トラストバンクでは、社内の情報共有や価値観の共通化を図るために、2019年4月から社内報を活用しています。当初の手渡し形式から、コロナ禍を経てPDFファイルの共有、と形を変えて続いていました。
PDF時代の社内報
その社内報が、2023年9月に「とら板 -Tora Ban-」という名称とともに”WEB社内報”として一新しました。各部署の活動紹介・連絡事項・社員インタビュー・有志メンバーの活動など、様々な情報を毎週複数公開しています。特に力を入れている社員インタビューは、「全社員への取材」を目標に、コーナーによって2分または10分程度に編集した動画をアップ。運営開始から5か月で、既に約60本もの動画が並んでいます。
そんな「とら板」を運営するインナーブランディングチームの西村さんに話を聞きました。
WEB社内報
――WEB社内報「とら板」の社内インタビュー動画について教えてください。
社員を入社時期に合わせて3分類に分け、それぞれ「過去」、「現在」、「未来」にフォーカスしてインタビューをしています。
・入社してある程度時間が経っている方には「過去」=「これまでどんな事をしてきたのか」
・入社して間もない方には「現在」=どんな想いでトラストバンクに入社したのかという熱意と最近の状況
・ミドルマネジメントレイヤー以上の方には「未来」=今後どのようにトラストバンクや、自分の部署やチームを引っ張っていくのか、どのような展望があるのか
を語ってもらい、各社員の自己紹介とともに10分程度にまとめて動画にしています。
地域に対して強い想いを持つメンバーひとり一人にスポットをあててブランディングしていきたかったので、時間はかかりますが、社員全員の動画をアップすることを目標に動いています。
日々チャットツールを通して、文字でのコミュニケーションは頻繁に行われていますが、時として文字だけでは伝わり切らないニュアンスがあることも事実です。メンバーのリアルな表情や声を動画で残しておく事で、そのテキストコミュニケーションを少しでも補完出来たら良いと思っています。
ちなみに、動画編集については、今までほとんどした事が無かったのですが、「TRUSTBANK’s TRUST」に則って、「Try,Try,Try」の精神で、まずはやってみて、やりながらより良い形に近づけていっています。
インタビューの様子
――社内報がリニューアルしてから、数か月経ちましたが反響などはいかがですか?
WEB社内報にして、アクセスしやすくなったのか、閲覧数は伸びていますね。特に社員インタビュー動画は、いつ見ていただいても構わないものだと思っているので、普段コミュニケーションがあまり無い方でも、人となりを知る一助にしてもらえたら嬉しいです。
例えば、あまり関わりのないメンバー同士で行われる部署横断プロジェクトなどの際にも、動画を見てお互いの雰囲気をある程度理解してから関わってもらう事で、より良いチームワークが作れるのでは無いかと思います。
インタビューについては、私自身人と話をするのが好きなので、いつも楽しいですし、皆さんもお忙しい中でも快く対応してくれていてとても感謝しています。また、「自分の業務内容を社内に発信する場がないので嬉しい」や、「今まで自分がやってきたことを振り返るきっかけになり、初心に返れた」というありがたい声もいただいているので、これからも継続していきたいと思います。
――今後、社内報をどのようにしていきたいですか?
今後は、コンテンツを提供する側と受け取る側の”双方向のコミュニケーション”を実現していきたいと思っています。そこを念頭において考えると、現在社内報で使用しているWEBシステムでは、まだ課題があると考えているため、ここは継続的に改善していきたいです。今後社内報がより活性化すれば、社内エンゲージメント向上に特化したSaaSシステムを導入する事もあるかもしれません。それにはやはり良質なコンテンツの安定供給と、何より社内メンバーにもっともっと興味を持ってもらう事が必要です。先日もメンバーが「こんな企画やコーナーがあってもいいのでは?」と提案をしてくれました。そういった声を一つひとつ形にしていきながら、みんなと一緒に作り上げていく社内報にしたいですね。今後も、メンバーに対して様々な手でアプローチしていきたいと思います!
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