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リモートワーク疲れに『別人になる時間』という考え方を提案してみる

こちらの記事はdotD公式noteの転載です。

執筆者は、Managing Directorの山中健太郎さんです。

https://www.wantedly.com/companies/company_7005547/post_articles/371963


リモートワークで出勤・退勤という気持ち切り替えイベントがなくなった今、大したトラブルがなくても、「なんとなくストレスたまるな〜」という方ってきっとたくさんいますよね。

そんな方々が、精神的ストレスを軽減して高いパフォーマンスを維持するために、『別人になる時間』というコンセプトを提唱してみたいと思います。

『別人になる時間』...
我を忘れて過ごす時間 ・ まるで別人のような言動をしている時間
(いつもの自分(=我)を知ってる人に見られると「別人じゃん(キモ)」って言われても仕方ない状態)

『別人になる時間』という言葉が具体的に指し示すものは、次の章で示すように「ストレス発散」、「リフレッシュ」、「レクレーション」等々という名前で語られることと、ほとんど同じです。

そうすると、ただの言い換え・言葉遊びに近い印象を持たれるかもしれませんが、
「言葉を変えると物事の捉え方が変わる」、そうすると行動も変わるだろうという考えのもと、読んでくれた方の脳内に新しい行動の選択肢が思い浮かぶといいなーという意図で書きます。

ただそれでも単なる言葉遊びに止まってしまったらごめんなさい。
以降の文章はただの個人の感覚を文章にしたものです。

目次

  1. 『別人になる時間』の例(僕の場合)
  2. 言葉を変えると物事の見え方が変わる
  3. 成功要因の方へリフレーミングする
  4. おわりに

『別人になる時間』の例(僕の場合)

早速ですが、僕なりの『別人になる時間』を例示してみます。
ここでは仕事人としての僕を標準として、その他を別人としてます。

僕が『別人になる時間』
↑高頻度
・子どもと遊ぶ👧
・入浴♨️
・読書📕
・ジョギング🏃‍♂️
・サウナ🧖‍♂️
・カラオケ🎤
・色んなコミュニティの旧友と会う👬
・旅行✈️
↓低頻度

一つ一つがなぜ自分にとって『別人になれる時間』なのか?という解説はやめておきますが、僕にとってはいずれも、「我を忘れて過ごす時間」であり、「普段の仕事中の自分とはまるで別人のように自然と振る舞っている時間」なのです。

「...まあそうだよね。割と一般的なストレス発散方法だよね」と思われる方が多いんじゃないかと思います。

今回『別人になる時間』を過ごすことを提唱する理由は、誰も聞いたことのないストレス発散法を見つけることではないんです。言葉を変えると自分の中で忘れていた新しい選択肢が見つかるというところなんです。

例えば、僕の場合、問いかけと思い浮かぶ行動はこんな感じの対応です↓

他の問いかけで思い浮かぶ行動(僕の場合)
・「ストレス発散をしましょう」→カラオケ、飲み会
・「リフレッシュしましょう」→同上
・「趣味の時間を確保しましょう」→読書、サウナ、旅行
・「リラックスしましょう」→入浴
・「レクリエーションしましょう」→旅行

それぞれの言葉のニュアンスや自分が持っているイメージに引っ張られて、一言で幅広くいろんな選択肢を思い浮かばせてくれるものがありませんでした。

それが、『別人になる時間』と言われると色んな行動が想起されたんです。

特に、僕自身でも『別人になる時間』ってなんだろう?と自分自身に問いかけるまでは、子どもと遊ぶことがストレスを発散する時間になっているとは、全く自覚していませんでした。

なんとなくポイントをわかってもらえたのではないでしょうか?

「最近ストレスたまってんなー」と思いつつ、自分の中で確固たる発散法がない場合に、あるいはお気に入りのストレス発散法がソーシャルディスタンスなどなんらかの理由でできない時に、「自分にとって『別人になる時間』って何かなー」と考えると、等身大の、その時の自分に合う行動の選択肢が思いつきやすくなるんじゃないか
とうのが今回の提案の主旨なんです🎙

ここからはこのカラクリを理屈っぽく説明したいと思います。

言葉を変えると物事の見え方が変わる

少し(?)理屈っぽい話をします。

冒頭にも書きましたが、前章のポイントは、
「言葉を変えると物事の捉え方が変わる」、そうすると行動も変わる
という部分です。

「言葉を変えると物事の捉え方が変わる」という部分を指して、
「リフレーミング」とか「フレームを変える」とか「レンズを変える」とかって言ったりします。

『別人になる時間』と似た意味合いの言葉が色々ある中で、「ストレス発散」「リフレッシュ」「レクレーション」だと何かすごいことをしなきゃいけない気分になるけれど、『別人になる時間』って問われるとカジュアルに色々思いつくというのは、「リフレーミング」の一例です。

『別人になる時間』を提唱するということは、「ストレス発散に行き詰まった時に、リフレーミングして考えてみたら、思ってた以上に行動の選択肢が出てくるかもよ」と言ってるのに近いです。

成功要因の方へリフレーミングする

リフレーミングする時のポイントかなと僕が思っているのが、
「目的」ではなく「成功要因」っぽい言葉を使う
ということです。

例えば...

「『XXX』って何ですか」

という問いへの答え方って2パターンあるんじゃないかと最近ふと気づきました。

①意味をなるべく網羅的・正確に表現しようとする回答
②その成功要因を端的にかつ大胆に表現しようとする回答

ここでは「イノベーション」という単語を例にとって説明します。
(ちょっと自分の得意領域に話を振りすぎてるので、例えがよくわからんという方はごめんなさい。いつか需要があればもっとたくさんの人にわかりやすい例を考えます)

①の例:
Q. 「イノベーション」って何ですか?
A. イノベーション=「価値創造+社会浸透(≠技術革新)」です。
②の例:
Q. 「イノベーション」って何ですか?
A. イノベーション=「新結合」です。

①の例は、目的らしきものを説明しています。
仕事で上司から「イノベーションを起こせ」(無茶振り)と言われてキョトンとしている若手社員に説明してあげるのに適していそうです(言葉はもっと補足しないとダメですけどね)。

一方の②については、Howを一言にまとめて説明しています(あくまで一般論なので、本当にアドバイスをするためにはたくさんの補足が必要なのは言うまでもありません)。企画系の仕事をそこそこの年数こなしている中堅社員にとっては、もしかしたら何等かのヒントになるかもしれません。

話をストレス発散に戻しましょう。

「ストレス発散」は、目的そのものですし、
「リフレッシュ」は辞書で調べると「気分一新」と出ます。「気分を一新せよ」と言われても、何をすればいいか直ちには思い浮かびづらいですよね。
一つ目の章で登場した他の単語についても、全ては説明しませんが、いずれもほぼ同様で、目的を言い換えたものになっています。
「趣味の時間」は例外で目的よりは手段に言及しているため、趣味がある人にとってはどんな行動を取ればいいか一目瞭然ですが、自分が趣味だと認識ていること以外は自然には浮かびません。つまりは、成功要因の一部を指し示す言葉だと解釈できます。

一方、『別人になる時間』は成功要因を組み込んだフレーズになっています。また「趣味の時間」よりも幅広い範囲で思考を促します。
つまりストレス発散したい時に「自分にとって『別人になる』時間(=普段の自分を知ってる人から見てまるで別人のように見え、びっくりされるような時間)って何だっけ?」と問い直せば、色々と浮かんできます(もちろん個人差はありますが)

おわりに

シンプルなアイデアを理屈っぽく説明してしまいました。最後に改めて冒頭の私の提案をおさらいします。

リモートワークが続き、大したトラブルがないのに、「ストレス溜まってんなー」という方、
「自分にとって『別人になる』時間って何だっけ?」
「自分の行動の中で、普段の自分を知ってる人に見られたら、まるで別人のように見られびっくりされるような時間っていつだろう?」
と問いかけてみてください。
見落としていた身近なストレス発散法が見つかるかもしれません。

思いつきを長々と説明してしまいましたが、誰かの役に少しでも立てればと思って、とりあえず公開してみます。。

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