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新卒で入った会社を1年で辞めてフランス留学をしていた私がディップでデータ分析のインターンを始めた理由

こんにちは、5月からサイコロLab.にてインターンとして働かせていただきますOTAと申します。

フランスに留学していた私が一時帰国してまでディップでインターンする理由 | ディップで働くインターン生
こんにちは、5月からサイコロLab.にてインターンとして働かせていただきますOTAと申します。学部卒業後日本とイギリスの会社で2年働き、現在パリの大学院1年生で、4月の期末試験終了後に帰国し、デ...
https://www.wantedly.com/companies/dip/post_articles/170703

前編ではフランスと日本のインターン事情や採用慣行の違いや日本でインターンを探すに至った経緯を説明しました。後編ではいろんなインターンの中でなぜディップを選んだのかについて主に書いていきたいと思います。

働くことに関するデータに触れてみたかった

私がディップでのインターンに惹かれたことには、もちろん有給で時給をいただけることも大きな魅力ではありますが、それ以外の理由もあります。

後述する自分の経験や、小さい頃から海外の友だちや知人が日本人の友だちと同じくらい多くいる中で、見聞きしたこと、趣味の映画や哲学などを通じ働くことについて日本の身の回りで前提とされていること、是とされていることにかねてより疑問を持ってきたため、働くことに関するデータに触れてみたかったというのが大きな理由です。

新卒で就職した会社で感じた違和感「仕事と会社=人生」

私は大学卒業後東大や京大出身の男性が多数を占めるスタートアップ企業に就職しました。

初日の研修から、お辞儀の角度やノックの回数などビジネスマナーについての同期の熱い質問が続いた結果22時前まで研修は延びに延び、終わったと思ったら先輩との飲み会が終電まで続き、会社選択を間違えたと一睡もできない新入社員初日の夜を迎えました。その後も、土日祝日もラップトップを持ち帰ってプレゼン資料作成や自主勉、頻繁な飲み会や週末の集まりを、みんなが自主的に、楽しいと思って、自分のためになると思って頑張っている「仕事と会社=人生」の環境に耐えられず、1年で転職しました。もちろんその分会社の雰囲気はよく、同期も先輩も自分よりも何倍も優秀な人ばかりで、何人かとは未だに連絡を取り合ったり会ったりはしていますが、なぜ就職活動の時にもっと考えなかったのかと後悔する1年を過ごすことになりました。

「なぜ働くのか」という漠然と抱いていた疑問

大学時代、就活イベントに洗脳され、意識高い系就活生・スタートアップ志向になった私ですが、他方では自分が専攻にしていた社会学の質的および計量研究で「なぜ働くのか」という自分が高校時代から漠然と抱いていた疑問にアプローチしようとしていました。

まず興味があったのが、日本の就職活動では自己分析によって「やりたいこと」や「自己実現したいこと」を明確にして追求する姿勢を企業に示すことが推奨されがちで、若者自身も仕事にやりがいや自己実現を求める傾向があるのではないかということでした。

先行研究やインタビューを通じて、大学生が就職活動を中心とした生活の中で実際にどのような就業観を持ち、自己実現と就業観、実際の就業に結び付けているのかを明らかにしようとしたり、また、計量社会学研究では、新卒として卒業後最初についた職業の「経済・社会・文化的な側面から人々に捉えられている望ましさ」の決定要因は何かについて分析しようとしたりしていました。少しわかりづらいかもしれませんが、最近になって、就職・転職においては、客観的測定が可能な後天的に努力によって獲得できる学力などの能力に加えて、対人能力やコミュ力など努力によって得ることが難しい能力がより重要になってきているのではないかという仮説のもと、そのような近年の社会の中で、望ましいとされる職業に就くことの決定要因は何であるのか、ということを計量的に分析しました。

卒論では、現代日本における、就職・転職の際に「やりたいこと」を求める傾向をテーマに据えました。仕事に対して、給料の高さや雇用の安定といった外的条件だけではなく、このような「やりがい」などの内発的条件を求める傾向の規定要因を、学歴や職業、経済的余裕などに加えて関係性や承認に着目し、検証しました。

大学での勉強の続きになる分析ができそうだと思った

私自身は新卒で入社した会社を1年で退職した後、登録した最大手のいくつかの人材会社で「1年では辞めないほうが良かったのに、なんでやめちゃったの」と言われ続けたあと、思いつきで外国人の友達に言われ外資の人材会社に登録したところ、それまでのお先真っ暗の予想が180度変わるくらいたくさんポジションを紹介してもらうことができ、1ヶ月後にイギリスの東京の会社で働き始め、フランスに行くことが決まるまで働きました(その会社もいろいろあり、私がいた1年数ヶ月の間に24人の社員のうち若手が8人やめ、先日も求人広告を見かけましたが・・・)。

こういう経験を踏まえて、大久保さんのお話を伺い、ディップのインターンでなら、自分の日本の採用慣行や労働環境についての問題意識に応える、大学の学部でしていた勉強の続きになるような分析ができそうだなと思い、インターンさせていただくことにしました。

といっても、たぶん理想だけ高くて能力はとても低いと思うので、足を引っ張る毎日になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!!

引用元:https://jisedai.work/ota2/

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