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原点回帰で急成長!アソビューのオウンドメディア育成術

2015年に立ち上げた弊社のオウンドメディアについて、これまで試行錯誤しながら運営してきましたが、そのプロセスについてウェブアナリストの小川卓さんに取材して頂いた内容がWEB担で公開されました。

失敗を乗り越え月200万PVに急成長! 小川卓氏が聞く、アソビューのオウンドメディア運営術とは? | 成果につなげる! コンテンツマーケティング最前線
SEOの知識や執筆の経験がなくても、Webメディアは健全に成長できます。 上記のように語るのは、レジャー関連の予約サービスを提供するアソビューの宮本武尊氏。同社の旅行情報を掲載するオウンドメディアでは、 コンテンツ制作に携わる社員はスタート時は2名だったが、現在は1名のみ。あとは5人のアルバイトという少人数体制 で、1年半で200万PV/月のサイトに成長した。 ...
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/02/14/24865

なぜオウンドメディア?

オーガニックでasoview.comにたどり着いたユーザは、週末何をするかについての課題が比較的顕在化しているといえます。例えば「静岡 パラグライダー」や「東京 陶芸」など「地名×遊び名」で検索している人は、やることが何となくにしろイメージできているユーザということです。

一方で、「週末何か楽しいコトないかな~」とか「静岡って何か面白いこと出来るのかな~」というユーザは具体的に遊び名やイベント名までは頭に浮かばない。そのような潜在層にもワクワクする情報を発信し、ミッションである「とっておきのワクワクをもっと身近にすべての人に」届けるため、オウンドメディアを立ち上げました。

なお、ユーザの利便性の観点から、花火大会やフェス、期間限定イベントなどその価値が有限であるフロー型の情報を発信するasoview!NEWSと、レジャー施設や観光スポットの魅力を掘り下げたその価値が比較的長期にわたるストック型の情報を発信するasoview!TRIPとにサイト自体を分けています。

QUARTZカーブ

アメリカの新聞の平均的な記事の長さは、紙面の上から下までの一段の記事で、語数にして700語台である(日本語に訳すと2千数百字になる)。だが、『クオーツ』は、500語よりも短い記事と、800語よりも長い記事に特化している。
この哲学に行き着いたのは、トラフィックを分析したところ、デジタルでよく読まれるのは短い記事か長い記事のどちらかだという分析結果を得たからでもあり、700語台の記事は無駄が多いと考えるからでもある。
アメリカで躍進中のビジネスニュースサイト『クオーツ(QUARTZ)』 その編集方針と経営戦略を聞いた  | New York Sophisticated | 現代ビジネス [講談社]

要は短い記事か長い記事しか読まれないということですが、弊社のオウンドメディアでは長い記事が多くなっています。

というのも、今回の取材記事にもある通り、特にasoview!TRIPに関しては、その殆ど(約7割)は現地取材を行っているなど、ユーザーにとって本当に価値のある情報、かゆいところに手が届く情報、読んでお出かけしたくなる情報を発信することに重きを置いているからです。したがって、写真や文章量が多く読み応えのある臨場感満載な記事が多くなっています。

山野:取材を始めた理由は、「われわれは情報メディアであって、キュレーションメディアではない。競合は大手レジャー雑誌だ。そこと差別化するには、圧倒的な情報量はもちろん、質の高いコンテンツで、ユーザーの知りたいことにしっかり答えるべきだ」という本質に立ち返ったからです。
実は、われわれが予約サイトで取引をさせていただいているパートナーさんの施設では、せっかく面白いイベントをやっているのに「手が足りなくて事前にWeb告知していない」ということも多いんですよ。それってユーザーからすると喉から手が出るほど欲しい情報だったりすることもあるわけです。この「実は」という情報を、施設の魅力を熟知したわれわれが取材して発信することで、情報拡散のハブになれるのではと考えました。

迷走したときは本質に立ち返る

メディアはGoogleという土俵で勝負しなければならないためどうしても小手先にSEOに執着しがちですが、手段と目的を見失わず、常にユーザの課題を解決するためのサービスを提供しているという意識が大事なのかと思います。

メディアが向き合うべきなのはGoogleではなくユーザ。今後Googleのアルゴリズムもちゃんとユーザのニーズにより合う形に最適化していくはずなので、ユーザの求める本質的なニーズ(情報)はなんなのかというのを常に意識してメディアを運営していきたいものです。

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