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こんにちは、次世代事業準備室の安元一耀です。
最近(本当にここ最近です)、旅行系サービス(じゃらん、楽天トラベル、トリバゴ、トラベルコetc)についていろいろ考えていました。
旅行系サービスですと、最近はメタサーチを利用しているサービスが伸びている感じがしています。とわけで今回は、メタサーチ系サービスの1つであるトラベルコについてサービス調査として調べてわかったことを書いてみます。自分のメモ用です。
※「トラベルコ」の運営会社「株式会社オープンドア」の2017年3月期の決算資料を参考にしています。
【参考】 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=32241&code=3926
■ビジネスモデル
まずはビジネスモデルから。
ビジネスモデルは非常にシンプルであることがわかります。350以上の予約サイトからの「掲載料・手数料」が収益源となっているわけですが、その内訳も決算資料に書いてありました。
2014年までは成果報酬:月額固定料金:広告収入=3:3:1ぐらい(ざっくりすぎ?)でしたが、ここ最近は収益のほとんどが成果報酬になっていました。
■売上高など
ビジネスモデルを理解したところで、売上などを見てみます。
売上はだいたい30億円ぐらいでした。経常利益は10億円ぐらいです。
株式会社オープンドアは、トラベルコ以外のサービスも運営していますが、以下の資料を見ると、売上約30億円のほとんどはトラベルコによるものであると予測できそうです。
そして、売上高比率ですと、国内と海外が半分づつぐらいです。ざっと、それぞれ13億円(売上)ぐらいと見積もりました。(広告・その他の売上が4億円と予測)
今は成果報酬による収益が多くを占めていたので、ホテルの予約完了などによる成果報酬の手数料が10〜15%ぐらいであるとすれば、国内における流通額は87億〜130億円ぐらいであろうと予測しています。
トラベルコ経由で、1ユーザーがいくらでホテルなどの予約をしているのか?(国内)の予測が難しいですが、ホテルなどに泊まったり、飛行機にの予約をしたりする時の平均金額をざっと4万〜5万円と推測しました。(間をとって今回は4万5000円と見積もり)
流通額を4万5000円で割ってみたところ、19万〜28万件ぐらいの掲載があるのかな?と推測しています。(外れてたらすいません!)
今回は旅行系サービスのトラベルコについて調べてみました。何かサービスを考える時には、まずは既存サービスの調査からすることが個人的には多いですが、トラベルコが30億円も売上があったのは驚きです。
というわけで今回はこれで終了です。ありがとうございました!