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【社員インタビューVol.10】笑顔の家庭を増やしたい。浪漫を求めた男に訪れた人生の転機 #CS

こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!

ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。

今回ご紹介するのは、笑顔と軽快なおしゃべりで周囲をパッと明るくする、ドクターメイトの陽キャ代表! カスタマーサクセスグループで活用支援などに取り組むワッキーこと、脇田 望さんです。

若い頃は浪漫を追いかけ、アメリカで空を飛んだこともあるという脇田さん。
「自分軸で生きてきた」という彼が、家族の大切さに気づいたきっかけとは?
ドクターメイトのミッションに共感した経緯や、これからの目標について聞いてみました。

2度訪れた、人生のターニングポイント

学生時代はどんなふうに過ごしていましたか?

大学では、国際系の学部にいました。日本文化の発信と英語学習、2つを軸に学ぶようなところでしたね。所属していた研究室の先生はマッキンゼーにいたこともある人で、「日本の市場は縮小する一方だから、海外に目を向けなさい」と言われてました。その影響もあって、学生時代から海外志向でしたね。

「せっかくの大学生活なんだから、人生を振り返ったときにずっと楽しめる思い出を作りたい!」と思っていた僕は、ウイングスーツ・フライングっていうエクストリームスポーツ※を知って強く惹かれました。

※エクストリームスポーツ……速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な (extreme)」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツの総称。

手と足の間に布が張られた滑空用のスーツを着て、4000mくらいの高さから飛び降りて、モモンガとかムササビみたいにスィーッと空を飛ぶんです。あらゆるスポーツの中でいちばん致死率が高いので「世界一危険なスポーツ」って言われたりするんですけど……(笑)。そのゾクゾク感も含めて、とにかく夢と浪漫を感じたんですよね。

その夢を追うためにはお金もかかるし、足場固めの意味でも自分が社会でやっていけるのか確認する必要があると思ったので、大学2年生の時にアソビュー株式会社のインターンに参加しました。1年間で、自分は社会に出れる人間なのか?どれくらい評価してもらえるのか?というのを試した感じですね。

当時アソビューに所属していた COOの(宮崎)ともおさん人事のあづみさん経営企画の熊野さんと仲良くなったのもこの頃です。

そこでインサイドセールスとして1日50架電したり、チームリーダーを任せてもらったりして。嬉しいことにMVPをいただくこともあって、結果を出せたという手応えがありましたね。

自分も社会で仕事をしていける人間なんだと思えたので、大学3,4年生でいよいよウイングスーツ・フライングに挑戦です。

スーツで飛ぶライセンスは、スカイダイビングを何百回もして慣れたような人にしか発行してもらえないので、思い切って休学。3ヶ月くらいアメリカに渡って、経験を重ねて、最終的にはライセンス取得を達成! 身体ひとつで空を飛ぶ、死と隣り合わせの夢を全力で叶えました。

そんなこんなで帰国したら、就活っていう現実が待っていて(笑)。ただ、夢を叶えて相当ハイになっていた僕は「心底やってみたいと思える仕事しかやりたくない!」と思って、宇宙または海外に行けるベンチャーに絞って就活していました。

紆余曲折を経てベトナムのITベンチャーに内定をもらい、いざ! と思ったところで、人生の転機が……。突然、僕のばあちゃんが倒れたんですよ。

今までの人生の中で身内を亡くしたことがなかったので、そのとき初めて「家族が元気なのって当たり前じゃないんだ」と痛感。いつか別れが来るのは当然なんですけど、その想像をしたことが全然なかったんです。

「宇宙や海外に行ったことで親の死に目に会えなかったら、一生後悔する」と感じたことで、申し訳ないけれど内定辞退をして、国内企業への就活をイチからやり直すことになりました。そんなこんなで、就職先が決まらないまま卒業することに……(苦笑)。

大学卒業後のキャリアは?

最初に入社したのは、キャンプ場を運営する会社でした。1日1組限定でお客様と一緒に無人島に行って、テントの建て方などを教えつつ、楽しく一泊二日を過ごせるようにアテンドする仕事です。

仕事に慣れてきたころ、福岡拠点を作ることになって転勤になりました。僕は元々「子育てをするなら、奥さんになる人の実家の近くで」と思っていたので、彼女の実家がある福岡に拠点を作るなら、僕が行きますと手を挙げていたんです。

転勤先では新しいコンセプトのキャンプ場を作るということで、絶景スポットを開拓しました。辺鄙なところでしたが自然そのままの壮観な山に加え、海が見える最高のロケーションで、キャンプ場作りにも熱が入りました。

ただ、手探りで進めるキャンプ場開発はかなり大変でした。半年かけて無事にオープンセレモニーに漕ぎつけたのですが、僕は過労で動けなくなってしまって……。今まで体力と気合いで生きてきた人間なんで、自分の限界を考えずに動き続けちゃったんですよね。

精神的にも凹んで適応障害という診断がついたタイミングで、今までの生き方・働き方では自分の心身が持たないんだと分かりました。

しかも同時に、妻の妊娠が発覚。「家庭と仕事、自分にとってはどっちが大事なのか」を選ばなきゃいけないシーンが来た、と感じましたね。これが自分にとって、第二の人生の転機だったと感じます。

結局家族を選んで退職したのですが、心身の調子を取り戻すのには苦労しました。でも、妻や実家、義両親も含めて、家族みんながめちゃくちゃ理解を示してくれて……。つらい時に支えてくれる人がいる環境に、心底ありがてぇと思ったし、ものすごく助けられました。

そんな温かさに触れて、家族みんなに恩返しをしたいという気持ちが大きくなったと同時に、いろいろな家庭の中に笑顔を増やせるような世界を作りたい! と考えるようになりました。これが、社会貢献事業に携わりたいと思い始めたきっかけです。

普通に生きていたら、こんなに感謝されることはない!

ドクターメイトとの出会いは?

適応障害から復帰し、僕が友人の仕事を手伝う形で働き始めたころ、ともおさんが福岡に遊びに来ることになって、久しぶりに会ったんです。最近どうしてるの、という話になった時にドクターメイトの話を聞きました。

「いつまでもお手伝いじゃまずいですし、社会復帰しなきゃですからね〜(笑)」と話したところ「じゃあリモートでもいいから、一緒にやろうよ!」と言ってもらいました。

実はその少し前にも熊野さんのお誕生日があったので、お祝いのLINEを送ったのがきっかけで近況報告になり、全く同じような会話をして(笑)。お世話になった2人からそれぞれ誘ってもらえるありがたさとご縁を感じて、選考に進みました。

選考の中で特に強く印象に残ってるのは、青柳さんとの面談ですね。すんごく覚えてるんですけど「海外でゆっくり暮らすことだって選択肢としてはあるんだけど、ほっとけないんだよね。一度気づいちゃったから」って言われたんですよ。

そのセリフが、すごくカッコよくて。僕は大学で「海外に目を向けるべき」と学んできて、日本の課題に向き合い切れてなかった。こんな言葉が自然と出てくるなんて、この人は本気で覚悟を決めているんだと伝わってきました。

実のところ、アソビュー時代にお世話になった先輩たちがたくさんドクターメイトにいると知ったとき、どうしてみんなこの会社に集まっているのかなと疑問に思ってたんですよ。

でも、こういう人が社長をやって、人を大事にする会社を作っているからこそ「楽しみながら社会に良い変化を起こしたい」って想いで働くみんなの共感を得たんだろうなとしっくりきています。

最初はIS業務のお手伝いから始めて、半年後に正式に入社しました。実際に入ってみて、ここまでお互いに信頼感を持っている会社ってなかなか無いなと感じていますね。

あとは、同じ方向に向かうために日頃のコミュニケーションを大事にする姿勢や、人や仕組みづくりに投資をしている環境があるので、すごく仕事しやすいです。

今はどんなお仕事をしていますか?

カスタマーサクセスグループのSMB※チームで「アダプション」という活用支援をする部署にいます。

※SMB……Small and Medium Businessの略。小規模組織向けの活動。

カスタマーサクセスは契約が決まってからお客さまを継続的にフォローしていく部署でして、売って終わりではなく、顧客に合わせた提案をしていくチームです。

SMBチーム内での役割は「オンボーディング」と「アダプション」の2つに分かれています。導入してからの3ヶ月、初期設定や定着促進をフォローするのがオンボーディング。それ以降の活用支援をするのがアダプションです。

アダプションチームが追いかけている指標は3つあります。

1. チャーン(解約数)
ドクターメイトのサービスは長期で契約してもらっているので、サービスの利用を継続してもらう意図ですね。

2. 紹介
既存の契約施設に価値を感じていただければ、口コミでご縁をいただけます。そこから、新たに契約してくれる顧客を増やしていきたいと考えています。

3. アプリ導入率
さらに便利にサービスを使えるように、開発チームがアプリを作ってくれました。今はちょうど、既存のシステムから切り替えていってるところです。

あとは、ユーザーコミュニティの活動も行っていますね。契約施設同士で交流できる意見交換会を、月1回のペースで実施しています。これはCSのみんなでやっていて、特に中心になって企画・運営を行うのはアダプションのメンバーです。

お客様と直接お話しすることが多いので、感謝の言葉を直接聞けるのが本当に嬉しいですね。普通に生きていたらこんなに感謝されることないよ! って感じるほど喜んでもらえますね(笑)。

実際に働き方や生活が変わったって話を聞くと、人生を変えるプロダクトなんだなって実感しますし、その人たちに価値を届けられているんだって思えて、やりがいを感じます。

家庭の笑顔を増やすことで、
少しずつでも社会を良いものへ

働くうえで大事にしていることは?

お客様に対してで言うと、双方向の対話を通じてみなさんにご納得いただけるよう、意識しています。

特にオンラインかつ複数人相手に行う研修では、自分ごととして捉えにくかったり、発言しにくかったりすると思うんですよ。疑問はあるけど手を挙げづらくて聞けなかった、なんて、ちょっと悲しいじゃないですか。

だから気になる表情をしている方を見つけたら、あえて指名させていただいて質問を募ったり、別の機会を設けて改めてヒアリングしたりしています。オンラインだからって一方的に押し付けたって、サクセスには繋がらないんじゃないかって思うんです。

社内的な話で言うと、指摘より応援のスタンスを大事にしています。

たとえばメンバーにフィードバックをするとき、よくないところだけを挙げるのは避けています。まずは良かったところを重点的に伝えて、そこにプラスで、ここは伸びしろだよね、もっと良くできそうだよねと、伝えるようにしています。できてないよという指摘じゃなくて、これができたらもっと成長できるよねっていう、応援のコミュニケーションですかね。

これはもう、いつから始めたかきっかけらしい理由も浮かばないくらい、自分の中で自然体になってます。熊野さんたちがアソビュー時代からずっと大事にしてきたスタンスだと思いますし、ドクターメイトは人を大事にする会社だから、僕もすっかり馴染んでるのかもしれないですね。

今後やっていきたいことは?

すごく大きな話になるんですけど、笑顔で生きられる人を増やしたいです!

ドクターメイトのサービスは、施設スタッフさんの仕事の負担をテクノロジーで軽減しています。その結果、働く人たちを笑顔にできていると思います。

働く人が笑顔だったら、利用者さんにとっても良いことが増えるだろうし、利用者さんの家族の幸せにも繋がっていくと思います。

そして、介護施設で働く人たちも、誰かの家族です。家庭での時間をゆっくり過ごせるようになったら、きっと家族の笑顔も増えますよね。そうやってみんなの状況をちょっとずつ良くすることが、社会全体の幸せや笑顔を増やすことに繋がっていくと思うんです。

笑顔が増えれば、少しずつでも社会は良い方向に変わっていくんじゃないかな。じんわりとした変化かもしれないけど、社会を良い方向へ変えるって、そういうことじゃないのかな。

僕自身にとっても、これが将来的に、支えてくれた自分の家族への恩返しになったらいいなと思っています。

笑顔を通じて社会貢献していきたい方、ぜひ一緒に働きましょう!

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