「コピーライターやディレクターとして、少数精鋭の制作会社に転職したい。
でも、転職先のメンバーと気が合うか不安ッ・・・!」
少数精鋭なベンチャー企業の人間関係は、人数の多い大手のそれと比べて、比較的メンバー間の距離が近い傾向にあります。
そのため、会社メンバーの人となりは、転職時にすごく気になるポイント。
そんなわけで、「当社メンバーの人となり」を具体的にイメージしていただきたく、社員のインタビュー記事を更新していきます!
今回は当社のディレクター兼コピーライターである、北村さんにお話を伺いました。
【北村 和久(Kazuhisa Kitamura)】㈱レベルゼロ ディレクター / コピーライター
1982年生まれ、石川県出身。大学卒業後、某広告代理店に入社。そこで約12年間広告制作に従事。その後、錦見(レベルゼロ代表)との出会いを機にレベルゼロへ入社。「趣味は仕事」と言い放つ筋金入りのクリエイター。コピーライティングとプリンが好き。
転機は代表との出会い
ではまず、レベルゼロに入社するまでの経歴を教えてください。
工学部電気情報系の大学を卒業後、名古屋の広告代理店に入社しました。そしてそこからおよそ12年間、主に採用領域での広告制作を担当していました。具体的には、パンフレットやWEBページなどの各種広告・広報ツールを作っていました。
12年勤めた会社から、なぜレベルゼロへの入社を決めたのでしょうか?
結論から言うと錦見(レベルゼロ代表)との出会いが大きかったですね。
まず、前の会社ではバリバリ仕事してる方だったし、仕事自体にもやりがいを感じていました。ただ、キャリアの中盤あたりからぼんやりと転職によるキャリアアップを意識し始めました。が、転職に踏み切る決定的な何かを掴めずにいました。前職も十分に成長できる環境だったので。そして、働き始めて10年目の頃かな?レベルゼロを設立して間もない錦見と仕事を通じて出会いました。当時、僕の会社とレベルゼロは共にクライアントの課題を解決するパートナーとして仕事していたんです。錦見と仕事を通して深く関わっていく中で、その仕事のレベルの高さとか、クライアントを惹きつけるオーラとか。そういった様々なことに、今まで出会ってきた人にはない「凄み」を感じました。そこから段々と、「この人と一緒に働いたらより大きな成長がありそうだ」と考えるようになります。そして出会いから2年ほど経ったタイミングで、自分の中で色々と条件が重なり、レベルゼロへの転職を決めました。
制作物から課題解決へ
現在はどういう仕事をしているのでしょうか?またレベルゼロの仕事の魅力についても教えてください。
仕事内容としては、前職から大きく変わってはおらず、現在もディレクターとして採用や企業広報の広告制作を行っていますよ。パンフレットやWEBページ、それから映像とか。コロナ後はオンラインのインターンシップなんかを手掛けることも増えましたね。傾向として、最近は紙媒体からデジタルへのシフトが顕著なので、WEB媒体の案件が特に多いです。なので、社内のエンジニアや外部のデザイナーと協業しています。
で、レベルゼロにきて感じる仕事の魅力は「形あるものから形のないものへの変化」ですね。
「形あるものから形のないものへの変化」とは具体的にどういうことでしょうか?
仕事の介在領域が前職に比べて広がってきていると感じていて。例えば、大学におよそ600社の企業がブースを出して学生にアピールする場である「合同企業展」というイベントのオンライン化を担当しました。そこで配布されるパンフレットだったり、使用される垂れ幕や映像といった各種ツールは以前から作っていたのですが、その時は、そもそものイベント設計からお手伝いさせていただきました。そのイベントという受け皿自体をつくったイメージですね。
他には、ある企業の採用ブランディングプロジェクトを担当しました。通常の採用ブランディング案件だと、大まかに「御社の競合は○○ですよね」、「強みは△△にありますよね」、「なので□□というツールを提案させていただきたいです」という感じで仕事を進めていきます。しかし、その時はクライアントサイドのプロジェクトメンバー数名を主体として、僕はコーディネーター的なポジションで社員の方自身のディスカッションをサポートしました。その中でクライアントの「らしさ」の発見をお手伝いし、コンセプトに落とし込んでいくという仕事の進め方ができました。
こういった風に仕事のアウトプットが、「メディアやツールといった制作物」から、「課題解決のためのコンサルティング」といった領域に広がっていて、前職にはない成長を感じていますね。
さらなる自身の成長、そして他者の育成を目指す
では、時間軸を未来に移しまして。5年後のビジョンを教えてください。
そうですね。クライアントの新規開拓と後進の育成に力を入れていきたいです。
現在はありがたいことにたくさんお仕事があるのですが、昨年はコロナウィルス発生により、一時的にではありますがお仕事にゆとりが生まれました。なので、その状況を活かし、これまで会ったことがない人に会いに行くというような機会を持ちました。そこで人と人とのお付き合いから新たな仕事に発展していくことの楽しさを感じました。そういった経緯があり、既存の案件も大切にしつつ、新たな可能性を模索する立ち回りに興味を持っています。そうして仕事が増えてくると、個人のキャパにも限界があるので、新人のディレクターに仕事を受け継いでいきたいと思っていて。その後進の育成にも力を入れていきたいですね。
言わずもがな、広告業界ひいてはこの世界の変化は日進月歩です。その中で、意識的に新しいことに挑戦して、進化してようやく現状維持ができるという風に思っています。
変化や挑戦に柔軟なイメージを持ちましたが、その気質は昔からありましたか?
いや、全然そんなことないです(笑)もともと保守的であんまり変化とか好きじゃなかったですね。でも、レベルゼロにきて、変化と挑戦の化身みたいな錦見の近くで働いてるので、良い方向に影響を受けたのかもしれません。
なるほど、そういった変化ができるのもメンバー間の距離が近いからこそですね。では最後に、将来どんなメンバーと働きたいかを教えてください。スキルよりもマインドやスタンスといった面からお願いします。
そうだなぁ、一言でいうと「自分の実力以上の仕事に挑戦できる成長意欲の高い人」ですかね。メンバーの仕事の質が高いので、それに伴ってお客様から求められる仕事のレベルも高いです。当社はそういった環境なので、「やれるからやる」というよりは「やれないけど何とかする」というマッチョなマインドが重要かも。ある種、恐怖心がマヒしてるクレイジーな人というか…(笑)でも、一概にそうとは言えない面もありますね。そういう状況が苦手なら苦手なりに圧倒的に努力して、レベルアップしていくのもいい。
とにもかくにも、苦境をポジティブに捉えることができる人が向いてますね。苦しさを乗り越えてこそ成長できると思うので、いかにそれに耐えて、食らい付いていけるかです・・・と、なんかすごい激しい感じになっちゃいましたが(笑)
確かに(笑)ただ、社内メンバーのサポートは手厚いので、一人で苦しむことはあまりないですよね。
それはそうですね。全力でサポートしますよ!
そう言い残し、北村はプリンを求めて最寄りのファミマへと消えていった。
取材・文:辻井大河