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営業から商品企画へのキャリアチェンジ。ファーストキャリアが営業でよかったと語るその心とは。

「テクノロジーで営業を支援したい」そんな想いから生まれたディップ独自のCRMアプリ「レコリン」。今回はそのレコリンの責任者である商品開発本部 dip Robotics Sales design課の大平 莉佳(オオヒラ リカ)さんにお話を伺いました。

大平さんのファーストキャリアは営業職。商品開発本部に異動するきっかけとなった営業時代の話や、現在の業務において営業の経験がどう活きているかなど、入社した当時から現在までを振り返りながら、キャリアにおける営業経験の大切さに迫ります。

「自分を変えたい」あえて苦手意識があった営業に挑戦

林:本日はよろしくお願いします!ではまず大平さんの自己紹介をお願いします。

大平:商品開発本部 dip Robotics Sales design課の大平莉佳と申します。2016年に新卒で入社して、6年間営業としてのキャリアを積み、現在の部署に異動しました。営業・業務支援システムの企画開発やプロダクトオーナーなどを担当しています。本日はよろしくお願いします。

林:就職活動をしていた時のことをお聞かせください。大平さんの就職活動の軸は何でしたか?

大平:大学では心理学を学んでいて、将来はカウンセラーになりたいと考えていた時期もあったため、就職活動中は「人の大切な時に寄り添える仕事」が私の軸でした。最初は不動産やブライダル業界なども視野に入れていましたが、人の「その瞬間だけ」ではなくて、「人生そのもの」に寄り添いたいと思い、人材業界を志望しました。

林:その中でもなぜディップに入社したのでしょうか。

大平:説明会で、とあるキャリアアドバイザーさんが仕事のやりがいを語っている感動的なムービーを見て、トキメキました(笑)。これが私のやりたい仕事だ!って思ったんです。最終的にディップへの入社を決意したのは、当時内定者と社員が一緒にランチをする会があり、そこで出会った社員の方がとても素敵でキラキラしていて、「私もこんなふうになりたい」と思えたからなんです。憧れの根本には「変わりたい」という想いがあったんだと思います。

林:変わりたいというと?

大平:私は大学生まで、物事をネガティブに捉えがちでした。「ダメならダメで、もうしょうがないね」と割り切ってしまうことが多く、自分でも嫌だなと思っていました。そんな自分を克服した先にある新しい世界に挑戦してみたい、という想いがあり営業職を志望しました。

営業の原動力は周りの方への「恩返し」の気持ち

林:最初はエージェント事業部でのキャリアアドバイザーという営業からのスタートでしたよね。どんな業務をしていたのですか?

大平:看護師さんの人材紹介サービスの「ナースではたらこ」でキャリアアドバイザーをしていました。最初の頃は全く売れなくて、同期たちが3ヶ月ぐらいで営業目標を達成していくところ、私は1年経っても達成できませんでした。人生で初めての挫折でした。

そんな私に周りの先輩方が時間をかけて、営業のノウハウや知見を教えてくれていたんです。それなのに結果で還元できなかったことが何よりもつらくて、先輩たちに申し訳ないという気持ちや、自分がディップにいる意味がないなと思っていました。

林:そんなつらい状況を乗り越えられたのはなぜでしょうか。

大平:正直に言うと「もう辞めたい」と思い、上司と面談をしたこともあります。ですが、その時に上司から「今のまま他の会社に行っても、成長できないよ」と言われたんです。その言葉にハッとしました。確かにこの状況で諦めて転職しても、同じような試練はきっとある。だったら、ここで試練を乗り越えて何かを成し遂げたいという気持ちに変わりました。

林:そこから何か変わった事はありましたか?

大平:その後、当時立ち上がったばかりの新規事業部に異動し、営業として働いていたのですが、1年ほどでその事業部がクローズしてしまったんです。私自身も責任をとても感じましたし、正直とにかく悔しかった。だからこそ、その後バイトルNEXTのマーケット拡大を目指す新規事業部に異動してからは、「今の自分にできることは少しでも会社の売り上げを作ること。どんな仕事にも挑戦して会社に貢献したい」と強く思いました。その結果、自分の視野を広げることができたので、挑戦してよかったなと思います。

林:大平さんの原動力は「感謝」や「恩返しをしたい」という気持ちだったのですね。

大平:売れなくて苦しんだ時代に私を支えてくださった先輩方に恩返しがしたいという気持ちはずっとありました。ずっと苦しんで苦労してきたからこそ、この想いに気づけたのかもしれません。

林:大平さんが営業をするうえで、心がけていたことはどんなことですか。

大平:「可能性がないと決めつけない」ことです。営業のリストを見て、できる限り多くのお客様と取引をしたい!と意気込んでいましたし、NEXT事業部の時も、正直このお客様との取引は難しいかなと思っても、最初から諦めずにまずは1回話を聞きに行き、私たちが力になれる可能性を見出すように努めていました。

林:素晴らしいですね!お客様と接するうえで、大切にしていたことはありますか?

大平:心配りを1番大切にしていました。例えば、商品のご提案の時も事前にヒアリングした内容をもとに、それを叶えるための道筋を提示して「お客様と一緒に未来を描く」ように工夫していました。

林:そんな努力の結果、2018年に通期表彰にて全社の中で最も活躍した社員に贈られるMVP賞を受賞することができたんですね!

大平:はい、周りの方に恵まれてサポートしていただいたおかげです。まさか自分が、と驚きました。正直売れなかった頃と売れるようになった頃を比べても、努力の量に変化はないと思います。だからこそ、努力にプラスして、タイミングや運も大切だと実感しましたし、何よりもコツコツと作りあげた点と点が、最終的に1本の線に繋がるような体験をすることができました。

営業を経験した私だからこそできる役割

林:営業から商品開発へ異動するきっかけはなんだったのでしょうか。

大平:「自分を変えたい」と苦手意識のあった営業を選び、これまでお世話になった先輩方や自分を育ててくれた上司に「恩返しがしたい」という気持ちで走り続けてきました。そんな時にふと、今度は自分がやってみたい仕事に挑戦してもいいのかな、という気持ちが生まれたんです。

林:それがなぜ商品開発本部だったのですか?

大平:私が新卒の時になかなか結果が出ず苦しんだのと同じように、つらい経験をしたままディップを退職してしまう方もいるのでは?と思ったんです。だからこそ、ディップの営業のスタンダードを底上げして、誰もが「売れる」という体験をし、営業を楽しいと思えるような環境を作りたい。それは営業みんなが普段使っている社内ツールであれば、全社一気に実現できるのでは、と。

林:ディップの営業が使用している「レコリン」という営業活動を効率化する独自のCRMアプリがありますよね。

大平:はい。営業が毎日使用するレコリンを活用して、トップ営業パーソンと同じ行動や思考が身に付いたらディップの営業は最強だなと思い、休日でも頭の中でずっと考えてしまうくらい1人でワクワクしていました(笑)。

林:それで、半年に一度キャリア相談ができる制度を活用して実際に異動されたんですね。

大平:自分の挑戦したいことや今後のキャリアについて、「dip Robotics」の室長である亀田さんに相談したところ、まずは営業との兼務で挑戦してみる?と提案してくださったんです。いきなり営業からガラリと業務内容が変わってしまうと、想像していた内容とのギャップを感じてしまうかもしれないから、と配慮していただきました。

林:とはいえ、商品開発は初めての経験ですよね?

大平:正直とても大変でした。自分に知識がない状態だったので、エンジニアさんとの意思疎通も最初は難しかったですね。とにかく全てが新しい挑戦で、勉強漬けの日々でした。

ただ、その中で自分にできることは何かと考えた時に、チームに営業経験のある方があまりいなかったんです。だから、営業との距離を縮めることが私の役割だと思い、営業の勉強会を開いたり、自分で営業の行動を演じ、それを動画にまとめて営業の教科書を作ったりと試行錯誤しました。営業の皆さんにとって必要不可欠なツールとなるよう、私が企画と営業を繋ぐ存在になりたいという想いがありますね。

林:実際に挑戦されてみて、周りからの評価はどうですか?

大平:上司からは「営業との距離を縮める風土を作ってくれたよね」と言っていただきました。あと、エンジニアさんからは「大平さんを見ていて、経験じゃなくて人柄なんだなと思いました」と言っていただいたことがあります。やはり、未経験で知識がない分、自分にできることを考えて必死に食らい付いてきたので、そこを見てくださったんだなと思うと嬉しいです。

また、私が営業で培ってきた「相手への心配り」をする習慣が、他部署だと珍しいのか、すごい!と感動してもらえることがあります。営業の経験が現在の自分にプラスになっているなと感じますね。

ディップの営業はまさに「成長を実現するパッションな営業」

林:ディップの営業で得たものはなんでしょうか。

大平:「まずやってみよう精神」ですかね。やる前から諦めたりするのではなく、まず「どうやるのか」というところを考えるんです。これはディップの営業のみなさんの口癖のようになっているように思います。営業時代にさまざまな挑戦をしたことで、自分が見ている世界が全てだと思わず、自分の目でまずは確かめようとすることの大切さを学びましたね。

林:では、大平さんが考えるディップの営業とはどんな営業でしょうか。

大平:まさに「パッションな営業」だと思います。私はディップに入社し営業を経験することで、自分を変えることができましたし、成長することができたと思っています。周りの人が情熱を持って仕事をしている姿を見て、自分も感化され挑戦し続けることができました。営業だったからこそ、たくさんのお客様と出会えて、世の中にあるたくさんの会社を知ることができました。ディップでの営業が私のファーストキャリアでよかったと思いますし、自分の可能性を広げることができた貴重な経験です。だからこそ「自分を変えたい」「成長したい」と思う方にはぜひオススメしたいです。営業職という仕事が選択肢になかった方は、まずは自分の目で確かめてみてください。自分の土台を作ってくれて、きっと世界が広がるので。

UXディレクター
26卒歓迎!アイデアの力でユーザーの暮らしを良くしたい学生さん話しませんか
【事業内容】 「人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指します。」 2019年3月、ディップは"Labor force solution company"を新たにビジョンとして掲げました。 日本では、今後の人口減少・高齢化に伴い労働力不足が深刻化するとともに、現在の仕事の多くは、デジタルレイバーに置き換わると言われています。 これまで我々は、労働力の問題を、"人を募集し採用する"という面から解決・改善してきました。しかし、これからは、従来の事業ドメインを拡大し、"Labor force solution company"へと進化することにより、人材サービスとDXサービスを提供を通じて、労働力の諸問題を解決します。
ディップ株式会社


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