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【QAエンジニア】「クオリティ担保を極めた先にビジネス価値の創造がある」松本さんが考えるQAとは?

こんにちは!株式会社WiseVineの採用担当の鹿島です。
本日は、QAエンジニアの松本さんにインタビューをしてまいりました。


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・WIseVineのQAの業務内容
・松本さんが考えるQAとは
・WiseVineのQAとして働く魅力
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についてお話しして参りますので、「プロダクトの構想段階から携わりたい方」や「QAとしてクオリティ担保に貢献したい方」はぜひ最後までご覧ください。

QAエンジニア/松本さん プロフィール

兵庫県立大学大学院物質理学研究科物質科学専攻 卒業 PHC株式会社(プログラマー)→株式会社本田技術研究所→コンチネンタル・オートモーティブ株式会社(QA, Algo Test Manager)→アジレント・テクノロジー・インターナショナル株式会社(QA)→株式会社WiseVine

入社の背景

鹿島:QAエンジニアとしてキャリアを積まれていた松本さんがWiseVineへの入社を決められた背景を教えてください。

松本:当時、フリーランスとして仕事をし始めた頃で、高額の税金や確定申告の大変さを実感し、海外での仕事にも興味を持っていた時に、代表の吉本からお声掛けいただいたことがきっかけです。「現在の日本が抱えている問題から逃げるのではなくて、WiseVineであれば仕事を通じて問題を解決できる」と考え、入社を決めました。


WiseVineでやってみたいこと

鹿島:当時はまだプロダクトもない状況のWiseVineでしたが、やってみたいことや貢献してみたいことはありましたか?

松本:一人目QAとしての参画だったので、まずはQA組織の立ち上げをしたいと思っていました。また、お客様が取り扱う金額が非常に大きいプロダクトのため、クオリティを担保できるようなスピードとフローの構築を目指していましたね。

QAエンジニアの仕事とは

業務内容

鹿島:現在の業務内容を教えてください。

松本:Product Owner と連携し、次回リリースのテストスコープを検討しています。開発内容、人的リソース、日程、コストを踏まえ、考慮する必要があります。 "どこまでテストすべきか?"という問いには、明確な答えがありません。ProductOwner/PdM/PjM、開発チームと共に議論し、WiseVineとしての回答を作ることが大切だと考えています。


大事にしている観点とは

鹿島:テストのアプローチや方針を決めていく上で一番大事にしている観点は何ですか?

松本:QCD(クオリティ、コスト、デリバリー)のバランスを最大化させることです。具体的には、どのようにすれば時間とコストを最小限に抑えながら、クオリティを担保できるかというところを踏まえて考えることを大切にしています。


今のフェーズで一番注力していること

鹿島:フェーズ毎にプライオリティが変わるQAというお仕事ですが、今のフェーズにおいて、“クオリティ”、“コスト”、“デリバリー”の中のどれに一番注力していますか?

松本:現在のフェーズでは、“デリバリー”ですが、今後は“クオリティ”に注力していきたいですね。

鹿島:QAチームとしてどのような体制が実現すると“クオリティ”が担保できると考えていますか?

松本:まずは、QAが開発の上流工程から入って、早い段階で不具合を発見できる体制を構築することです。その上で、最終的な受け入れテストまで、プロダクトが適切にデリバリーされるところを確認することが重要だと考えています。 また、1ファンクションにつき、最低一人のQAエンジニアをつけたいと思っていて。現在のプロダクトに限っても、少なくとも6人のQAエンジニアが必要だと思いますね。


“クオリティ”を担保することによるインパクト

鹿島:“クオリティ”を担保することは、ビジネスにおいてどのようなインパクトがあると考えていますか?

松本:QAとして、“魅力的品質”も大切にしているので、ユーザーの満足に繋がるような見せ方や使い勝手、プロダクトへの信頼性といった部分で貢献できると思います。それが、ひいてはプロダクトの競合優位性や市場のシェアに繋がっていくと考えています。

競合優位性を高めるために

最終的に大切なのは「センス」

鹿島:競合他社が出てきた際に、価格競争に乗らなくても勝てる方法にはどのような要素があると思いますか?

松本:一つ目が、「ドメインに入り込んで顧客からの信頼を得る力」です。特に「行政」というドメインに入り込むこと自体が、とても難しいと思っています。そこに代表の吉本をはじめとしたドメインに精通したチームメンバーが入り込んでくれているので、現在のWiseVineの事業が実現していると感じます。 二つ目は、「センス」です。というのも、どのような機能でも技術的には作れてしまうので、最終的に問われるのはセンスの部分なのではないかと考えています。 例えば、自動車業界では、車の動力性能に加えて、居住やデザインなどの快適性の品質保証が重要になってきています。この現象は、私たちの業界でも起きるのではないかと考えています。これをプロダクトに置き換えていうならば、使いやすさや、魅力的なデザインなどのセンスが重要になると思いますね。


センスをQAチームに広める方法

鹿島:「センス」を言語化して量産するのは難しいと思います。クオリティの担保に繋がっている松本さんのセンスをQAチームにどのように広めているか教えてください。

松本:センスを具体的に表現するのは難しいですが、大切にしている評価基準の一つが「使い勝手」です。具体的には、ソフトウェアが直感的に使えるかどうか、操作に戸惑わないで違和感なく使えるかどうかを判断基準としています。 これを無意識に使えるレベルまで高めることが品質保証につながると考えているので、この基準をチームメンバーにも共有し、私がどのように評価しているのかを実際に見ていただきながら広めています。


センスを早く身につけられる自己学習

鹿島:どのような自己学習をすれば、そのセンスを早く身につけられると思いますか?

松本:一番は、様々なプロダクトのQAをこなすことだと思います。また、普段からスマートフォンでも良いので、様々なプロダクトに実際に触れてみることも大切です。その中で、「良いデザインとは何か」、同じようなプロダクトを比較して「どちらが使いやすいか」などを常に考えることでセンスを養うことができると思いますね。

QAの新しい概念

デザインの理解がクオリティ担保に繋がる

鹿島:QAというと「ここのボタンを押したらバグが出る」というような状況を未然に防ぐという印象が強いのですが、松本さんのお話から、「デザイン」という言葉も重要な要素として出てきました。“クオリティ担保”には、QAやデザインなど、多くの要素があると感じます。それを網羅的に見ているから“センス”が身につくと感じたのですが、デザインについて触れたり、勉強をした経験はありますか?

松本:デザインについての勉強はしていませんが、多くの仕様書を読むことで、なぜそのデザインにしたのか、ユースケースに対してデザイナーや開発者がどのような指摘を行い、どのようにレビューして修正を加えているかを理解しています。これがデザインに対する理解の源泉になっているのかもしれませんね。 また、最近では、プロダクトデザイナーでも、デザインを綺麗にするというよりは、情報を整理して使いやすさを追求するといった、OOUIやオブジェクトデータ思考などのスキルセットを持つデザイナーが求められています。 プロダクトデザイナーがクオリティを担保するために情報の整理や設計に寄っているように、QAも入口が違いますが、同様に寄っている気がしますね。

鹿島:QAとデザインは異なる入口からスタートしますが、クオリティの担保を極めたら、最終的にどこかで融合することはあるのでしょうか?

松本:現在でも既に近しいことはやっています。例えば、「1画面の中に必要な情報が入っているか」「不要な情報はないか」といった点を常に気にしながら仕事をしているので、そういった意味では、デザインとQAの融合に近いことをしているのではないかと思います。 現在の市場において、新規プロダクトを考えた時に、“ビズ”、“テック”と、”ユーザー体験(=クリエイティブ)”が必要であり、ユーザー体験に影響を及ぼすのは一般的にデザイナーの役割だと思われています。 でも、もしかすると、“ユーザー体験”という括りの中にQAも染み出していると言えるのかもしれませんね。

最後に

採用ペルソナ像

鹿島:QAエンジニアポジションにはどのような方に来ていただきたいですか?

松本:常に「本当に今のQA活動で良いのか」「本当にこの仕様で良いのか」という自問自答をして、問題点や改善可能な箇所をしっかりと考えてくれる方に来てほしいです。さらに、欲を言えば、そういった課題に対してエンジニアとして技術的なソリューションを考え、実行できる方が来てくれたら嬉しいですね。


これから仲間となる皆さんへ

松本:WiseVineのQAの一番の魅力は、プロダクトの構想段階から関わることができる点です。QAのアイデアがプロダクトに直接反映されるため、自分のアイデアを形にしたい方、積極的に物作りをしたい方にはとても魅力的な環境だと思います。少しでも興味を持っていただけた方は、是非お気軽にご応募ください!

鹿島:松本さん、ありがとうございました!


このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
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