出前館と吉野家とパナソニックHDが自動配送ロボットのデリバリー実証をした話

この記事は2024年11月26日にnoteに掲載した内容を転載しております。

人事担当者からnoteを始めるという話を聞いて、密かに企んでいたオープン社内報をちゃっかりスタートさせてしまいました。出前館の取り組みや社内の様子など、色々な情報を発信していきます！

記念すべきオープン社内報の第1回は、先日実施した出前館の次世代配送のお話をご紹介します🤖

デリバリーロボット配送の実証を実施しました！
実証の流れ
メディア向け説明会
最後に

デリバリーロボット配送の実証を実施しました！

既にニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、2024年11月15日（金）〜21日（木）まで、Fujisawaサスティナブル・スマートタウン（神奈川県藤沢市、以下：Fujisawa SST）内の全住宅566戸を対象に、出前館のアプリで注文された吉野家 湘南新道辻堂店のメニューをパナソニックHDの自動搬送ロボット「ハコボ」を用いて配送する実証を行いました。

【本実証実験における各社の役割】
吉野家：注文商品の準備、商品関連のオペレーション
出前館：注文/決済システムの提供
パナソニックHD ：自動搬送ロボット「ハコボ」および管理・遠隔システムの提供、自動搬送ロボット「ハコボ」関連のオペレーション

実証の流れ

①出前館アプリから、吉野家の商品を注文
（画像の店舗は実証専用の特別店舗のため現在はございません）

②注文いただいた吉野家の商品をハコボに積み込みます

②注文者の住宅前までお届けします

出前館は「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」をビジョンとして掲げており、食料品アクセス問題や人手不足などの社会課題解決に寄与し、あらゆる人々に商品をお届けできる社会の実現に貢献するため、ロボットやドローンなどのテクノロジー活用した自動搬送の実証に取り組んでいます。

今回実証に使用するパナソニックHD製「ハコボ」は、法律上遠隔操作型小型車に分類され、2023年4月の道路交通法改正により、歩行者扱いで走行が可能となりました。

吉野家湘南新道辻堂店から自動走行を開始し、Fujisawa SST内では住宅まで遠隔管制センターによる監視・操作を組み合わせて走行いたします。

本実証を通じて、サービス運用の実現性やお客様の体験価値などを検証し、配送業務におけるロボット活用を進めることで、人手不足の解消や雇用創出などの社会課題の解決を目指しています。

▼ プレスリリース

吉野家、出前館、パナソニックHDが自動搬送ロボットによるフードデリバリーサービス実証を実施 | ニュース | 株式会社出前館corporate.demae-can.co.jp

メディア向け説明会

実証実験の開始日、メディアに向けた説明会を開催しました。本実証に取り組む３社の代表が参加し、取り組み背景や各社が見据える未来についてお話させていただきました。

左から、(株)出前館戦略事業開発グループロボット配送PJ責任者：松村育俊、(株)吉野家未来創造研究所未来施設・設計担当部長：古田勝己氏、パナソニックHD(株) モビリティ事業戦略室 RaaS事業戦略担当主幹兼 X-Area事業推進PJ CEO：東島勝義氏

出前館・松村「これまでは地方での実証が多かったが、今回の一都三県での実証で、より実態に即したデータ収集や課題が発見できるのではないか。ロボットのいる社会を描けるように貢献していきたい。」

吉野家・古田氏「ロボットやドローンが料理を運ぶ未来は必ず来ると考えている。立地や環境の制約を受けず、より多くの方に手軽に吉野家を楽しんでいただくためにも、テクノロジーの進化に適応しながら、次世代配送に取り組んでいきたい。」

パナソニックHD・東島氏「ロボットデリバリーを通じて、配達員不足に貢献できるのではないかと考えている。事業者の販売機会損失を防ぎ、利用者にとっては非対面でのサービス提供ができる。ロボットの遠隔オペレーターはリモートでも働くことができるため、新たな雇用の創出にも繋げられると考えている。」

最後に

Fujisawa SSTに展示される色とりどりのハコボ

「出発します」「お先にどうぞ」と話しながら、眉毛を動かして色々な表情を見せるハコボに胸をキュンとさせながら、いつかくるであろうロボットが配達してくる未来に思いを馳せた実証でした。

メディア説明会の帰り道は、ちゃっかり吉野家を出前館で注文。吉野家・広報の方にオススメいただいた”から揚げ丼”（しかもちゃっかりアタマの大盛）を初実食したのですが、かなりジューシーで美味しかったです！！！