温故知新の大切な価値観の一つに「地域のショーケースとなる宿を作る」というものがあります。
地域の光(自然、文化、食材、お酒、職人、アスリート等々…)を見つけ出して、その魅力を体感できる宿を作る。地域の魅力を宿泊した方に届けることで、地域に貢献していくという考えです。
温故知新のホームページにも我々のフィロソフィーとして下のような文章を掲げています。
地域に貢献する、地域のショーケース
地域に根ざした宿は、その土地の魅力を発見するショーケース。
域外資本を還流させ、周囲に雇用を生み出します。
時には地域のシンボルとなり、人と人を繋げる孵化器となります。
温故知新は地域のサステイナビリティーに貢献します。
(温故知新のホームページより)
では実際どうやって作るのか?
ある時弊社の代表松山が、「我々のホテルの半径30kmにある良いものは全て知っている、そう自信を持って言えるように宿を作っていく」と話しているのを聞きました。
そこで実際私は働いていたホテルの半径30kmの良いものをどれくらい知っているんだろう?と疑問を持ったわけです。
私は、入社から3ヶ月間は岡山県玉野市のKEIRIN HOTEL 10で、その後1年6ヶ月ほどは長崎県五島市の五島リトリートrayでサービススタッフをしておりました。それぞれのホテル周辺のGoogleマップをご覧いただこうと思います。
まずは私が3ヶ月間在籍していた岡山県玉野市のKEIRIN HOTEL 10。赤いピンがホテルがある位置、桃のアイコンが食べ物屋さん、緑のアイコンは観光地や雑貨店等です。
続いて長崎県五島市の五島リトリートray。こちらには1年6ヶ月ほど在籍していました。
短い期間だったけれど、結構ピンが立ったなあ、というのが率直な感想です。
実際には岡山のマップの中では行きたいと思っていたが行けていない場所もかなり多く、もう少し時間があればもっともっとピンが増えただろうなと思います。まだまだ行きたいところがたくさん。
五島に関しては、働いていた当初もかなり自信を持って、五島のことなら大体何でも知ってます、と思えていたような気がします。
また、私が一人単身で移住しただけでは、こんなにピンは立たなかったな、とも同時に思いました。
「地域のショーケースとなる宿を作る」この理念に共感したスタッフが集まったホテルで働いていたからこそ、この前ランチに行ったレストランが美味しかった、あそこのビーチは穴場、新しく商店街にできたお店知ってる?等、積極的に情報交換をすることができ、これだけピンが立ったのかなと思います。
同じ目標を持った大切な仲間がいることを、改めて自信を持って発信していこう、と思った日でした。
ちなみに今日の記事のトップ画像、五島列島にある鬼岳は、夕焼けの少し前、西日が差し始める時間帯が一番綺麗だと思っています。福江島に行かれる際は、ぜひ日が傾き出した鬼岳に行ってみてくださいね。