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年収が高い職業に就きたいと考えている人は多いでしょう。しかし、中には高卒などで自信がない人もいるのではないでしょうか?
年収が高い職業の具体例や目指すためのポイント、収入アップに役立つ資格を解説するので、高年収を実現したい人は必見です!!!
いくらからが高年収?
『年収が高い』といっても、そもそもいくらからが高い年収といえるのでしょうか?統計データなどから高年収の定義を考察します。
■日本人の平均年収は約433万円
令和3年分の『民間給与実態統計調査』によると、日本人の平均年収は約433万円です。男女別で見ると、男性は約545万円、女性は約302万円です。一般的に高年収というには、男女ともにそれぞれの平均年収以上である必要があるでしょう。
なお、日本人の平均年収は10年前と比べると、約20万円増加しています。年によっては前年より下がる年もありますが、大きな流れとして日本人の平均年収は増加傾向にあるといえるでしょう。
■高卒者の平均年収
平均年収は、学歴によって大きく異なることが分かっています。厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに試算すると、男性では約413万円、女性では約305万円です(ボーナス・特別給与等を考慮し、ひと月の賃金×14として計算)。
一方で、大卒の平均年収は男性で約549万円、女性で約403万円と試算できます。高卒と大卒で比較すると、男性では約136万円、女性では約98万円もの差があります。
高卒と大卒では初任給の金額や昇給スピードに差が出ることが多く、一般的には大卒の方が高年収であるといえます。
■高年収の基準は人による
『高年収』という言葉には、絶対的な基準はありません。年収がいくらなら高いと感じるかは、人によって異なるためです。その人の年齢や周りにどのような人がいるかによって、年収の感じ方は変わるでしょう。
例えば、40代で年収500万円は高年収と感じる人は少ないかもしれません。しかし、20代で年収500万円と聞くと、高年収だと思う人は多いのではないでしょうか。
このように年収の感じ方は人それぞれですが、一般的には30代で年収600万円、40代では年収700〜800万円が高年収の基準となっているようです。なお、年収1000万円以上であれば、間違いなく高年収といえるでしょう。
年収が高い職業の特徴
年収が高い職業にはいくつかの共通点があります。年収が高い職業に共通する特徴を二つ解説するので、仕事選びの参考にしましょう。
1. 専門性が高い
専門性の高いスキルや資格が必要とされるような職業は、年収が高い傾向にあります。高い専門性を要することは、それだけ求められるものや責任が大きくなることを意味します。具体的には、医師やパイロット、大学教授などが代表例です。
また、誰でもできる仕事ではないため、対応できる人材が限られており希少性も高いでしょう。そのため、専門性の高い職業に就いている人は高給取りが多くなっています。
2. 成果主義
学歴などの肩書きではなく、実力が評価されるタイプの職業も高年収を稼ぐことが可能です。特に営業職はその代表例でしょう。
営業職の場合、インセンティブ制度が設けられており、自身が上げた売り上げの一部を給与として還元してもらえることがあります。そのため、成果を上げれば上げるほどインセンティブが弾むので、20代で年収1000万円を稼ぐことも不可能ではありません。
特に営業職は学歴や経験の有無によらず、比較的誰でもチャレンジしやすい職種といえます。
年収が高い職業トップ3
年収が高い職業の上位三つを紹介します。どの職業も就くには狭き門をくぐる必要があり、誰でもなれるわけではありません。しかし、なぜ年収が高くなっているかを知ることで、自分の仕事選びに役立てることができるでしょう。
1. パイロット
パイロットは、どの時代でも憧れの職業の一つでしょう。パイロットの平均年収は約1700万円で、数ある職業の中でも最も年収の高い職業です。
パイロットは多くの乗客の命や貨物を預かるので、その責任は並大抵のものではありません。また、視力などの身体的な条件もあることから、限られた人しかできない仕事です。
近年は、大手だけでなく格安の航空会社の新規参入も目立っており、両者に収入差はあるものの、格安の航空会社の場合でも1000万円以上は稼ぐことができるケースが多いようです。
2. 医師
医師も年収が高い仕事の筆頭に挙げられる職業で、平均年収は約1300万円です。医師も患者の命に大きく関わる仕事であり、高い専門知識が求められます。
ただし、医師には『勤務医』と『開業医』の2種類があり、どちらの医師になるかによって年収も変わります。また、勤め先の病院の規模や場所、専門分野によっても年収が変わるでしょう。
医師になるには大学の医学部を卒業した後、国家試験に合格し、さらに2年以上研修医として経験を積まなければなりません。医師になるまでには相当なお金がかかるため、家庭の経済状況も大きく関係します。
3. 大学教授
大学教授の平均年収は約1070万円で、パイロットや医師に次ぐ水準です。大学教授の年収は私立か国立かで大きく変わり、私立の方が年収は高い傾向にあります。また、都市部の大学の方が年収が高いのも特徴です。
大学教授になるにはさまざまなステップを踏む必要があり、その道は険しいものとなっています。教授の手前に准教授や講師というポジションがありますが、それらの人全員が必ず教授になれるとは限りません。
教授になるには数多くの論文や研究実績を残し、評価される必要があります。生涯をかけて、自身の専門分野を研究し続ける覚悟が必要でしょう。
高卒でも高年収を目指せる職業
高年収の医師や大学教授は、大学の卒業が前提となっている場合が多いようです。しかし、高卒でも比較的すぐに就くことができて、かつ高年収を目指せる職業は存在します!
高卒の人は実力主義の職業に就けば、自分の頑張り次第で年収アップを目指せるでしょう。
1. ITエンジニア
ITエンジニアは難しそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、未経験でも挑戦しやすい職業の一つです。IT業界は慢性的な人材不足となっており、未経験者でも入社後に育成する方針を取っている企業は多いようです。
学力に自信がなくても、研修制度の整っている会社に入社すれば、立派なエンジニアになれることでしょう。
そして、IT業界は実力主義の色が強いため、高いスキルを身に付ければ高年収を目指すことも可能です。スキルに自信があればフリーランスとして独立することも可能で、自由な働き方を希望する人にはおすすめの職業といえます。
2. 不動産営業
不動産営業は、数ある営業職の中でも特に稼ぎやすくなっています。不動産は商材の単価が高く、その分成約件数が多ければほかの業界よりもインセンティブが弾みやすいためです。
また、不動産業界は未経験者でも積極的に受け入れる企業が多くあります。入社後に覚えることは多岐に渡りますが、熱意をアピールすれば採用される可能性は十分にあるでしょう。
不動産営業も実力主義の世界であり、成果を出せば高卒でも大卒以上の年収を稼ぐことが可能です。
3. 保険営業
不動産営業と並んで高年収を稼ぎやすいのが、保険営業です。稼げる仕組みは基本的に不動産営業と同じで、いかにインセンティブを稼ぐかが鍵となります。
国内の保険会社の給与体系は基本給+インセンティブとなっている場合が多く、インセンティブの報酬は契約金額の20〜70%が相場です。
一方で、外資系の保険会社になると、基本給がなくインセンティブのみで稼ぐ『フルコミッション制』を取り入れている企業があります。
フルコミッション制の方がインセンティブが弾みやすいので、バリバリ稼ぎたい人は外資系の保険会社を目指してみるのもよいでしょう。
高卒で高年収を目指すためには
高卒で高年収を目指すために重要なポイントを二つ解説します。工夫次第で、高卒でも大卒に引けを取らない年収を稼ぐことは可能です。
1. 需要の高いスキルや経験がポイント
収入アップのためにスキルを身に付けるときは、そのスキルが需要の高いものかを確認しましょう。需要の低いスキルをいくら努力して身に付けても、それを評価してもらうことは難しく、骨折り損となってしまいます。
インターネットが発達した現代では、Webマーケティングやプログラミングスキル、AI関連の知識の需要が高まっています。需要が大きいにもかかわらず、対応できる人材が少ない技術を狙って習得することで、収入を大きく伸ばすことができるでしょう。
中には資格手当を設けている会社もあるので、該当するスキルに関連した資格を取るのもおすすめです。
2. キャリアアップのために転職する
ある程度経験を積んだら、それをより生かせる職場に転職するのもよいでしょう。年収アップだけでなく、さらなるスキルアップも目指せます。
転職をする際は、転職エージェントを活用することで効率的に転職活動を進められるでしょう。転職エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、面接の日程調整といった企業との連絡を代わりに行ってくれたり、面接対策や書類の添削などをしてくれたりします。
もし、転職するだけのスキルや経験に自信がない場合は、インターンシップに参加して実績を作るのもおすすめです。リバラボインターンシップは、スキルが全くない状態から、一流企業に通用するスキルの習得を目指す研修プログラムです。
参加者の多くが、高卒などの学歴やスキルに自信がない人たちです。研修期間は職歴にも書けるので、興味がある人は1度無料相談に申し込んでみましょう!
高年収を目指すのに有利な国家資格
スキル習得の一環として、資格の取得を検討している人も多いかもしれません。高年収を目指すのに役立ち、かつ高卒でも受験可能な国家資格を3例紹介するので、勉強計画を立てる際の参考にしましょう。
1. ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士は、『FP』と称されることも多い『ファイナンシャル・プランナー』になるための国家資格です。
ファイナンシャル・プランナーとは『お金の専門家』で、日々の生活をする上でのお金の使い方やため方、資金計画の立て方をアドバイスする職業です。
ファイナンシャル・プランニング技能検定は3〜1級に分かれており、3級の受験には特別な条件はなく、誰でも受験できます。1級まで保有していれば、独立開業も目指せます。
また、ファイナンシャル・プランニング技能検定の勉強で身に付けた知識は仕事だけでなく、プライベートでも直接生かすことができるのは大きなメリットです。そのため、持っておいて損がない資格といえます。
2. 社会保険労務士
社会保険労務士は、『社労士』の略称で知られる国家資格です。社会保険労務士は、社会保険や労働関係の法律の専門家として、企業のサポートをします。
社会保険労務士にしかできない独占業務もあることに加え、近年話題となっている働き方改革の推進により、人事のプロフェッショナルである社会保険労務士の需要は今後も増えるでしょう。
社会保険労務士試験は高卒でも受験可能ですが、そのためには3年以上の実務経験が必要です。
まずは社会保険労務士事務所で補助として雇ってもらい、労働・社会保険関連の事務手続き等の経験を積むところから始めなければなりません。単純作業では実務経験に含まれない点に注意が必要です。
高卒の人が取得するには、少々時間のかかる資格といえます。
3. 応用情報技術者
応用情報技術者は、ITエンジニアとして高みを目指す人におすすめの国家資格です。
試験ではITの技術的なことだけでなく、経営戦略などの知識も問われるため、深いところまで勉強する必要があります。取得すれば高度なIT人材として扱われ、大手のIT企業への就職も夢ではありません。
しかし、IT業界は全くの未経験という状態から取得を目指す場合は、まず下位の試験にあたる『基本情報技術者』の取得から目指すことをおすすめします。基本情報技術者は『ITエンジニアの登竜門』と呼ばれており、多くのエンジニアが取得している資格です。
また、確かに資格を持っていれば有利にはなるものの、IT業界では実力が重視される傾向にあります。そのため、資格の勉強と実践的な経験を積むことのバランスを見ながらスキルアップを図るのがポイントです。
高卒でも高年収を狙える職業に就こう
高卒は大卒に比べると平均年収が約100万円も異なるものの、高年収を目指すチャンスはいくらでもあります。年収が高い仕事の特徴は、専門性が高いことと、成果主義であることです!
専門性の高い仕事に就くには時間もお金もかかりますが、実力主義の仕事であれば結果がすぐに年収となって現れます。そのため、高卒の人が高年収を目指すには、実力主義の仕事に就くことがポイントです。
中でもおすすめなのが、ITエンジニアと不動産営業、保険営業です。いずれもスキルや成果次第で大卒以上の年収を稼ぐことも可能なので、高年収を目指す高卒の人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?