最前線に Deep Dive し、“当事者意識” をフル活用する仕事。スタートアップの成長の屋台骨となる楽しさがあります。(マネジャーインタビュー)
WOVN の Bizdev は、組織の屋台骨として、全社の成長戦略の実現を担うポジションです。社内のさまざまなステークホルダーを巻き込みながら、経営課題の解決に向けて戦略を設計し、実行・運用までをリードします。
今回、Bizdev として各種プロジェクトに取り組む堀江さんに、業務内容や働く魅力、日々の仕事の中で意識していることなどについて伺いました。
- Bizdev の業務内容を教えてください!
細かい業務は色々とあるのですが、チームのミッションが『全社的な課題を吸い上げ、業務横断的に解決を図り、こぼれ球を拾い続けて事業部を支援する』というものなので、要は、“全社的に困りそうなことは、積極的になんでもやる”ですね。「どの部署がやるのか不明」「解決の仕方が不明」「でも誰かがやってほしいこと」、をどんどん拾い上げて進めています。
具体的には、全社戦略の策定、全社 KickOff の準備、新チーム組成時の業務フローの策定・体制設計、マーケティング施策の立案・実施、新規事業のプロマネ支援、事業部 KPI の管理、会社 HP の改修…などと本当に様々な業務を行っています。これらは、ひとつ終わったら次の仕事、と順番に進めていくものでもないので、日々“いろんな頭”を使い分けながら業務に取り組んでいます。
- それだけのことを同時に進めていくのは簡単ではないように思いますが、仕事を進める上で意識していることはありますか?
まずは、「自分が」「今」「自分で」やるという強い意識をもつことですね。「やらされ」感が強い中でこれらの業務を進めるのはしんどいと思いますが、徹底的な自責の念と、強烈な当事者意識をもって取り組むことで、楽しみながら自分自身の経験の幅を広げ、経験値を高め、会社の成長に貢献できていると感じます。
また、「品質とスピードのバランス」にも気をつけています。Bizdev は社内コンサルという立ち位置でもありますが、いわゆるコンサルタントがするように、キレイに・完璧に、進めていくと稼働がかかって仕方がなく、ベンチャーの成長スピードに追いつきません。常に Quick&Dirty に30点のたたき台を作り、60点の完成度でアウトプットを出し続ける。これをひたすら、次から次へと回転させ、穴が開いてるところの補修に走る。そういう仕事の進め方が必要です。
最後に、「口で理想論を唱えるだけではなく、実際に手を動かす」。これが本当に大事ですね。戦略を立てて終わりではなく、それを実行に移すためには何が必要か、そのために自分は何をしなければいけないか、を常に考えています。だからこそ、幅広い領域で、物凄い現場感を培うことができていると思いますし、同時に、基本のキのコンサルスキルも外さないようにしています。
- どれもベンチャーならではのことですね。実際のプロジェクトはどんなふうに進めているんですか?
企画しながら、「どうやって進めていくべきか…」と悩みつつも、先ほど言ったような“30点のたたき台”を作り、さまざまな人を巻き込みながら進めていくと、だんだんと企画の目指すべき姿が見え始めてくるんです。そして、これもベンチャーならではかもしれませんが、全員の動きがとても早いので、目指すべき姿が見えてくると、次は実際の業務に組み込まれた具体の形がどんどんできあがっていく。すると、少しずつ結果が出始めるので、細部の調整を行って各部門にバトンタッチし、また次の課題に取り組んでいく。こんなふうに取り組んでいます。
- そうした中で、“成長を感じる瞬間”ってどんなときですか?
ストレートな回答ではないのですが、「実際に成長できている瞬間には、成長を感じにくい」んじゃないかなと思っています。というのも、あるとき上司との何気ない会話の中で「最近、自分が成長できているのかわからない」と話したことがあり、そのときに次のようなことを言われました。
『本当に成長しているとき、難しい経験を積んでいるときって、自分の無力感を実感することの方が多いはずだから、“成長してる”って感じにくいものじゃないかな。逆に、“自分は成長したな”と感じられる瞬間って、既知の課題に対して既知の解決策を提示できているときなので、もちろん、社員としてのバリューは発揮しているわけだけど、「難しい経験を積んでさらに成長している状態ではない」んだと思う。』
これを言われたときに「なるほど」と思いました。つまり、Bizdev では次から次へと新しいことに取り組んでいくこともあり、なかなか成長を実感しにくい部署なのかも、と思っています(笑)。でも、コンサルとしての基本的なスキルは蓄積できている実感があり、どんなプロジェクトを進める上でもこれを活かして仕事を進めているので、そういう意味で自分がレベルアップしていることを感じられる瞬間はあります。また新たな領域への取り組みを積み重ねているので、自分の経験の幅を広げられているな、ということは本当に日々感じますね。
- 幅広い経験を積みながらも、ベースとなるスキルを磨き上げているんですね。Bizdev で働く魅力ってどんなものだと思いますか?
なによりの魅力は、誰も経験したことのない市場領域の開拓ができることだと思います。「多言語化」というニッチで、かつターゲティングもしづらい領域においては、解がない中で解を“作り出す”ようなことが必要になります。そのために、これまでの経験や、ゼロベース思考・論理的思考などをもとに、スピーディに“まずはやってみる”中で、世の中の反応をみながら試行錯誤を行うことが求められます。これは非常にチャレンジングではありつつも、だからこその面白みとやりがいがありますね。
自律性をもって、役員も含めた全社を巻き込んで経営課題の解決に向けた取り組みに携われるというのは、他にはないポジションだと思っています。
- ありがとうございます!最後に、この記事を読んでいる方々に向けて一言いただけますか?
文字どおり、会社の成長とともに自分も成長でき、挑戦し続けられるのが WOVN という会社の魅力だと思います。そんな中で Bizdev は、解のない問いに対して考え抜き、やり抜く必要があるので、未知の領域に対して常識や既成概念にとらわれず、周囲の意見に耳を傾けながらも問題特定・課題解決をしてみたいと思っていただける方には、とても楽しんで働ける環境なんじゃないかなと思っています。この記事を読んで、共感いただけた方と一緒に働くことができたら嬉しいです!