~2022年度新卒入社メンバーインタビュー~ 多様な人材が活躍するトヨタコネクティッドで、モビリティサービスを通して課題解決に貢献していきたい
トヨタコネクティッドでは、2022年度に大学・大学院を卒業した新入社員を4名お迎えいたしました。彼らがどんな期待を抱いて入社を決めたか、また入社から3カ月が経過して見えてきた景色はどのようなものか。グループインタビューで話を聞きました。
――まずは皆さんの自己紹介をお願いいたします。
西山)私は愛知の出身で、工学系の大学院で深層学習を用いたチャットボットについて研究していました。大規模なデータを用いてAIに学習させたシステムに対し、文字ベースで問いかけると応答してくれるものです。僕自身が面倒くさがりで、機械にいろんなことを「お願い!」と任せたいなと思い興味を持ったのが研究のきっかけです(笑)。
佐田)私は神奈川県出身です。大学ではマーケティングや経営学、会計学などビジネスに関係する学問を広く学びました。また英語が好きだったので、半年間のクロアチア留学も経験しました。新しいものが好きで、自分が知らないものを知りたいという知識欲が強いことが背景にあったと思います。大学で広くビジネスを学んだことで、ニュースを複合的に見たり、町中のお店のマーケティングの狙いなどを考えるようになりました。
畑)私は三重の出身で、今は三重から出社しています。大学では行動情報学科というところで、文理が融合した勉強をしていました。社会にあふれている情報を様々な角度から分析することを目的に、経営学やデータ分析、プログラミングなどを広く勉強していました。研究ではYouTubeのコメントをデータマイニングして、感情や言葉に着目し、どのようなコメントに価値があるのかを分析していました。
南)私は東京出身ですが、石川にある情報系の大学院でゲームのAIを研究していました。アルゴリズムやゲームAIモデルを組み立てることが多かったです。大学在学中に車載器の組込み系システムを開発している企業でアルバイトを経験し、ADASの研究開発に3年間関わっていました。また大学生のときに1年間休学をしてシリコンバレーに留学を経験したのですが、その際にGoogleの自動運転車を見て感動しました。ドライバーがハンドルを握っていない状況をみて、実はすでに自動運転が実現できる環境になりつつあるんだ!と知ったときは衝撃を受けました。
モビリティサービスを通して、身近にある課題を解決していきたい
――皆さんがトヨタコネクティッドに入社を決めた理由を教えてください。
南)私はアルバイト先の経験もあり、車に関われる企業を探しているなかでトヨタコネクティッドを知りました。自動運転を研究する中で、それを実現していくには、信号機などのインフラを含め様々なものがコネクティッド化されていないといけないと知りました。トヨタコネクティッドがその基盤となるMSPFというサービスを開発していることに惹かれて入社を決めました。
畑)私はもともと車が好きで、好きが高じてレンタカーショップでアルバイトをしていました。そのショップでは系列サービスのカーシェアも管理しており、時々車のメンテナンスに行ったり、自分でもサービスを利用していたりしました。残念ながらトヨタシェアではないのですが(笑)、そのカーシェアサービスでは、利用後に運転平均スピードや走行距離などを知せる先進的な機能があり、モビリティサービスは今後新しい取り組みをしていける領域だと考えて入社を決めました。
佐田)私は当時、三重に住む祖父が免許を返納し、移動困難者になるということがありました。祖父に何をしてあげられるのだろうと考えていたときにトヨタコネクティッドを知りました。また別の機会でショッピングモールに行った際、車のナンバーが画像認識され駐車場の料金を自動で精算できるというサービスを経験し、ITで解決出来ることがたくさんあるのでは、と考えて入社を決めました。
西山)私は愛知出身なので、大学の講義にもモビリティ関連企業の社員が講師で来ることがあったりと、車に親しみを持って育ってきました。車が生み出すデータやそれを分析して作るサービス、またそのサービス基盤そのものを開発していく、というトヨタコネクティッドの事業領域に強く興味を持ちました。「移動を便利にしたい」、「もっと気軽に車を使いたい」、「車を持っていない人でも自然と車に乗って移動できたらいい」、という漠然とした思いがあり、トヨタコネクティッドであれば形にしていけると思いました。
個性豊かな社員たちと共に、様々なビジネスに関わっていく
――入社して3カ月が経ちましたが、どのように感じていますか?
西山)入社してからのこの3か月間は基礎研修を受けています。まだビジネスには関わっていないので、正直仕事のイメージは湧いていないです。ただ、想定していたよりも個性豊かでいろいろな人がいるな、と感じています。非常にカジュアルに接してくださる方から、かっちりとスーツを着こなしている人まで様々です。部門ごとに取り組んでいるビジネスの内容も全然違うと感じています。
佐田)私も同じで、入社前は具体的に何をやっている会社なのかイマイチつかめなかったところ、やっとその解像度が上がってきました。トヨタ自動車のプロジェクトへの関わり方や、通信企業など他業種との連携など、どの部署も面白い事業に取り組んでいる印象です。
畑)この3カ月間、研修を通して様々な部署のマネージャーや先輩たちにお会いしてきましたが、皆さん個性が強く、自分の軸がある人が多い印象です。興味ややりたいことがはっきりしており、また自分の仕事に誇りを持っているので、「この人たちと一緒に働いたら自分も成長していけそうだな」と期待しています。あとは研修や面接の内容が手厚く、じっくりと向き合ってもらっていると感じます。
南)トヨタという名前がついていますが、自社のサービスを開発していたり、独自で提案をしていたりというところに驚きはありました。トヨタグループの一員でありながらも、トヨタコネクティッドとしての個性が大いにある会社だと思います。また事業面では、マルチプラットフォームの開発やコールセンターのオペレーション業務をやっているイメージでしたが、入社してみたら想像以上に面白い取り組みをたくさんしており、これもやってみたい、あれもやってみたい、というイメージがすごく膨らんでいます。
それぞれのコースで専門性を高めながら、新たなサービスの企画・開発に貢献していく
――皆さんはコース別採用で、将来目指す職種を選んで入社しています。5年後にどうなっていたいか、イメージがあれば教えてください。
南)私は技術コースを第一希望として入社しましたが、正直事業系の職種にも大いに興味があります。5年後どうなっているのか、まだイメージは湧きませんが、新しいサービスの開発を牽引するような役割を担っていたいです。誰もがクルマに乗ることに対して恐怖を抱かない、金銭面の不安をいだかない、移動することを心から楽しめる、そんなサービス開発に貢献していたいですね。
佐田)私は事業系コースを選択しています。様々なアイディアを出しながら、「こんな世の中になると思わなかった!」というような驚きのある社会をつくっていくことに貢献していたいです。日本は少子高齢化が進み、今後ますます移動弱者や交通弱者が増えていきます。住んでいる場所やその人の属性を問わず、好きな時に好きな場所に移動できるサービスを開発し、将来的にはそのノウハウを海外に展開していくことができるといいなと思っています。
西山)私は「便利にする」というのが軸です。5年後には、日常生活の中での「不便だな」と思うことを解消できるサービスを提供し、自分が貢献した点を明確に言えるようになること。またきちんと能力を発揮し、自信をもって役割が担えるようになることを目指したいです。技術系コースなので、まずはエンジニアとして技術習得に励みたいです。
畑)私も同じく、身近な部分での不便さに対し、解決策を自分で提案していけるようになりたいです。身近な不便さを少なくする、既存のものに付加価値を生む、新しい使い方を提案するということを通し、即時改善を反映させて、結果を出すということに貢献していきたいです。私も技術コースですが、将来の在り方にはまだ迷いがあります。ただし、技術を身に着けることは自分自身の基礎になると思うので、しっかりとエンジニアとして成長していたいと思います。
新卒入社のメンバーは、それぞれの選択コースでのOJTを経て配属部署が決まります。5年後に改めて彼らの成長ぶりをインタビューしたいと思います!