「20年後の日本を支える」ミッション × 独自のサービス展開

代筆　落合祥子（インターン生・国際基督教大学4年）

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キャリアフィールドを設立する前

金融会社、大手人材派遣会社を経て、2005年にキャリアフィールド株式会社を設立。前職では採用戦略を担当していましたが、高すぎる広告掲載料に疑問を抱き、より効果的で効率の良い求人方法はないのだろうかと常に考えていました。そこで、当時ネットが現れ始めていたこともあり、ネットを利用した媒体を会社に提案。その案は通らず、もう一度会社に提案するつもりで、個人的にWeb媒体を作成しましたが、実行していくうちにこの事業に専念したいと思い、起業を決断。そのときのWeb媒体が、日本初の保育専門求人情報サイト 「求人情報ナビ＋V」。この求人サイトをメイン事業とし、キャリアフィールド株式会社を創業しました。

保育業界に特化したのは、女性が正々堂々と働ける社会にしたいという想いから。起業当時女性のキャリアアップは一般的ではなく、前職でもコールセンター勤務の女性の姿を大勢見ていました。女性でも実力のある人はいる、彼女たちが正々堂々と自身の考えや能力を活かし働ける場はないのだろうかと思い、求人サイトをつくる際は、女性が多い福祉の業界に目を向けました。その中でも、若者が多くWeb媒体が浸透しやすい保育業界ひとつに絞りました。

「キャリアフィールド」は、「キャリア（経験・経歴）」「フィールド（分野・畑）」の二つを合わせた言葉です。多くの人に、やりがいが見出せる仕事に出会うことができる場を提供し、その中で、ひとりひとりが自分でキャリアを育てていくお手伝いをしたい。そんな想いがこめられています。

現在

保育が扱うのは、20年後の日本を創る子どもたち。 「保育業界を変えることで、20年後の日本を変える」という想いで、今では求人広告にとどまらず、マーケティング、教育、食と、幅広い面から保育業界をサポートする会社に成長しました。社員の提案、インターン生による取り組み、ふとした思いつき、、新事業を始めるきっかけは様々です。

キャリアフィールドは、農業生産法人くくりの森 を関連会社として持ち、農業にも取り組んでいます。農業を始めたのも、子どもたちの未来のために、良い食事を提供したい、という想いから。母親は、子どもの離乳食が始まるとき、一生の中で最も食への意識が高くなります。それは、子どもに健康的に、元気いっぱいに育ってほしいから。「食」と「保育」は切り離して考えることのできない分野です。日本の将来を担う今の子どもたちに元気に育ってほしい。そのためには、今の食のビジネスのあり方を変えていく必要があると感じ、「保育」×「食」の新たなビジネスを始めました。

保育を軸にビジネスを展開するキャリアフィールドには、「20年後の日本を支える」というミッションがあります。 少子高齢化、グローバル化と常に変化している世の中で、私たちに何ができるのか、私たちにしかできないことは何か、キャリアフィールドはどんな形で今後の社会に貢献していけるのか。日々考えています。

キャリアフィールドについて

良い意味で、自由です。決まりきっているルールはありません。社員の数が少なく、一人あたりの仕事の裁量は大きく、自ら手を挙げれば、年齢に関わらずその社員に任せます。 内定者やインターン生であっても、良い案は採用し、任せられるものは任せていきます。保育士試験のスクール、ココキャリ・アカデミー(http://hoiku-school.com/ )は、一人のインターン生が企画し、実行に移した事業です。入社後も、責任者としてスクール運営を任せています。 新しい面白い案があれば、即実行に。そのような形で、新規事業を展開してきました。 もちろん失敗をすることもありますが、その分、臨機応変に動ける社員が多いのも、キャリアフィールドの特徴です。

仕事に限らず、社内イベントも常に本気で取り組み、クオリティーを上げていきます。最近では１月７日＝七草粥の日に社内で七草粥を食べるイベントがあり、去年は食べるだけでしたが、今年は歴史や意味についての本格的な講義が社員によって開かれました。 仕事もイベント事も、常に上を目指し、クオリティーをあげる。そうすることで、仕事に対するモチベーションも上がり、より良いサービスが届けられる、そう思っています。

今後

「国内初であること」 「国内でNo.1になれること。」 これまでキャリアフィールドが展開してきた事業の大きな特徴です。 今後も、この二つの軸からずれることなく、キャリアフィールドならではの事業を新たに展開し、世の中に刺激を与えていきたいです。

そのためにまず、もう少し人を増やしたいですね。今の社員数では既存の事業で手一杯なのが現状。新卒やインターン生など、若い力を増やして、新規事業に取りかかりたいです。