ピクシーダストテクノロジーズ(以下、PxDT)には、現代社会が抱える課題を連続的に解決するため、複数の事業やプロジェクトが存在しています。
そんなコングロマリット型組織を形成するPxDTにおいて、組織を支える人事機能が重要であることは言うまでもありません。
今回は人事責任者の佐藤に、入社の決め手や挑戦していきたいこと、どんな方と一緒に組織を作っていきたいかを聞きました。
組織の舵取りが難しい、だからこそ楽しい。そんなPxDTで挑戦したいと思いジョイン
ーこれまでの経歴について教えてください。
新卒で総合商社に入社し、人事部配属となったことがきっかけで人事のキャリアを歩み始めて今に至ります。
これまでは人事の中でも幅広い領域に取り組んできましたが、次第に「人事は経営そのものである」ということがわかってきて、人事の難しさと面白さの両方にやりがいを感じています。
東京で通算8年の勤務のほかにアメリカ・ニューヨークやブラジル・サンパウロで駐在を経験し、グローバルで人事業務に携わっていました。
余談ですが、駐在時代にホテルのテラスでご飯を食べていたら強盗に拳銃を突きつけられて...そんな怖い思いもしましたが、海外駐在ではカルチャーの違いを身をもって痛感し、今となっては良い思い出となっています。
そんな中、より人事の領域でトップラインに貢献できるようになりたい・ビジネスに近いところで活躍したいと考えるようになり、コンサルティング会社へ転職しました。
人事領域のM&Aコンサルティングに特化したチームで、3年で30ほどのプロジェクトに携わりました。
ーどうしてPxDTに入社を決めたのでしょうか?
きっかけは「そろそろ次のステージに」と思っていた時に、先にPxDTに入社していた前職時代の同僚からの話を聞いたことです。
PxDTは一般的なベンチャー企業とは異なり、6つもの事業から成る組織のため舵取りが難しい側面があります。そんな中で人事のプロを求めているという話を聞き、PxDTに興味を持ちました。
人事として難しいことにチャレンジができること、自身のこれまでのキャリアの中でもスタートアップという未経験の領域で、新たな学びがたくさんあるだろうということにワクワクしたことを覚えています。
入社の決め手はCOOの村上と話をしたことです。
2時間話す中で会話の波長が合ったこともそうですが、決定的なのは「佐藤さんって人事っぽくないですよね」と言われたことです。
これは自分にとっては褒め言葉なんです。私はこれまで人事しかやってきていませんが、人事の仕事をしながらも経営目線、現場の感覚を大切にしたいと思ってずっと人事業務に取り組んできました。
自分の本質をしっかりと見抜いて理解してくれた経営層と一緒に働きたいと感じ、腹が決まりました。
ー舵取りが難しいとはどういうことなのでしょうか。
私の中では「難しさ=楽しさ」です。
ベンチャーのスピード感を体感することも多く、日々状況が変わるので意思決定も変わります。意思決定が変わると対応も変わります。良くも悪くも変わることに対応するのは大変ですが、変化に対して「どうすれば良いのか」を考えるのが楽しいです。
人事としては、ここがPxDTの難しいところでもあるのですが、足元6つも事業が走っており、toB/toC、事業領域や事業ステージも様々で、全然違う6つの会社を運営しているといっても過言ではありません。
そのため、それぞれの事業によって求める人材要件が異なりますし、キャリアパスの作りづらさがありますが、この課題をどうすれば解決できるのかを考えるのがとても難しいからこそ、やりがいになっています。
経営視点を持ったHRとは:会社視点と従業員視点を両立して行動すること
ー佐藤さんが大切にしている「経営視点を持ったHR」とはどういうことなのでしょうか。
HRの仕事は経営そのものだと思っています。経営は「ヒト・モノ・カネのアセットを使って、短中期の利益を出し、長期の布石も打つこと」だと定義すると、その中で最も取り扱いの難しい「良質なヒトの確保・保持」の責務を負っていますので、それを指して経営そのものだと考えています。
ですので、HRチームのメンバーには、常に主語を「会社」と「従業員」の両方で思考していただくようお願いしています。
というのも、経営資源である「ヒト」を扱うので、for the companyで考えて行動することが求められます。一方で、HRは困った従業員にとって最後の砦です。そのため「会社」ばかりではなく「従業員」という主語も必要です。一見相反するように見えますが、両立が大切だと考えます。
ー人事部以外の方とのコミュニケーションで意識していることを教えてください。
人事部は様々な部署と多くの接点を持つので、会社のメンバーと距離が近いことや、頼りにされていることが大切です。
そうなるためには、自分たち自身が従業員の模範になるように、そして信頼を得られるように、高い倫理観を持って行動する必要があると思っています。
そして、チームとしても個人としても、相手の立場になって親身に話を聞くことを大事にしています。
その際は、ただ聞くだけだと伝書鳩のようになってしまうので、ある程度自分の中で仮説を持ちながら、双方の話を聞いた上で自分の中で咀嚼・落とし所を探し、判断、行動をするようにしています。
ー佐藤さんがPxDTに入られてからチャレンジしたことについて教えてください。
入社してすぐに、独自にパルスサーベイを作成して導入しました。
会社としては従業員のコンディションを見える化することで、組織/ヒトの課題を早期に発見し、問題が大きくなる前に手が打てるようにしたいと考えたからです。
従業員からすると、パルスサーベイにコメントを入れるのは勇気がいることだと思いますが、心理的安全性の高い環境を作ることを心がけています。それもあってかたくさんの従業員から様々なコメントを頂いており、一つ一つコメントに返信したり、必要に応じ面談をしたりと、皆がイキイキと活躍できるようなコンディション作りに奔走しています。
人が事業をリードする会社でありたい
ーベンチャーかつコングロマリット的な企業であるPxDTが目指す組織のあり方について教えてください。
我々のミッションである”「社会的意義」や「意味」があるものを連続的に生み出す孵卵器となる”を実現するためには、常に革新・創造を続ける必要があります。
様々なアイデアやビジネスが生み出されるためにも、リーダーが自ら考えてそれぞれのプロダクトや事業をリードできる組織形態が合っていると思います。マネジメントのあり方1つとっても、これまでとは違ったアプローチをしていかないといけません。
今はチームでも、それが事業部となり、いずれ事業部が1つの会社のようになっていくと考えていますが、変わらず速いスピードで意思決定ができることを目指しています。
ーこれから取り組んでいきたいことについて教えてください。
人が事業をリードするような会社にしたいです。
PxDTらしさというと、ユニークな産学連携のスキームや知財戦略に積極的に取り組んでいることなどいろいろありますが、その中に「人事」という領域も入るよう取り組んでいきたいです。
プロダクトを社会実装するということで”孵卵器”と呼んでいますが、私たちは”人の孵卵器”にもなっていけるような仕組みを作っていきたいです。
従業員が転職してもまた戻ってきたいと思ってもらえる会社にしたいですし、様々なフィールドで活躍する人材を輩出することで「PxDT=人が育つ会社・良い人がいる会社」という代名詞がつくと良いなと思います。
やりたいことにコミットする行動力とマインドが大切
ー最後に、入社を検討している方へメッセージをお願いします。
まだ発展途上で、会社も人も成長し、より大きくなっていく段階です。逆に言えば、今入社すれば、責任と共にやりたいことが思う存分やれる環境があります。「これがあるからできない」「こうだからできない」というようなことは全くありません。
常に学びの意識を持ち、新しいことへのチャレンジにコミットできる人と一緒にがむしゃらに、お互いに高め合いながら働きたいですし、結果としてそれぞれが成長できる会社にしたいです。
今回のストーリーをお読みいただき、少しでもピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)のカルチャーや携われる領域の広さ、そして多様なバックグラウンドを持つメンバー達と働く面白みにワクワクしていただけていましたら嬉しいです。ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひエントリーをお待ちしております。
◆直近のニュースリリースはこちら
https://pixiedusttech.com/news/