ピクシーダストテクノロジーズ(以下、PxDT)では、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが集い、社会価値の追求に向けて一丸となって日々奮闘しています。今回、iwasemiの事業部長を務める五島にインタビューを行いました。
五島は、新卒で空間設計施工の会社に入社し、セールスとして経験を積んだ後、2022年4月にSales & CRMのメンバーとして入社。2023年10月にiwasemi事業部の事業統括に就任、2024年5月からはiwasemi事業部長に就任し、PxDTの最年少事業部長としてiwasemi事業全体の責任を担い、販売や開発を牽引しています。
そんな五島にPxDTで感じている働きがいや、iwasemi事業への熱い想いについて話を聞きましたので、是非ご覧ください。
空間×テクノロジーで新たな付加価値を創出したい
ーーまずは五島さんがPxDTに入社した経緯について教えてください。
PxDTは2社目の会社で、前職は空間設計施工の会社でプロジェクトマネジメントをしておりました。空間に興味を持ったのは、昔から人との関わりが好きで、人が集まる空間づくりをしたいと思ったからです。
幼少期からサッカーをしておりリーダーのポジションを務めさせて頂くこともあったのですが、振り返ると色々と個性をもったメンバーが熱量高く一つの方向に向かいチャレンジすることに強い喜びと達成感を感じていたので、そのときから将来多くの人との関わりを持ちながらそれを創出する仕事をしたいと潜在的に思っていたのかもしれません。
転職を考えたのはコロナがきっかけでした。コロナ禍で空間への投資が下がっていくことに強い危機感と寂しさを感じていました。これまでにない新たな付加価値が提供できないか、革新的なテクノロジーはないか常に模索していた中、大学時代のサッカー部の先輩でPxDTに勤めていた先輩(前 iwasemi事業部長、現 kikippa事業部長)から偶然iwasemiの話を聞き、これだ!と思い、PxDTへの入社を決めました。
ーー入社の決め手は何でしたか?
大好きな空間創出への貢献というと大げさかもしれませんが、PxDTを通じて空間のゲームチェンジができると思えたことです。iwasemiの音響メタマテリアル技術はもちろんのこと、PxDTの持つ波動制御技術は空間創出と非常に相性がよいと思っています。
また、面接を通じて出会った人が魅力的で、熱い人が多かったことも決め手の一つです。世の中の課題に対して、Deep techで解決するという強い思いに感動し、その一員になりたいと思い入社を決めました。
ちなみに私も恥ずかしながら深く知る前はそういったイメージを持っていましたが、PxDTはデジタルのイメージが強く誤解を恐れずに言うと気取った感じのイメージがあるかもしれません。が、実はすごくリアルも重視していて、めちゃくちゃ泥臭い部分もあり自分に合っていたな、と思っています。
ーー入社してからもうすぐ3年経ちますが、当時感じたことと何か変化ありますか?
自分自身の中の熱量はより高まっています。
入社したタイミングでは1製品(iwasemi™ HX-α)だけだったiwasemi事業でしたが、そこから数か月ごとに第二弾(iwasemi™ SQ-α)、第三弾(iwasemi™ RC-α)をローンチし、今は新しい遮音メタマテリアルへの挑戦や海外への展開、まだ詳細は言えませんが大型プロジェクトの仕込み、と信じられないスピードで、どんどん事業が大きくなっていて、そのダイナミズムをど真ん中で感じることができております。これで熱量が上がらなかったらおかしいですよね(笑)
泥臭く、暴れまわったことで得られた達成感
ーー入社してこれまでで一番印象に残っているエピソードを教えてください。
入社して最初に迎えた年度末の追い上げです。先ほど述べたとおり、革新的な技術に感動し、直感的にこれは絶対に売れる!と思っていたiwasemi吸音パネルでしたが、売り出しても全然売上が立ちませんでした。。。
最初の半年くらいはほとんど売上ゼロだったと思います。もちろん何もアクションしていないわけではなく、毎月50-60を超える商談はあり、「面白い!」と言って頂くのですが、いざ具体的に詰めていくと成約までに至らない日々が続きました。どうやったらこのトンネルを抜けられるのだろうと日々苦悩していました。あのときは本当に辛かったです(笑)
そこから効果を可視化できるようiwasemi導入前後の残響時間を測定して示し始めたあたりから少しずつ風向きが変わり、社内にショールームを設けて製品価値がきちんと伝わるよう地道な努力を続けた結果、売り上げが立つようになってきました。当時かなり少ない人数ではありましたが、代理店さん経由の販売に頼り切るのではなく、手売りの販路を残し対面でエンドユーザーのお客様と向き合い続けられたことが良かったのだと思います。
そして半年間ほとんど売上ゼロ状態から、社内総出で一丸となり年度末の最後数か月で脅威的な追い上げを見せ、なんとか目標とする売上を達成することができたこと、その達成感と喜びは今でも忘れられません。技術的に、製品的にいくら良いものであっても、そう簡単には売れないんだということを痛感しましたし、新しい市場を立ち上げる難しさを体験できたことは良い学びになりました。きれいにまとまって恰好よくプレーしていたら到底目標達成できなかったと思います。泥臭く、とにかく暴れまわったことでお客様との信頼関係を構築できたのだと思います。
常識を覆すことができる会社
ーー五島さんにとってこの会社でのやりがいは何でしょうか?
常識を覆せるところだと思います。
色んな制約や固定観念によって世の中で諦められている課題はたくさんあると思いますが、それを技術と新たな発想で覆すことができる、さらにそれをビジネスに仕立て上げることができるのは、PxDTだけだと思っています。
個人的には、この30代前半の年齢で事業部長として大きな裁量を与えてもらい、自由にやらせてもらっていることがやりがいそのものですし、一緒に働くチームメンバーへの責任も感じています。
ーーiwasemi事業のどんなところに面白さ、可能性を感じていますか?
音の常識を覆しこれまでの固定観念をぶっ壊していけるところです。製品化しているiwasemi吸音パネルも従来対策できなかったガラス面からの反響音を軽減できたり、ファブリック地の吸音パネルでは実現できなかった塗装表現を実現できたりとこれまでの吸音パネルとは一線を画す価値提供ができていると思います。また、現在様々な領域の企業様と音響メタマテリアル技術を起点とした新しい取り組みを行っているのですが、すべて従来の技術では解決できなかった課題にアプローチしており、社会課題の解決に向けて日々邁進しております。
音響メタマテリアル技術の社会実装事例はまだ全然多くないのですが、我々がパイオニアとして様々な領域で連続的に社会実装することによって、社会課題の解決ひいては新たな社会価値の創出ができると思っており、そこに非常に大きな可能性を感じております。
とにかく熱く、熱く、社会価値のために!
ーー五島さんが特に気に入っている、会社のカルチャーはありますか。
PxDTの4つのValueの中の1つ「敬意と衝突」です。各人それぞれ異なるバックグラウンド、得意領域を持った多様なメンバーがそろっている中で、それぞれがプロフェッショナルとして社会価値のために熱量をもって忖度なく意見をぶつけ合う文化はめちゃくちゃ自分の性にあっていると思っています。
特にiwasemiは自分がこんなキャラクターというのもあるかもしれませんが、立場関係なく皆遠慮なく意見をぶつけている気がします(笑)
ーー最後に候補者へのメッセージをお願いします。
とにかく熱量を持った人と切磋琢磨しながら互い高め合うような環境で働きたいと思っています。ビジネスは量質転化だと思っており、机上での議論、プランニングももちろん大事ですが、それよりも熱い思いをもって暴れまわることができる野武士のような方にもっと興味を持ってもらいたいですし、是非一緒に働きたいと思っています。少しでも興味を頂けたのであればエントリー頂けると嬉しいです。
(インタビュー後、居酒屋に移って飲みながら熱い話を継続・・・・)