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OOHやユートライブ、投稿キャンペーン……YOUTRUSTのビジネス・マーケティング組織は日々絶え間なく進化しています。そのチームをぐんぐん引っ張っているCMO大前宏輔と、ビジネス戦略を担う金子彰洋は、元サイバーエージェント同期。CMOとしてYOUTRUSTの最前線で闘う大前、そしてビジネス領域を拡大する金子に、そもそもなぜYOUTRUSTに転職したのかや、今後一緒に働きたい人物像を聞きました。
プロフィール
大前宏輔(CMO)
京都大学教育学部卒業後、2012年株式会社サイバーエージェントに入社し、子会社立ち上げなど幅広く経験。2018年9月より株式会社メルペイに入社し、マーケティングマネージャーを歴任。2021年4月に株式会社YOUTRUST入社、同年10月にCMO就任。キャンプが好き。(プロフィールページ)
金子彰洋(ビジネス戦略・マーケター)
早稲田大学法学部卒業後、2012年株式会社サイバーエージェントに入社。クリエイティブに従事したのち、データやメディアの専門職を経て、マーケティング責任者やDX事業責任者を歴任。2021年10月に株式会社YOUTRUST入社。マーケティング・セールス・カスタマーサクセス・ BizDevなどビジネス領域全般を管掌。二次元と燻製とサウナをこよなく愛す二児の父。(プロフィーページ)
真逆のふたりがタッグを組むまで
——おふたりは新卒時代からの旧知の仲であると聞きました。まずは、お互いを他己紹介してもらえますか。
大前宏輔(以下、大前):金子(彰洋)と僕は、サイバーエージェントに2012年入社した同期です。
金子はサイバーエージェントの中の広告部門で、クリエイティブや企画・戦略を練る部署にずっといました。1年目のころから大手のクライアントを担当するチームで、フロントのプランナーとしてすごく活躍していた印象ですね。
サイバーエージェント内でも優秀な人が集まる部署やチームの中でしごかれ、結果をちゃんと出していました。今その時点での組織にない、けれども、組織が投資すべき分野にまずアサインされるのが金子でした。いきなり1人で部門を立ち上げを任されるとか。「金子ならなんとかしてくれる」とみんなから頼られていた印象です。
——なかなかハードなコースを通ってきたようにお見受けします。
大前:金子は本当にいい企画を作るとか、クライアントに対して本質的な提案をするなど、常に「コト」にちゃんと向かっていた同期でしたね。
——では金子さんからもぜひ。
金子彰洋(以下、金子):大前宏輔は、僕とは逆のタイプで。サイバーエージェントのど真ん中本流をストレート150キロで走ってたような人間です。
サイバーエージェントには成功のモデルケースがあります。若手抜擢、子会社社長やマネージャー昇格、そしていわゆる「壇上に立つ」と言われる表彰など……それらをすべて達成してきた男なんです。
同期の中でもマネージャー昇格も早ければ、2年目かな、子会社社長を任せられて、新人賞も取っていました。
大前が華々しく、サイバーエージェントの王道を駆け抜けていっているのをずっとハンカチを噛みしめながら見ていたっていう感じです。
大前:ここでハンカチを噛みしめた金子の写真を入れたいですね(笑)
金子:ちゃんと実力でのし上がったっていうのが、大前のいいところだと思います。今でこそ、「器用の権化」みたいになっていますが、元々は不器用で実直で愚直なんです。とにかく、すごく執行能力が高いですね。
その上、人たらしな面もあって。人も集まってくるし、着実に結果も残すし。チームで結果を出すのが得意なタイプなんだなと思ってずっと見ています。
——おふたりが知り合ったきっかけは何だったんですか。
大前:入社当初は全然接点がなかったのですが、お互い同期の中では珍しく広告志望だったんです。
金子:懐かしい!大前宏輔、1年目ずっとカンヌとるって言ってたなあ。
大前:まだ取れてない(笑)。YOUTRUSTで取りたいなあ。
金子:当時は、まっすぐに広告が大好きな人が意外と少なかったんです。それこそ、200人いて5人いるかどうかみたいな。
大前:なんとなくお互い入社時の活躍のイメージみたいなものは近かったと思うんですよ。でも、やりたいことが同じでも、山の登り方が全然違って。それで、入社3年目ぐらいの時期に、初めて金子と一緒に仕事するようになったんですね。僕は営業、金子はプランナーみたいな感じ。
金子:そこからは、もうほぼ半分セットみたいな扱いになっていきましたね。自慢になるんですけど、営業・大前、プランナー・金子で、だいたいの案件がうまくいくんですよ。
——うわーーー言ってみたいセリフだ。
大前:複数の大きなクライアントをこのペアで担当してきました。
——コンビとして、うまくワークするポイントは何だったんですか。
金子:大前は営業なんだけど企画もできるし、僕も企画職なんだけど、営業寄りのスキルもあるので、どちらもプロフェッショナル性を持ちながら、領域侵犯できるのが強みだったと思います。
——いいですね。そこから、YOUTRUSTに至る道とはどんなものだったんですか
大前:人生のフェーズ的に、もっとレベルアップしたい思いがありましたね。2人目の子どもが生まれたタイミングだったかな。
それまではフロントとしてデジタル広告を売る立場でした。そこでクライアントの担当者に課題を聞いていると、当時はデジタル広告だけで解決できる領域が限定されている感覚があったんですね。自分が使える武器を増やしたいと思いました。そこで、事業会社のマーケティングキャリアを考え、メルペイに転職をする決断をしたんです。
で、僕が転職した3ヶ月後ぐらいに、代理店(サイバーエージェント)のストラテジックプランナーとして金子と再会をします(笑)
金子:メルペイの立ち上げ当初のプロモーションのタイミングで。種明かしをすると……大前がドリームチームを作ろうとチーム丸ごと指名してきたんですよ。
一緒に大きなキャンペーンを企画・実施して……クライアントと代理店というより、ワンチームでやっていました。
大前:それこそ、サイバーエージェントに発注できないときは、その理由も正直に伝えていました。他の代理店さんが提示したプランの方が明確によかったからとか。それも、金子だからこそ包み隠さずに話せていた感じです。
心から事業を成功させたいと思えたからYOUTRUSTに転職を決めた
——そのころ金子さんは、サイバーエージェントで活躍を続けていたということですよね。
金子:僕の場合は、戦略という軸はありつつも結構いろんな仕事を任せていただいていました。データが来ていればデータ、テクノロジーが来ていればテクノロジー、動画が来ていれば動画のチームを専門にやらせていただき、そのあとは戦略部門を中心に、マーケティングやメディアプランニング、リサーチの部門の立ち上げをやったり。あと、DX関連の部門を立ち上げて……転職をする隙がないぐらい、次々と新しい部門に投げ込まれて(笑)。結果的に、10年で10組織ぐらいの立ち上げを経験しました。
本当にいろんな経験をサイバーエージェント内で積ませていただいていたので、転職はまったく考えていなかったですね
——では、そこからなぜ転職を?
金子:あくまできっかけとしてですが、やっぱり大前宏輔の影響は大きいですね。
プライベートで2ヶ月に一度ぐらいお互いの家に行くくらい仲がよかったので、当然彼がメルペイから転職することは聞いていました。当時は「YOUTRUST?知らん。」という感じでしたが、話を聞くにつれ、大前くんが惹かれた会社とはどういう会社なんだろうと興味が湧いてくるようになって。
その後、代表のイワヤンさん(岩崎由夏)とか、COOのさとりょ(佐藤亮太)とも、大前くんを通じて会うようになりました。ふたりともなかなかに気持ちのいい人間だし、事業に対しての思いや、ビジョン・ミッションも芯が通っている。そこでYOUTRUSTに自分が入ったらどうなるんだろうとか考えてみたら、やれることがめちゃくちゃあるなと思ったんですよね。
「この事業って本当は方向性こっちもあるんんじゃないか」とか、「この事業のここにテコ入れしたらこんな伸びるんじゃないか」とか。すごくアイディアが溢れたんです。「YOUTRUSTに入ったら、楽しいんじゃないか」と思ってしまったのが、最終的な決め手だったかな。
大前:僕からすると、金子は一番仲の良い同期。家族もみんな知ってるし、仲が良いからこそ先がどうなるか分からないスタートアップで一緒に勝負しようよって言いづらかったんですよ、正直な話。
——そうだったんですね。
大前:一緒に働けると嬉しい。それに、金子とタッグを組めば成果を出せると分かっていたんだけど、金子を路頭に迷わせたらどうしようとか思うわけですよ。なので、金子に対して「YOUTRUSTに来ない?」といったことは一切話しませんでしたし、金子からも僕に相談はなかったですね。
金子:大前がいると絶対楽しいだろうなと思いましたし、知り合いがいる安心感とか、そういうものは当然ありましたが、大前の存在は横に置いておこうと思っていました。
イワヤンやさとりょと議論をしたり話したりして、この事業を成功させたいと自分自身が心から思えるかどうかに軸を置いていましたね。なので、大前には、入社を決めた後に「(YOUTRUSTに)行くことにしたわ」って話しました。
専門性を持ちつつも「アンラーニング」できる人と大暴れしたい
——おふたりが関わっているYOUTRUSTのマーケティングチームではどういった方を求めていますか。
大前:今のフェーズでは、さらにチームの表面積を広げてくれる人、つまりその人によって組織が持つ能力が拡張される人に来てほしいですね。
——なるほど。チームの戦術が広がるような方ですね。
大前:特にデジタルマーケティングの領域っていまだに進化が激しいんです。そこに専門性持っている人は、今のYOUTRUSTで大暴れできる余地があると思っています。
——リファラルではなくあえてオープンに募集している意味はあるんでしょうか。
大前:世の中には僕らが知らない物の考え方を持つ、優秀な人がたくさんいます。オープンに採用の呼びかけをすることによって、YOUTRUSTという会社が多様性を持って進化していくために必要な人材に出会えるのではないかという期待をしているんです。
多種多様なバックグラウンドを持つ人が集まることで、YOUTRUSTのマーケティングチームらしさみたいなものが生まれるはず。そういう「らしさ」をちゃんと作れるチーム組成にしていきたいなと思っています。
金子:YOUTRUSTにいるメンバーはみんな、自分にない能力を持ってるんですよね。だからこそ一緒に働いていて相乗効果が生まれている。優秀な人ってすごくいろんなとこにいるんだなということを、YOUTRUSTに入って改めて実感しました。
——新たに入る人に発揮してほしいバリューはありますか。
大前:今のYOUTRUSTは、着実にグロース期に入ってきてると思います。ここからは大ジャンプを狙った企画ももちろん大事ですが、100を110、120にしていくような、着実なアップデートが同じぐらい重要なんです。
今までの自分が積み上げてきたスキルや知見を活用して、YOUTRUSTのグロースに繋げてくれる人と働きたいなと思います。あとは、専門性を持ちながらもアンラーニングできる人。
金子:それこそ自分にプライドを持ってるんじゃなくて、仕事そのものにプライドを持っている人がアンラーニングできるんじゃないかなと思っていて。
ちゃんといい仕事をして、その仕事に価値を出すプライドがある人はちゃんとアンラーニングできるはず。
——率直に、YOUTRUSTの好きなところってどこですか。
大前:いろいろありますが……明確な目的意識というか目標に対して、自分が今できることを100%、いや200%出して目標を達成してやろうっていう気概で働いている人たちが多いんです。それはすごく居心地がいいですよね。
金子:YOUTRUSTってすごい愛が溢れてるなあと思っていて、それはサービスにも表れているんですよね。使ってくれている人たちをめちゃめちゃ愛している。顧客として、ビジネスとして使ってくれてる方たちにも、採用が成功してほしいって心から思って動いている。それを取り巻く人たち全員を愛しているみたいなところが、すごく心地が良いなあと思ってます。
それがないと、ユーザーがユーザーじゃなくて数字になっちゃうというか。「ユーザーが1000人います」じゃなくて、「その1000人全員言えるぜ!」みたいな気持ちでやっているところがすごいなと思います。
YOUTRUSTは、このサービスを本気で伸ばそうと思っている人たちの集合体なんです。「コト」に向かっているっていうところが、本当に共感するし楽しいところです。
あとは、盛り上げ上手で盛り上がり上手。自分で言って勝手に盛り上がるんですよね。
大前:盛り上げられても謙遜するんじゃなくて、もっとちょうだい!みたいな。会社の空気がめちゃめちゃいいんです。お互い切磋琢磨して、励まし合って。そのループがすごく回り続けてモメンタムが生まれています。
<取材・執筆=たびちん>
<編集=黒木あや>