入り、これまでデザインにそこまでウェイトを置いていなかったが、これから段々アクセルを踏んでいきたいといったフェーズのスタートアップが多く、そもそも環境が十分に整備されていないことが当たり前だったので、成長過程の組織で働くことに抵抗はありませんでした。

むしろゼロから体制を整えてきた経験はあったので、これまでの経験や知識をファインディで活かせると考え、前向きに捉えていたと思います。

──なるほど。これから組織作りを進めていくという環境に対してモチベーションを感じる人の方が、ファインディのデザイナーとしてはよりマッチしてるのかもしれませんね。


プロダクトの価値をデザインの力で最大化する。”総合格闘技”としてのデザインを通じて「ファインディらしさ」を届けていきたい。

──ファインディに対してエンジニアの存在感が強いイメージを持つ人も少なくありませんが、ファインディにおけるデザインチームの役割や重要性をどのように考えていますか。

市川:確かに、エンジニアにフォーカスした事業を展開していることもあり、そうしたイメージを持つ人は少なくないかもしれません。

ですが、ファインディにおいてデザインチームは非常に重要な役割を果たしています。

そもそもファインディは「技術立国日本を取り戻す」ことを設立趣意の一つに掲げており、その実現のために技術を扱うエンジニアを中心に支援をしています。

しかし、私たちはエンジニアだけでなく、すべてのつくる人をリスペクトしています。そのため将来的には、エンジニアだけでなく、つくる人がもっとかがやけるプラットフォームを実現したいと考えています。

プロダクトの基盤を開発するのはエンジニアの役割ですが、その価値を届けるためにUI/UXを最大化させるのがデザイナーの役割です。だからこそ、私自身デザイナーとして、エンジニアはもちろんですが、すべてのつくる人がかがやく世界をつくるためのデザインを生み出していきたいと考えています。

向:デザインチームは、サービスを使用するユーザーとの最前線にいます。それは要するに、エンジニアがどんなに優れたプロダクトを開発しても、デザインの力でその価値は大きく変化するということです。

プロダクトの価値を2倍にも3倍にもできる可能性もあれば、逆に半減させてしまうかもしれない。だからこそ、ファインディにおけるデザインチームの責任は大きいです。

プロダクトの価値をデザインの力で最大化するためにも、常に「ファインディらしさとは何か」という議論をしながら、それを効果的に届けるためのデザインを模索しています。

そのために、今は市川さんや他メンバーにリードしてもらいながら、「ファインディらしさ」の議論や、それらをより効果的に届けるためのデザインシステムを作っている最中です。

──現在、ファインディのデザインチームの課題は何かありますか。

向:「ファインディらしさ」の定義や、かつそれを素早く的確に体現するための仕組みは整っていない状況です。

会社の資料やイベントのLP一つにおいても、「ファインディらしい」と言われるデザインをアウトプットするのが、デザインチームの大きな役割だと思います。

現在は、一人ひとりのスキルに任せている状況ではあるので、より「ファインディらしさ」を定義することで、ファインディのブランドイメージ向上につなげていければと考えています。

また、人数が増えると、どうしてもタスクが属人化してしまい、情報共有が難しくなるので、ドキュメンテーションやレビューなどの仕組みの構築を進め、なるべくナレッジを全員で共有できる形を目指しています。他にも、解決したい課題はまだまだ沢山あります。

──市川さんはいかがですか?

市川:デザインスキルというよりは、ビジネススキルに近いかもしれませんが、マネジメントやスケジューリングの能力はまだまだ自分の足りていない部分だと思います。そうした課題を言語化し、しっかりとドキュメントに残すことで、組織の底上げに貢献したいと考えています。

向:実はビジネススキルの向上は、デザイナーのスキルアップにおいて非常に重要なポイントだと思います。なぜなら、私たちはより良いプロダクトを生み出すために、”総合格闘技” としてのデザインに取り組んでいるからです。

──総合格闘技、ですか。

向:私たちは、デザインを狭義に捉えるのではなく、広義の意味でデザインを捉えています。

もちろんグラフィックのスキルなど、デザインスキルを向上させるのは大切です。しかし、優れたデザインは、グラフィックのスキルだけから生まれるわけではありません。

ロジカルシンキングやクリティカルシンキング、あるいは、ファシリテーション力やタイムマネジメント、それら全てのスキルを組み合わせることで、より良いデザインがはじめて生まれるのです。

だから、デザインとは総合格闘技なんです。そのため、グラフィックスキルはもちろんですが、ビジネススキルの向上も私たちは大切にしています。


各々の強みを生かしながら、つくる人がもっとかがやける世界の実現を目指す。

──向さん・市川さんのお互いに対する印象や、他デザイナーメンバーのすごいと思うところをお聞かせいただけますか。

向:市川さんは、コミュニケーション力がとても高い方です。

周囲を巻き込む力があり、今はその強みを生かしながらルール形成や仕組み化の推進、デザインシステム構築をリードしてもらっています。いずれも、今までなかったものを0→1で作ることになるので、非常に難易度が高い挑戦だとは思いますが、円滑なコミュニケーションで進めてくれるので非常に助かっています。

市川:向さんは、チームワークを大切にしながら、プロジェクトを成功させるための道筋を描くのがとても上手です。私が持っていないスキルなのでリスペクトしています。

これまで私は1人でデザインに向き合うことが多かったので、マネジメントするのは自分自身だけでよかったのですが、チームで動く場合はいろんな人を巻き込みながら動いていかなければなりません。関係者にどういう風に伝えていくかなど、コミュニケーションの取り方は向さんの言動や行動をみて日々勉強しています。

他メンバーに関して言うと、高田さんというデザイナーの方はイラストやデザインを言葉に落とすのが得意で、「こういう風に見せたい」という意図をきちんとユーザーへわかりやすく伝えることができる方なので、自分もいち早く高田さんのようなデザインが作れるようになりたいなと日々感じています。

林さんという方に対しては、非常に熱量が高いというか、やりたいことがたくさんあって、いろんなことに興味関心を強く持っているので、自分自身もついていけるように日々勉強していかなければならないし、その熱量に向き合うことが楽しかったりするので、多くの刺激をもらっています。

──ありがとうございます。デザインチーム内で各々の得意な領域が違っていて、皆が自分の強みを生かしながら進めていることが分かりました。最後に、どのような方と一緒に働きたいか教えてください。

向:まずは、「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる」という経営理念や、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」というビジョン、そしてファインディの5つのバリューに共感いただける方です。プラットフォームをつくるという壮大なチャレンジをしているので、そこに対する同じ想いを持った仲間でないと難しいのかなと考えています。

そのうえで、自ら新しいデザインの提案や仕組みづくりを推進してくれるような方であれば、お互いに楽しく働くことができると思います。

市川:スキル面では、プロダクトの成長が加速しているフェーズではあるので、プロダクトデザイナーや、プロダクトのスケールの経験・知見のある方だと、力を発揮しやすいかと思います。

私たちはデザインの力で、つくる人がもっとかがやく世界の実現を目指しています。私たちが目指す世界に共感いただける部分があれば、カジュアル面談などで一度気軽に話せると嬉しく思います。

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