よくある8個のビジネスモデルについてまとめてみた | ディップ株式会社's Blog
こんにちは、次世代事業準備室の安元一耀です。今回もビジネスモデルについてのブログです。よく聞く話ですが、インターネットサービスのビジネスモデル(マネタイズプラン)は以下の4つのどれかに当てはまる...
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こんにちは、次世代事業準備室の安元一耀です。1〜2週間に1回、ビジネスモデルに関するアウトプットを行うのが日課ですので、今日もブログを書きます。今のところは頑張って1週間に1本書いてます。
今回はアマゾンと楽天市場(以下「楽天」とする)のビジネスモデルの違いについてです。かなり有名なので今更感がありますが、改めて図解してみます。ちなみに僕は楽天よりもアマゾンを使ってます。
まずはアマゾンから。以下のように描いてみました。
先日のブログでも書きましたが、図解にしてみると、アマゾンは小売モデルであることがわかります。
※前回のブログはこちら↓
次は楽天です。以下のように描いてみました。
楽天はアマゾンとは違い、小売ではありません。出店料が主な収益となっており、さらにユーザーの商品購入による販売手数料でも収益を得ています。
楽天「市場」という名前からもわかる通り、楽天は店がたくさん揃っている商店街のようなイメージですね。
よくネットの記事やニュースで「楽天はアマゾンに負けている」みたいな内容をよく目にします。
比較されやすい2つのサービスですが、そもそもビジネスモデルが全く違うので単純に比較するのもどうなのかな?という感じですが。。。最後に、個人的にそれについて思うことを書いてみます。
アマゾンは上記で図解したように小売モデルであるため、収益源はユーザーによる商品購入です。なので、極端な話、アマゾンのステークホルダーである仕入先からは商品を仕入るだけで良く、そこまで仕入先に対して気を使わなくて良いのです(言い方があまりよくないかもしれません。すいません)
アマゾンはよく、「競合のことは考えない」と言います。つまり、「どうすればユーザー(エンドユーザー)が喜ぶか?」だけを考えるという理論です。実際に、アマゾンのサービスもほとんどが後発サービスです。
アマゾンは仕入先に対して気を使わない分(?)常にエンドユーザーの視点を持っています。
アマゾンに対して、楽天の収益源は店からの出店料です。ここで注意して欲しいのは、ユーザーによる商品購入が主な収益源ではないことです。
つまり、楽天にとっては出店数の減少に伴い売上・利益も減少していくので、ビジネス的には出店数を減らすのはあまりよろしくないわけです。つまり、ビジネスモデル的にエンドユーザーよりも出店者の事情の方が優先されやすい場合が時としてあるというのも事実だと思います。
エンドユーザーにとってはサービスを便利に&ストレスなく使えることが大事です。彼・彼女らのほとんどは、サービスのビジネスモデルとか、運営会社の都合なんて一切気にしませんし、そんなのどうでも良いと思ってます。自分が便利に使えて満足すればそれで良いのです。
「楽天はアマゾンに負けている」系記事を読んで思うのは、ビジネスモデル的に、アマゾンの方がエンドユーザーの視点を楽天よりも強く持つことができた(持ちやすい構造にあった)というのが1つのポイントになるのでは?と個人的には思います。
というわけで今回はこれで終了です。ありがとうございました!