株式会社Remindでは、前回実施した「組織コーチング」のDAY6で、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を刷新しました。
そしてDAY7では、7期の売上目標・15億円、8期の売上目標・30億円というゴールに向け、社員一人ひとりがMVVを「自分ごと化」し、真の理解と実践を目指した議論を行いました!
ここからは、DAY7の様子や社員の学び、変化をCOO・松田の目線からお届けします。Remindが挑む組織変革の最新章を、ぜひご覧ください!
松田 康魁 / COO
2023年2月、株式会社Remindに入社。COOとして、経営企画・事業企画から、戦略人事・人事労務オペレーション全般も担当している。入社以前は、ダンサー、個人事業、バーテンダー、グラフィックデザイナーなど、様々な職種を経験してきた。その中で培ったマインドセットや、他者の考えを整理し客観的な視点でアウトプットする力が強みである。現在は、全社売上ゴールの達成に向けて、既存事業の拡大と、さらなる主軸となる新規事業の推進に邁進している。
「自分ごと化」でMVVを真に理解する
ーー前回の組織コーチング・DAY6を終えてから、どのような変化やアクションがありましたか?
DAY7に向けた準備として「カルチャーミーティング」を実施しました。これは、前回設定したMVVや行動指針を一人ひとりの具体的な行動に落とし込み、本気で体現していくための第一歩です。
カルチャーミーティングでは、コーチからいただいていた「期待を超える『ありがとう』をもらったのはどんな時か?」「MVVを実践できた瞬間は?」といった、MVVや行動指針に関連する問いをメンバー全員で深掘りしていきました。
特に印象的だったのは、この振り返りを組織的に行ったことで、チーム全体でMVVや行動指針に対する価値観のすり合わせができたことです。一人で考えるのではなく、お互いの経験や思いを共有し合うことで、より深い理解が生まれました。
さらに一度こういった意識づけをすると、自分の行動一つひとつを、MVVや行動指針と結びつけて考えられるようになる。そんな実感を得た貴重な機会でしたね。
本音の議論で、MVVの体現に向けた「伸びしろ」に目を向ける
ーーDAY7の目的を教えてください。
8期の売上目標である30億円の達成と、MVVの全社浸透。この2つの大きな目標に向けて、キーマンとなる社員の意識統一をし、具体的なアクションプランを策定することがDAY7の目的でした。
さらにそれが、2024年11月からスタートする7期の売上目標・15億円を実現するための礎にもなると解釈しています。
ーー具体的に、どのようなことをしたのでしょうか?
カルチャーミーティングと関連した、MVVや行動指針を体現したエピソードのアウトプットと、9月からの振り返りとして自身が前進した部分の共有を行いました。
その中では、コミュニケーションに対する新たな気づきがありました。コーチ曰く、単に「言う」のではなく「伝える」こと、さらには確実に「伝わる」ことを目指すべきだ、と。ここでの「伝わる」とは、言葉を受け取った相手が、伝える側と同じ理解に至ることです。
ーーよくある「言った・言わない」論争のようなものは、その齟齬で生まれるんですね。
そうだと思います。
DAY7では、この「伝わる」コミュニケーションを実践するため、MVVの体現例などを共有した後、「伝わった」と感じた人は手を挙げることになりました。最初は、社員の多くが積極的に手を挙げていたのですが、コーチから「本気で伝わった時だけ手を挙げてください」という指摘を受けたんです。
「15億円というゴールに向けて、この体験は本当に心に響きましたか?みなさんはその人の成長の可能性を見過ごしていませんか?」…この問いかけによって、私たちの意識が大きく変わりました。
ーー手を挙げないことは、その人に対する否定ではないということですね。
そうです。おかげで「その人の可能性を信じて、より高みを目指した意見を伝えよう」という意識が芽生えました。
そこからは全員が「もっと成長できる」という視点で見て、伝わらなかったら手を挙げない。挙げなかった人たちは、相手にフィードフォワード(未来起点のアドバイス)を行い、一人ひとりの「伸びしろ」を引き出す対話へと変わっていったんです。
行動することがゴールではない。本質的な価値提供を目指して
ーーDAY7で印象的だった点を教えてください。
「やっている」と「できている」の違いについて、深い気づきがありました。
MVVや行動指針、ゴールと現状のギャップを議論する中で「15億円という7期の売上目標に対して、今の努力だけでは足りないのではないか」という課題が見えてきたんです。
ーーゴールに向けて、より現実的な部分に目を向けて話し合ったのですね。
はい。議論を進める中で、タスクには取り組んでいるものの、成果が伴っていないケースがあることに気づきました。これは「やっている」だけの段階で、行動すること自体が目的化してしまっている状況です。
本当に大切なのは、その先にある本質ですよね。単にタスクをこなすだけでなく、MVVを体現し、お客様への価値提供を意識して行動できてこそ、真の意味で「できている」状態となり、結果に繋がる。
この視点の共有を通じて、チーム全体で「求められている以上の価値」を生み出すために、現状の課題と今後必要なことがより明確になりました。
徹底的な振り返りで、マネジメント体制を構築
ーーDAY7からDAY8の間で実践予定のものはありますか?
DAY8までに、リーダーは社員のゴールと実績を常に確認し、そのギャップを管理することになっています。
先ほどお話しした通り、DAY7で「今後必要なこと」が明確になったことで、リーダーが実践すべきチェックリストを作成できました。これは、ゴールまでの道のりを可視化し、進捗を管理するための具体的な指標です。
リーダーはこれをもとにチームの実績を日々確認し、私は2日に1回、リーダーの管理状況をチェックしています。具体的には、ゴールと実績のギャップを埋めるための施策の確認や、アクションプランの見直し、優先順位の調整などですね。
正直、今まではここまで徹底的に「ゴールへの執着」を意識していませんでした。しかし今は、各業務の目的を見つめ直し、ゴールに直結する取り組みを選び抜く。そんな意識が全体に広がってきています。
組織コーチング最終ステップ・DAY8に向けて
ーー組織コーチングは全8回。次回のDAY8が最終回ですね。
DAY8は、組織コーチングの集大成となります。これまで社内のキーマンで築き上げてきた基準や意識を、全社員で共有する重要な機会です。
組織コーチングを通じて培った文化や、目標達成のために作り上げてきた基盤をもとに、一人ひとりが同じ想いで目標に向かって進んでいけるように…社員一丸となって最後のステップに臨みたいですね。