ポテンシャライトは2021年2月に第4期を終了し、3月より第5期に入ります。いつもお世話になっているお客様、パートナーの皆様、本当にありがとうございます。 第4期目はコロナの影響もあってジェットコースターのような日々を送って参りましたが、後半に差し掛かるにあたり回復傾向で、第5期を開始した現段階では、おかげさまで良い調子となってきています。 今回は、赤裸々に第4期を振り返ってみたいと思います。
<2020年 3月> 取締役の小原と経営合宿を行い、第4期の戦略/戦術を固めました。3つの事業がどれぐらいの角度で成長を目指すのか、人員計画、そして事業の「在り方」について話し合いました。当時、好調を維持していたのでストレッチをかけた計画を立てたことを覚えています。やや退職者も出てきていた時期でしたので、ポテンシャライトの採用基準の見直しをおこない、ヒューマンスキル的に何を重要視しているのかを考えていたところ、間違いないと感じたのは「ビジョン共感」でした。ビジョン共感をしていない方が入社をしてしまうと、在らぬ方向に向かってしまう、と気づいたのもこの頃でした。 ※参考記事(ビジョンについて)
< 2020年 4月> コロナが到来しました。 世界/日本でコロナの猛威は徐々に勢いを増しており、3月末には多くの企業様との取引が終了。年度末ということもあり、致し方ないとぼんやり思っていましたが、日本中が不安に駆られ、無駄なコストカットをしているような状況でした。採用活動においても積極的に実施する企業が少なくなってきており、結果的にポテンシャライトの採用支援はコストカットの対象になることもありました。僕(山根)としては不安が増してきており、何か施策を打たなければならないと強く感じていました。ポテンシャライトらしい施策は何だろうと熟考した結果、取り組んだのは下記でした。
上記は「 HR new trend. ポテンシャライト 3weeks calendar 」という3週間連続でHRの新しいトレンドをアウトプットしよう、という試み。コロナ禍だからこそ、当社ポテンシャライトが持っている新しいトレンドをアウトプットすることにより、日本を採用側面から盛り上げていこう、という試みでした。
< 2020年 5月> 緊急事態宣言がゴールデンウィーク前までの予定でしたが結果的に5月末まで延長になり、日本は不安に触れたままでした。 4月末にも複数の採用支援契約解約が続き、会社にも不安感が漂ったことを覚えています。当時の取引の数は減少傾向であり、このまま取引者数がゼロになってしまうのではないかと言う想定もしながら経営をしていたことを覚えています。そうなると会社を畳まないとならない、という不安感は常に感じていました。ただこのタイミングでもポテンシャライトだからこそ何ができるのか、と考えた結果取り組んだ施策が下記でした。
「Potentialight アカデミー」という当社初のto Cサービスです。世の中のHRパーソンに対してポテンシャライトが取得している人事ノウハウを6日間×3時間でアウトプットしようという試み。おそらく人事系のスクールは多数あるかと思うのですが、最も「現場感」がある内容だったかと思います。教科書的な内容はあまり多くなく、即使える/トレンドの内容を盛り込んだつもりです。おかげさまで満足度も100%だったことを覚えています。
また、こんな中 1名の社員がエージェント事業部にジョインしました。ポテンシャライト初の全く異なる業界からのジョインです。第4期で最も苦しんだ社員の1人であり、一皮むけた社員でした。結果的に第4期の新人賞を受賞しています。
<2020年 6月> 緊急事態宣言が解除され、徐々に日本が前を向き始めていた時期です。ただ、多種多様の業界において経営に打撃を受けているため、当社の主要事業範囲である採用において、コストを割く事業自体はそこまで増えていませんでした。ただ、4月/5月に「できることをやろう」と取り組んでいた様々な施策が功を奏していたのか、6月中旬以降は徐々にコロナ前の勢いを取り戻す上昇が始まっていました。 またちょうどこの頃から、海外の採用/人事組織市場に目を向けるようになり、上には上がいるなと痛感。そのときに当社で打ち出した施策が「Go to global」。"世界"の採用のstandardを本気で作っていこう、という試みでした。この時期は猛烈な勢いで採用/人事組織系のノウハウをアウトプットをしていました。
その一つの取り組みがこちらの「ポテンシャライトマガジン」。約50回に渡って最新の採用/人事組織系トレンドをメルマガ形式でアウトプットをしていく、というもの。これは企業体力がかなり身についたと思っています。
<2020年 7月> コロナの影響も少なくなってきており、明らかな上昇傾向に入ってきたのがこの頃です。もちろん、コロナ前のと同じ勢いにまでは戻せてませんでしたが、お客様が戻ってきたり、新しいお客様との出会いなども多数発生し、既存のメンバーだけだと対応できないくらい勢いを増していた時期でした。2020年4月以降にポテンシャライトが取り組んだ施策が間違いではなかった、と確信した時期でした。
こんなブログを書いた時期でした。このブログは個人的には2020年のハイライトです。経営者としてのジャッチは間違っていなかった、と嬉しくなると同時にホッとしたのを覚えています。
<2020年 8月> 一気に採用活動を強化した時期。単純計算すると3名ほど人員が足りず、3ヶ月前とはうってかわって、一気に採用活動をスケールさせました。結果的に3名の採用に成功。2021年3月段階で貴重な戦力となっています。その2人がこちら👇
<2020年 9月> 2名の新しいメンバーを迎え、半期総会も無事に盛り上がり、会社は一気に波に乗れた時期でした。 むしろ、コロナ前と比較しても同社の勢いが増しており一気に攻めに転じることができると確信したのはちょうどこの頃です。 ただ、この時期に複数名の退職者が出てしまいました。ここで感じたのは2つ。「仕事への価値観」のマッチングが非常に大事であるということ。ポテンシャライトは仕事が好きな社員が多いです。その「好き」の尺度は他社を凌駕しているかと思います。 また、もう1つ大事なのは「恩を仇で返してはならない」ということ。ポテンシャライトは採用/人事組織系の「業務スキル」の研修はものすごく充実しています。ただ「人として」「ビジネスマンとして」成長を促すことができたのか?と問われると微妙でした。
メンバーに対して、ここの教育が必要だと感じたのがちょうどこの頃です。 一人の人間として、ビジネスマンとしての礼儀/品格/恩などは、これまで生きてきた中で教えてもらえることは少ない類だと思います。それぞれ育ちも異なりますし、社会人として若年層が多いポテンシャライトでは、このあたりもきちんと伝えなければならない、と気づいたのがちょうどこの頃です。
<2020年 10月> 1名の新しいメンバーを迎え、会社自体にもフレッシュな空気が流れたのがちょうどこの時。ただ3名が即戦力ではないため、会社は不安定な状況が続きましたが、何とかパワープレーで乗り越えた時期でした。とにかくバタバタしていた時期でした。各メンバーが正解がわからぬままとにかく走っている印象でした。とは言いつつ2020年春〜夏にノウハウは多く得ることができていたため、お客様からの多種多様なご依頼にも落ち着いて対応することができていたことは良い経験となりました。
そして、ちょうどこの頃「スタートアップ×人事組織系」の支援を強化し始めました。やはり採用支援だけでは賄いきれない課題が発生していたため、ポテンシャライトとしては新たなチャレンジでした。ただ、スタートアップ×人事組織系の課題は誰も解決してきていないと感じていたため、独自の課題解決案を打ち出すのはすごく価値があるものでした。
<2020年 11月> この頃になるとさらに問い合わせは増え、競合他社の勢いがやや減少したのか、さらにお客さんが増え続けた時期。正直3名のメンバーを迎えたのにもかかわらず、さらに人材難となってしまい慌てて採用活動を開始していました。 ただ、この時期は9〜10月に入社をした3名に向き合ってとにかく採用支援のクオリティを上げることに集中をした時期でした。仕事に熱中していましたね。
人事組織系のnoteも続々とリリース。ノウハウがどんどん増えていったタイミングでした。
<2020年 12月> 年末となり、慌ただしい雰囲気で仕事をしていたのですが、3事業ともに上向き傾向にあり、勢いはさらに増していきました。ちょうどその頃に、エージェント事業部も大きな増員をすることを決断し、新たに3名の採用をする方針としました。一気に採用活動を始め、年末に入社決定が出たことは記憶に新しいです。
忘年会も実施して、会社として改めて起動に乗ってきたと感じた月でした。
<2021年 1月> 3事業ともバタバタする日々を過ごしていましたが、ここへきてHRインキュベート事業で待望の1名入社の決定。そしてエージェント事業で2名の入社決定。一気に会社が上向き方向となりました。お客様の採用支援企業数も増加傾向で、人員の増加がなかったため、さらに負荷がかかった月でした。この時期はサポートメンバーの方々の採用もしており、社員数とサポートメンバーの方の人数も同じくらいになってきました。
こんなブログを書いたのもこの頃です。「ポテンシャライトさんのブログってどう探せば良いのでしょう?」というご質問を頂戴することが多くなり、社内でも「どこにノウハウがあったっけ?」とお恥ずかしながらそんな事象も発生してきており、当社メンバーもGoogleでこんな検索をしていたりします。
<2021年 2月> さらに人材が必要であるとジャッジし、会社全体を巻き込んだスローガンである「Focus Recruiting」を掲げ、全社員で採用活動を注力したのがこの時期。当社は採用支援の会社であるため、全員が採用活動における知見をもちろん持っているのですが、採用経路別に担当を分け、一気にスケールさせるよう各自に動いてもらいました。結果的に1名の採用が決定しています。
最後に 徒然なるままに記載しましたが、ポテンシャライトの第4期はこのような流れで進みました。どのHR企業もコロナの影響を受けざるを得ない1年だったかと思いますが、当社ももちろん影響を受けました。 ただ、できることを着実にコツコツと、そして大胆に仕込んでいたことによって、2020年夏ごろから上昇傾向となりうまく時代に適応できた事は、会社の自信となりました。
第5期も猛烈に走っていきたいと思っておりますので、皆さま引き続きよろしくお願い致します!