ディップのサービス企画を担う商品開発本部。そんな部署の新卒採用は人事だけではなく、現場社員4人と学生インターン数名の採用チームがメインで行っています。
今回はそんな珍しい採用チームで働く採用インターンの三田さんにインタビューしました。
鰻と書道を愛す和女子に密着
ー簡単な自己紹介をお願いします!
慶應義塾大学総合政策学部2年の三田莉子です。大学では、主にSDGsと金融を主軸に建築からプログラミングまで複数分野の領域を学んでいます。
大学1年の時からいくつかのインターンを行なっており、これまでに広報やライターの仕事を経験しました。
ー好きなことは何ですか?
好きなことは大きく挙げて、鰻・書道・ドラマ鑑賞ですね。
鰻と答える人は珍しいかもしれませんが、実家が鰻屋ということもあり幼い頃から鰻を保管する立て場に足を運んでは鰻を触ったり、串を焼いている様子を見ていたので馴染み深く大好きになりました。今ではどんな質問にも答えられるほど詳しいと思います!笑
2つ目の書道は、字の綺麗な女性になって欲しいという母の願いから始めたお稽古でした。ですが習っていくうちに書道が色々な場面に精通していることに気づき、無心に取り組める魅力のトリコになりいつの間にか沼っていたという感じです。いつまでも自分の一つの軸として書道は続けていきたいと考えています。
最後にドラマ鑑賞ですが、圧倒的ネトフリファンです。笑韓国・スペイン・アメリカなどあらゆる国のドラマを本当に片っ端から見ていると思います。暇か!と思うほど見終わっていて周りから引かれるほどですが、独り時間の唯一の楽しみですね。
ー実家が鰻屋さんなんですね。どちらの鰻屋さんなんですか?
一度は皆さんも気づかぬうちに目にしたことがあるかもしれませんが、渋谷スクランブル交差点に創業70年を迎える曾祖母から受け継がれた鰻屋があります。幼い頃から丑の日などを中心にお手伝いさせて頂く機会がありましたが、年々高騰する鰻と若者の鰻離れという問題を家族が抱えていたことをきっかけに、私自身も興味を持つようになりました。鰻は生態系もまだまだわからないことが多く、他の生物と比べて異なる点は多くありますが、やはり問題の原因は地球環境の変化が一番大きいと思っています。
高校時代はコロナ禍前ということもあり、インバウンド効果を目的に市場調査の一環としえて街頭アンケートを行なったり、コロナ禍では地球環境問題へと問題意識をシフトしてクラウドファンディングを行うなど自主的に活動を行なってきました。
そんな経験もあり、今では鰻に関しての知識はスペシャリストと言っても過言ではないほどだと自負しています!笑
ー書道を今現在でも続けているのには何か理由があるのでしょうか?
一番の理由は自分の精神状態と向き合えるところが好きだからだと思います。多くの方は、書道というと小学生の書き初めのような大きく太い字を思い浮かべますよね?
しかし、私の行なっている書道は1cm角マスに1文字、それを3132文字書き連ねる写経です。少し想像しずらいかもしれませんが、ざっくりと説明すると一般的な書き初めに使われる半紙に3132文字細かく埋めていくという感じです。この作品は大体半年間かけて作成し、一度失敗したら最初からやり直さなければいけません。一日7時間も書道に向き合うこともあることから、強い集中力を身につけることができます。
また、書道は文字を書く時に自分の精神状態が線となって表れます。写経は基本的にお手本を横において写していくものなので、基本的に線の太さや形をアレンジすることはNGですが、調子が少しでも悪いと線が言うことを聞いてくれないんです。
普段文字を書いている時には感じられない感覚ですが、細く筆圧の最も柔らかい筆は非常にその差が顕著に現れます。そのため、いつ何時文字を書いても同じ精神状態に切り替える必要があり、その習慣を続けたことで精神力も身につけることができました。
複数分野に挑み続ける訳
ー複数分野を学んでいるということですが、具体的にどの領域に興味があるんですか?
冒頭で今までクラウドファンディングやアンケートなどを行なってきたと言いましたが、その他にもWebデザインや動画編集などデザイン領域にも興味があります。幼い頃から理想とする建築のデザインを描くことが好きだったり、海外雑誌などの興味ある部分を切り貼りしてオリジナルポスターにリメイクしていた事から徐々に、デザイン領域への興味、こだわりが強くなっていったように思います。
ーデザインとは真逆のライターをやってみようと思ったきっかけは何ですか?
これは一択で、受験がきっかけです笑
もともと国語の偏差値は常に全教科の中で最低値で...小論文は比較的得意でしたが、読解の偏差値は高くなく、文章を書くこととは無縁な学生生活でした。
しかし、大学受験に向けて小論文と志望理由書を何百回と書いて添削を受けての訓練を繰り返すうちに自信がついてくるようになり、0か百かの判定方式でないところに面白みを感じるようになりました。それぞれの文章内容に対するアプローチを自分のモノにすれば、その分客観的な評価も上がり、ただの勉強とは違う部分にトリコになりました笑
今でも文章を書くのが得意!と自信を持っているわけではありませんが、大学の課題が全てレポートのため厳しい先生に「S」をつけてもらう機会があればとてもテンションが上がります。
ライターを通して目指す像
ー今までのインターンを通して何を学べたと思いますか?
インターンで学べる醍醐味は基礎的なパワポ作成やエクセルなど、どの様に工夫したら人の目を引くことができるのかを学生のうちに考えられるという点だと思います。私は高校時代からアンケートやクラウドファンディングなど行動力を武器にしてきましたが、あくまで一個人で行なっているため自己中心的な資料しか作れなかったと反省が多々あります。
最初のインターンで広報やデジタルマーケティングに携わった際には、売上などを事前にまとめてMTGで発表する事も多くあったので、いかに数値を簡潔にまとめるかが重要視されていました。エクセルを触ることは大概の人ができるかもしれませんが、どの列を固定してどの順番で項目を分けるのかなど、細かい作業がいかに人の目を引くものになるか、日々社員の方々とのコミュニケーションを通して理解していくようになりました。
日々の業務を客観視するということは、社会人になってからでは少し遅いように感じ、インターンを通して徐々に学べた経験は非常に有難かったなと感じています。
ーなぜディップに入社しようと考えたのですか?
そもそもインターンを探す際にDXの企業に興味を持っていたことがきっかけです。前提知識など全くない私ですが、卒論に向けて何を研究領域にしていくか考えた際、「SDGsとDXの組み合わせで何か面白いことができないか」というアイディアが浮かび上がり咄嗟に調べ出しました。そうしたらディップが運営しているSDGsとDXのメディアが出てきてディップのことを知ったたという感じです笑
社員さんへのインタビューを通して徐々にSDGsとDXのことを理解し、自身の研究領域との妥協点を見つけていきたいと考えています。
また、今までの企業さんとは異なり、インターン生がフレキシブルに興味分野を深堀することができる環境にも魅力を感じました。
ーディップでのライターを通して何を目標にしていきたいですか?
どんな文章にもユーモアを入れ込み、人の心を動かす文章を作成することです。
「たかが文章、されど文章」だと思います。現代ではすべての情報が言語化されてネットに出回り、その素材も全て人が書いたものです。そんな普遍的な文章をどう熟考したらユーモアがあり人に愛される文章へと誘いこめるかが、ライターを行う上で難題だと感じています。
もともと本を読むことが苦手だった私は、語彙力が欠如しているためその点も補いながら試行錯誤していきたいです!