ー岡田さんはダイニングエッジとの関わりは長いですよね?
そうですね。最初のアルバイト時代を含めると13年以上なので、社員の中でもかなり長い方だと思います。
ー約4年前くらいに社員になりましたが、経緯を教えてくださいませんか?
最初は大学時代に、前身のダイニングエッジインターナショナル(DEI)にアルバイトで入社しました。
ちなみに小さい頃からゲームが大好きで、当時は引き篭もって1日何時間もゲームしていて、そんな中で、ダイニングエッジのアルバイトを始めたのですが、「フリーターで貯蓄しつつゲームしながら生きていけるんだったら、それがいいかな」くらいの未来設計でした。結局、大学を卒業した後は別で働いていたコンビニから就職の話があり、そのまま就職しました。楽しかったし愛着も湧いたんですが、色々あり退職しました。そんな時及川さん(現在の代表)から「ダイニングエッジの人手が足りないから手伝ってほしい」と言われて、学生時代に働いた印象も良かったし、知っている安心感から、約5年前にアルバイトとしてダイニングエッジに戻りました。
ーアルバイトとして戻ったんですね。
はい。そもそも就職というものが自分にとっては魅力的に感じなくて。ゲームの時間を自由に使いたかったんです。フリーターでも貯金ができれば老後は大丈夫だと計算していたので、一人で暮らしていくのに不便はなかったんですよね。
ー多くの人は生活を安定させるために就職を考えますが、岡田さんのような考え方もありますよね。
正直に言うと他の人みたいに飲食が好きとか、起業したいとか、働く事に「野望」みたいなものが特にないんです。自分の時間と見合った給与がもらえればいいと言うか。自分の時間が確保できる事が一番大事で、それが僕はゲームの時間なんです。それを一番優先できるのは、フリーターだったんです。
ーなるほど。そうなるとどうして岡田さんが社員になったのか、とても気になります。
全然結婚願望がなかったんですが、不思議なことに歳を重ねていくと結婚もしたいなと思うようになってきまして。そのタイミングで良い出会いにも恵まれ、お付き合いしていくうちに結婚を具体的に考えるようになりました。その時、まず課題になったのが「就職」でした。他の業種への転職も考えましたが、アルバイトで勤務しながらダイニングエッジの給与水準が大きく改善された場面を見てきましたし、困った時は代表に直に相談できる環境が信頼に繋がって、ここで社員になるという選択をしました。基本的に保守的なんで、やっぱり勝手知ったるところで働けるのは良かったんですよね。
ー結婚をするため就職したんですね。すごい変化です。現在は育休中ということで、絶賛子育てに奮闘してるとか。
はい。もう本当に可愛くて仕方がないです。どうしても妻が生まれたばかりの子にかかりきりになってしまうので、上の子の朝ごはんや支度を整えて送り出すのが自分の役目です。その他、妻を休ませるような家事や育児も担当します。
ー6ヶ月の育休ということで、赤ちゃんと一緒にいる時間もしっかり取れそうですね。
育休の期間に関しては、長く貰うにもシフトに与える負荷であったり復帰した時の環境の変化であったりを考えて、何ヶ月取ろうかはすごく悩みました。ですがこれから何十年と働く期間の中で育休6ヶ月というのは社会人人生に与える影響は少ないと考え、思い切って6ヶ月取るという決断に至りました。赤ちゃんの成長が日々目まぐるしいです。こんな新しい発見が常にある環境で家族と一緒に過ごすことができるのは、社員とスター(アルバイト)、みんなのシフトの協力あってのことだと思い、本当に感謝しております。
ー今は家族との時間が一番大事になったんですね。
そうですね。何よりも自分の1番大事なものは「家族の時間」。次が自分のゲーム時間かな(笑) 家族が大事だからこそ、家事もします。子どものご飯の準備が、生活の中で1番優先する事ですね。その合間をぬってゲームの時間もちゃんと確保してます。
そんな感じで、「家族>ゲーム>仕事」の優先順位は守りたいので、仕事は勤務時間内できっちり終わらせるようにしています。もちろんそのための工夫や結果を残す事は前提ですが、その上での残業が生じた場合はしっかり勤怠を打ちます。当たり前のことかもしれませんが、サービス残業はしません。
ー残業したら勤怠を正しく申告するのは大事です。個々の働きすぎを管理するためにも必要な事ですしね。
自分は働きすぎという事は、あまりないかもしれませんが(笑) とはいえ、今後子供の将来を考えると、キャリアアップしなくてはいけないなと思っています。でも急にガツガツ仕事をする自分は想像できないし、向いてないとも思うんです。だから、今から少しずつ経験を踏んだり、思考を変化させたり、勉強したりという時間を作っています。「店長やマネージャーになるには、自分の時間を犠牲にして必死に働かなきゃいけない」みたいな押しつけがない会社なので、自分の速度で家族とプライベートを大事にしながらキャリアアップしていきたいと思いますし、ダイニングエッジだからこそ実現できる、自分らしい働き方だとも思います。
ー確かに、ダイニングエッジだからできるキャリアアップ方法ですね。
はい。会社や店舗としての目標は明確なので、自分の働き方に合わせてその中で何ができるのか、または何が必要なのか、目標設定を自分のペースで仲間や上長と一緒に思考していけるのは、自分にはとても合っていますね。勉強する機会もたくさん与えてくださいますし。
ーこれから会社が参入していく非アルコール業態は、岡田さんの意見も反映されているみたいですね。
就職した後、家族のためにも「昼に働きたい」と及川さんに自分の希望を伝えたんです。そこで非アルコール業態も経営しようということになりました。もちろん、自分のためだけの判断ではないと理解していますが、やはり意見が反映されるのは単純に嬉しいです。
ー聞けば聞くほど、ゲームだけが趣味だった最初の岡田さんの印象が変わりました!
こうやって社員になって会社インタビューを受けている今の自分にびっくりしているのは、他でもない僕ですね(笑) こんな事想像もしていませんでした。
でも実は変わらない自分もしっかりいるんですよ。ゲームに関しては譲れないので子ども相手でも全力でやってしまいます。まあ、そのせいで上の子が今はもう一緒にやってくれないんですけどね(笑)