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サイト企画部門トップが語る、世界一の求人サイトへの道


ディップは「バイトル」などの人材サービス、「コボット」などのDXサービスの提供を通し、労働市場における課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。

そんなディップのメディアプロデュース統括部では分析や検証を繰り返しながら「バイトル」などの求人サービスの成長を担っています。

今回は、ディップの執行役員でもあり、商品開発本部でメディアプロデュース統括部統括部長も務める進藤に「バイトル」の目指す未来図についてお話を伺いました。

進藤が「働き方のあるべき姿」を実現するために思い描いている「バイトル」の未来図とは?

世界一の求人サイトへ|バイトルが思い描くこれからの働き方

まず、ディップの屋台骨とも言える「バイトル」について伺いました。

ーー「バイトル」を通して、働き方におけるどのような課題を解決したと考えていますか。

私たちは、「バイトル」を通して仕事探しの体験を「ワクワク」するものに変えたいと考えています。

「バイトル」はアルバイトやパートなど有期雇用の仕事をメインに扱っており、さまざまな人にとって仕事の「入り口」になるものです。そして、本来は新しい世界を見に行くことは楽しいし、ワクワクするはずです。しかし、アルバイト求人サイトに訪れているユーザにインタビューすると、みなさん真逆なんです。つまり「ワクワクするものを探す」ではなく、「この条件なら働いてもいいかな」みたいに消去法で仕事を選んでいる人が多いのが現状です。

これらの問題を生み出している原因はさまざまですが、いちばんの理由は「求人サイト」や「仕事探し」がそもそもユーザの要望が反映されづらい構造にあり、「企業が望むものを一方的に伝える場」になっているからだと思います。

ディップでは、企業側だけではなく、ユーザ側にもしっかりと寄り添うことで「バイトル」をワクワクしながら仕事探しができるサイトに変えていきたいです。

ーー具体的にはどのような活動をされているのでしょうか。

ディップは「インセンティブプロジェクト」と題し、2022年1月よりディップの営業社員に扮したDAIGOさんがユーザのアルバイト先に時給UPをお願いする「店長、時給上げてください」といったCMを放映していますが、それもその一環です、ユーザは給与を上げて欲しくてもなかなか自分では言えませんよね。だから誰かが代わりに言ってあげる必要がある。現在ディップでは、全国の営業がクライアントに対し、時給UPの交渉を行っており、バイトル内で時給UPしている案件数は20万件にのぼります。(2022年5月時点)

しかし、このような大きな施策を業界2位や3位が行っても、影響力には限界があります。「バイトル」が創業当初から「No.1」を目指している理由もここです。「バイトル」が世界で1位の有期雇用の求人サイトになることで、社会を改善する影響力を身につけ、有期雇用における「仕事探しの課題」を根っこから解決したいと本気で考えています。

ユーザが求めているものがユーザが来た瞬間に見つかるサイトに|テクノロジーを使ってユーザに寄り添う

ーー「ワクワクできる仕事探し」に向けて、具体的な構想はありますか。

目指したいのは「ユーザが求めるものが、ユーザが来た瞬間に見つかる」サイトです。例えば通販サイトでいえば、「小説を探しているのに写真集が出てくる」「漫画を探したいのに小説が出てくる」みたいな状況では、離脱が起きて当然だと思います。

アルバイト探しにおいて、学生さんや主婦(夫)さん、フリーターの方も、まずは自分がよく知っている企業や、イメージできる仕事からみたいはずなんです。しかし、残念ながら自分の希望ではない仕事や知らない仕事、興味のない仕事もたくさん出てきてしまうのが現状です。そうではなく、サイトに来た瞬間に「お、近所のあのお店の求人が出てるな」といった世界を作りたいんです。

方法はいくつかあると考えています。例えば、仕事探しに置いて個人の好みはもちろん様々ですが、統計的にはある程度「皆に人気の仕事」が存在します。このような求人をサイトのTOP画面に優先的に掲載し、「ユーザが応募しやすい環境を用意する」のもひとつの手です。

ーーなかなか仕事が決まらないユーザにはどのようにアプローチするのでしょうか

「皆に人気の仕事」を優先的に求人サイトTOP画面に掲載すると人気の仕事に応募が集中する問題が起こると想定しています。これを解決するのがユーザ一人ひとりに適応したレコメンドです。例えば、もくもくと作業するのが好きな方に対して、「あなた、実は製造業が向いてるかもしれませんよ?」といった情報をレコメンドしていく。いわゆる人気のお仕事や、ユーザが想定していた仕事だけではなく、「実はこういうのもいいじゃない?」という提案を、ユーザの情報や行動データをもとに、サイトが行うんです。

また、ゆくゆくは「バイトルで応募すると、仕事が決まるまで面倒をみてくれる」という世界も目指していきたいです。ユーザアンケートによると、20代の方は1人5応募くらいするとだいたい仕事が決まります。しかし、年齢が上がるにつれ、なかなか仕事が決まらないという問題が起きています。でも、世の中には年齢や経験を問わず、採用している企業もたくさんあるのも事実です。「バイトル」はこの両者が出会えるよう提案することで、1人で何十件も応募しなくても、誰だって仕事が決まる状態を作れると考えています。


ユーザの声を聴き、ユーザに近い若手に任せる|若手の可能性を信じ、サポートする組織へ

ーーディップではどのようにプロジェクトを進めているのでしょうか

現在私たちが進めているプロジェクトについては、どのプロジェクトにおいても必ずユーザにインタビューとアンケートを実施しています。今まで「バイトル」では、ユーザの声を聴く機会を多くは作れていませんでした。しかし、時代やユーザの気持ち、世の中の課題は変わり続けますから、常にそれらに適応していく必要があります。私たちは、少なくとも1ヶ月に1〜2本は、必ず誰かがユーザへのインタビューを行っています。私が新規事業を担当していた時も「フットワーク軽くユーザの声を聴く」ことを大切にしていたので、「バイトル」など主要サイトを担当するメディアプロデュース部門においても「まずはユーザの声を聴き、リアルな声を元にアイデアを考え、検証する」ことを組織の文化にしていきたいと考えています。

また、他の取り組みとしてはとにかく組織が抱えている「業務量を減らす」こと、特に「ユーザに対してメリットをもたらさない業務を減らす」ことを徹底しています。ディップは創業から25年が経ち、社員数も2300名を超えました。同規模の他の企業と比べるとスピード感、ベンチャースピリットともに誇れる自身がありますが、どうしても「以前は必要だったが今は意味が薄れる仕事」「ユーザの価値には繋がりづらい仕事」も少しずつ増えてしまいます。そのため、今年度に入ってからはそういった仕事を棚卸しし、必要がないものは思い切ってなくし、「全員がユーザにとって価値のある仕事」に取り組める状態を目指し、改善しています。

ーー「若手に仕事を任せる」についてどのような意図があるのでしょうか

理由は簡単で、若手メンバーが「バイトル」を利用しているユーザにもっとも近いからです。プロダクトや施策の企画は、ユーザをもっとも知る人、ユーザにもっとも近い人が行うのが最善だと考えています。

最近では、若手が「直接経営層にプレゼンできる機会」も増やしています。今までせっかく若手が企画した施策も、経営層には企画部門の部長がプレゼンしていることが多くありました。しかし、それだと若手が育ちづらいですし、何より、若いメンバーのリアルな温度感が直接経営に届きません。ディップでは、若手メンバーにも執行役員会議などに参加してもらい、自分で企画した施策は直接経営層にプレゼンしてもらっています。同時に、「とにかく荒くてもいいから企画を出して欲しい」「3~4割の完成度でもまずは企画を出すことが大事」とも伝えています。

私の役目は。みんなが楽しく仕事ができる環境を作ることだと考えています。今は仕事が多いのに、人が足りず、評価制度などにも改善の余地があります。そういった環境づくりは組織長である私が行い、ユーザとの対話やプロダクトや企画を進めるのはユーザに近いメンバーに任せていく。それが私が目指す組織の姿です。


夢を叶えるために、もっとたくさんの仲間が欲しいです

ーー先ほど「人が足りない」というお話もありましたが、採用についてはいかがでしょうか

サイトを企画するメディアプロデュース部門も、サイトを開発するエンジニア部門も、新卒・中途ともに積極的に採用しており、環境・制度も整備を進めています。

企画職、デザイナー、エンジニアなど採用を進めている職種はさまざまですが、どの職種においても重要視するのは「自分の領域を超えて、ユーザにフォーカスした仕事ができる」「新しいチャレンジが好き」なことです。

「バイトル」は今後より「ユーザファースト」を大切にし、ユーザにもっとも選ばれる求人サイトを目指しています。だからこそ、職種に関わらず、一人ひとりが「ユーザ目線」で考え、組織を横断しながら企画を進め、新しい挑戦をし続けていくことが必要です。

エンジニア領域においては「軽くて早いサイトを作るために、データベースをチューニングする」「大量のアクセスに対応するように、引き続き大きなトラフィックを捌く」「何十万人、何百万人ものデータを分析し、レコメンドを作る」「Webサイトはもちろん、アプリにも注力する」などが大きな課題です。このような課題を解決できる方にもぜひディップの仲間に加わっていただきたいです。


おわりに

今回は進藤さんにインタビューしました。

バイトルは「仕事探しはワクワクするものである」が当たり前になるよう、世界一の求人サイトを本気で目指します。

本気で世界一を目指す組織だからこそ学べるものは多いと思います。私たちと一緒に世界一を目指しませんか?

ディップに興味を持っていただけましたら、是非募集から応募していただけますと幸いです。

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