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LINE bot・GASで新規事業のPoCをやってみた

こんにちは、dotDで開発リードをしている菊野です。
今回弊社の新しい自社事業としてEdTech領域のサービスである「meepa」の立ち上げに伴い、リーンスタートアップの考え方に則ってMVPのチャットbotサービスの開発を行いました。

より早く、簡単に事業アイデアをサービスに落とすということを念頭にLINEベースでのチャットサービスを構築しましたので、構想から実証実験までを振り返りつつ、システム構成から実際の開発・運用上のメリット・デメリットについて考察できればと思います!

▼目次

  • サービスについて
  • サービス設計
  • LINE Officail アカウント + Messaging API (LINE Bot)
  • GAS + スプレッドシート
  • まとめ

サービスについて

まず、弊社で今回立ち上げたサービス「meepa」についてですが、「「子どもの本当の好きに出会えるAIによる課外活動マッチング」をコンセプトとした、忙しい親御さん向けにチャットでお子さんが熱中できる習い事を提案してあげるサービスになります。詳しいサービスの内容は下記をご覧頂けたらと思います!

meepa | 子どもの本当の好きに出会う 課外活動マッチングサービス
meepaは「子どもの本当の好きに出会う」を目指して、幼稚園・保育園・学童などで子どもたちが様々な体験の機会を得られるように、園と課外活動提供者をマッチングするサービスです。
https://meepa.io/

サービス設計

システム観点で必要な要素としては大きく以下のような要件がありました。
その上でどのような構成のサービスにすれば良いか設計を行いました。

ユーザさんとのインタラクティブなやり取りをもとにしたレッスンのレコメンドや予約体験を提供するため、botによるチャットベースでのサービス設計することにしました。

また、チャットbotの実現方法としては手軽に利用可能かつユーザさんの利用チャットプラットフォームとして国内では定着しているLINEのbotモードを利用することとし、サーバサイドについても運営側でのマスタのメンテや予約管理の直接のメンテがやりやすく別途管理画面などの開発が不要となるようGAS(Google App Script)Google スプレッドシート をベースに構成しました。

さらにサービスのランディングページについてもコーディングなしでWebサイトが作れるSTUDIOを採用したり、ユーザさんや体験レッスンを提供してくれる教室向けの登録フォームについてもGoogleフォームを利用することで、まずは素早く作成でき、公開後も容易に改善が行えるようにしました。

以上をまとめると、システム構成の概要は下記のようになります。

実際にこの構成でLINEチャットbotによる実証実験を開始し、運用を進めてみました。改めて振り返ってみると、初期開発のスピードや改善のしやすさなど当初想定していたメリットなどは十分にあったものの、色々と制約や課題も出てきましたのでその辺りをまとめていきたいと思います。

LINE Officail アカウント + Messaging API (LINE Bot)

LINEでBotサービスを作るにあたっては、下記のメリット・デメリットを感じたのですが、特にLINEのbotモードでユーザさんとのチャットの履歴がLINEアプリ上から確認できないという仕様に苦しみました。。(結果的にはスプレッドシート 上にユーザさんとのメッセージのやり取りのログを書き出すような対応で何とか対処しています。)

GAS + スプレッドシート

GASに関してはJavaScriptベースでオンライン開発もできるので技術的なハードルが低い一方で、スプレッドシートをDBの代わりとして使うことには処理速度やオペミスリスク等の面で運用上の制約が多々あることがわかりました。

また、一般的なシステムの構成との違いとして、GASファイルやスプレッドシート等は作成者のGoogleアカウントに紐づくため、ユーザの削除等をしてしまうことで急にシステムが動かなくなるといった障害が発生するという事件もありましたので注意が必要です。

まとめ

今回LINEやGoogleのサービスを使った簡易PoC構成についてご紹介しました。やってみてわかったシステムの弱点はここに書ききれなかったものも多々ありますが、下記のような方にはオススメかなと思います!

最後に、弊社dotDでは、新しい事業を共に作っていくためのエンジニアのメンバーを募集しています。まずはカジュアルにお話を聞いてみるというスタンスでも構いませんので興味を持ってくださった方はお気軽にご連絡ください!


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子どもの本当の好きと出会う!EdTech事業立ち上げエンジニア募集!
【世の中に新しい価値を生み出し続ける事業創造ファーム】 私たちdotDは、 ひとりひとりの「当たり前」に変化をもたらし、新たな「喜び」を届けることを使命に、 既存の価値に技術と知識と経験をつなぎ合わせ、新たな価値を創り出し、豊かな社会づくりに貢献する 『事業創造ファーム』です。 ・社員の問題意識を起点に様々な事業作りにチャレンジする「自社事業」 ・大企業との協業で社会的インパクトを創出する「共創事業」 の2つのやり方で、複数のプロジェクトに並行して取り組みながら、世の中に新しい価値を生み出すことに日々挑戦しています。 自社事業例:愛犬とオーナーに、「次の幸せ」を届けるプラットフォーム「onedog」 ・世界7億世帯、22兆円マーケットと呼ばれるペットテックの領域でペットテックプラットフォームonedogを提供しています。最初からグローバルマーケットを取りに行き、単純なアプリではなくその先のプラットフォーム戦略を見据えたビジネスを推進しています。 共創事業例:クルマの鍵屋だからできた安心安全のデジタルキー TOKAI RIKA 「Digitalkey」 ・クルマから始まり、生活で利用する様々な「鍵」をデジタル化し、それらが繋がることで未来のスマートシティを支えるサービスです。クルマ以外のモビリティ、オフィスなどの建物、駐車場などもデジタルキー化し、物理的な「鍵」のないシームレスで便利・安全な社会の実現を目指します。 ・dotDはTOKAI RIKA Digitalkeyを、構想策定から開発、セールス・マーケティングまで一貫して、共同事業として運営しています。 今回は、2020年10月に新たに立ち上げた自社事業プロジェクトとして、 子どもが本当の好きと出会うためのEdTech事業の立ち上げメンバー(エンジニア)を募集します。
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