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【創立10周年記念パーティー後編】「リモートワーク主体」のトラストバンクが、全社員リアルイベントを有志で実現。創りあげる中で感じた「トラストバンクらしさ」とは

~ 創立10周年パーティー開催レポート 後編 ~

トラストバンク創立10周年記念パーティーは、どんな想いから開催に至ったのかー。企画運営に携わったメンバーに話を聞きました。伺ったのは、パーティーの企画運営の総指揮を執ったインターナルコミュニケーションチームの田中絵里香さんと、自ら手を挙げ運営委員に携わった有志のメンバー3名。4人の言葉から共通して見えてきたのは、「トラストバンクらしさ」。「トラストバンクらしさ」とは何なのか、紐解いていきます。

―― 今回、10周年を記念したパーティーをリアルに集まる場として開催したいと考えたのはなぜでしょうか?

田中絵里香さん(以後、田中さん):
最初から「リアルに集まって開催する」の一択でした。その理由は、昨年4月にインターナルコミュニケーションチームが新設された背景にも繋がってくるので、まずはそこからお話しますね。

2020年始めまではメンバー全員がオフィスに出勤し、日々顔を合わせながらコミュニケーションをとっていましたが、コロナ禍になりリモートワーク中心の働き方に変化し、オンラインでのコミュニケーションが主となりました。さらに、リモートワーク下になってから、社員数は3倍近く急増し、仕事を共にするメンバーは、オンラインでやり取りはしたことがあっても直接会ったことがない、仕事を共にすることがなければなかなか接点もなく、お互いを知るきっかけがない、といった状況でした。

しかし、いざ業務を進める際に、確認したいことを誰に聞いたらいいのかわからないという状態はストレスだと思うんです。対外的に仕事を進める以前に、社内で発生するこういった小さくても余計なストレスをなくしたいですし、何よりも会社のミッション(地域の可能性を共創する)として「共創」を掲げているのに、社内で「共創」がしづらい環境はよろしくない。そのために、社内のコミュニケーションをより円滑にしていこう、という背景から、インターナルコミュニケーションチームが出来ました。

ちなみにインターナルコミュニケーションチームは3名いますが、全員兼務で担当しています。私は広報担当、2人目の菅原彩さんは人財戦略部で採用担当。3人目の香西俊幸さんはCTO室で開発をしています。

チーム設立後は、任意参加のオンラインfika(雑談時間)を実施したり、業務後や週末に実際に集まって交流を図るリアルイベントなどを開催してきました。その中で見えてきた課題を改善することと合わせて、10周年という会社が誕生してからの一区切りのタイミングに、全員で今までの10年を振り返り、役員の方々のお話を生で聴いて、未来に向けてマインドセットをする機会を作りたい、その想いからイベント構想当初より、リアルでの実施一択で企画してきました。


▲インターナルコミュニケーションチーム 兼 PRチーム 田中絵里香さん—–コンピュータ関連サービスや省庁、日本郵政といった行政関連サービスを展開する企業に従事。2015年6月にトラストバンクに入社。自治体や寄付者の問い合わせ窓口や自治体のサービス周り全般の対応を担当。入社翌年に広報担当となる。2022年4月より現職。ビールをこよなく愛する。ホームパーティーをしたりと皆で楽しく飲むのが好き。

―― パーティーは、平日昼間の就業時間に行われました。この開催時間は、全員が参加できることを考慮してだったのでしょうか?経営陣がこの時間帯での実施を了承したことが驚きでした。

田中さん:
役員陣も社内コミュニケーションに対する課題感を持っていたため、皆で直接会ってコミュニケーションを取り合える場を創ることに対しては、最初からとても肯定的でした。
開催する時間帯に関しては、社員の家庭の事情など、現実的に業務時間外での参加が難しい方もいらっしゃるので、全員でリアルで集まるという目的を果たすためにも、業務時間内での実施は不可欠でした。
そのため、かなり前のタイミングから、人事やお客様窓口対応を担当している部署とは、どうやったら出来るだけ皆が参加できる環境を作れるか、を相談しながら進めました。

―― 全員が集まる場を作りたいとは別に、開催にあたって意識されたことは、どんなことだったんでしょうか?

田中さん:
周年パーティーを開催する目的は2つありました。
1つ目は、設立10年の節目の会として、これまでの歩みを振り返り、共通認識を持った上で、これからのトラストバンクをみんなで創っていくぞ!という前向きな雰囲気を醸成すること。
2つ目は、部署の垣根を越えたコミュニケーションの活性を促すこと。これまで関わったことがある人も、ない人もこの日に交流を持ったことで今後の業務が、これまでよりもやりやすくなるような、そのきっかけづくりをしたいと考えていました。。
そのため、パーティーの前半は、トラストバンクの10年の歩みを振り返る動画を制作し、役員陣と過去を振り返るトークセッションを設け、メンバーがしっかり落ち着いて話を聞けるように着席スタイルで行ないました。一方、後半は、メンバー間での交流がしやすいように立食スタイルで行ない、チーム対抗クイズ大会のチーム分けは、1つのチームに同じ部署のメンバーが被らないように振り分けるなど、目的に沿った仕掛けを実はいくつも仕込んでいました(笑)


―― 企画運営するにあたり、インターナルコミュニケーションチームの3名のほかに、様々な部署から運営を一緒にしたいと手を挙げた有志のメンバーはどんな方々でしたか?

田中さん:
私たち以外に合計15人のメンバーが集まってくれました。10周年記念パーティーをリアルで開催することを全社会議で発表した時に、企画運営に関する有志メンバーの募集案内もしたところ、直後から「ぜひ関わりたい!」とみんながメッセージをくれて、わずか数日で15人が集まりました。
正直なところ、有志を募集をしてもメンバーが集まらない可能性があることも想定していて、そうなった場合の対応策もあらかじめ考えていました。しかし、いざ募集を開始したら、15人ものメンバーが集まってくださった。本当に嬉しかったです。
「トラストバンクのこういうところ、やっぱりいいな~」と、改めて実感しました。
集まったメンバーは、ふるさとチョイス事業部だけでなく、新規事業部のパブリテック事業やエネルギー事業、CTO室や営業企画、財務経理、総務だったり、入社してたった2か月の方もいらっしゃって、様々な部署、様々な年次のメンバーが自然と集まったのも嬉しかったです。
運営メンバーは、能動的に率先して動いてくれる方ばかりで、みんな通常業務で忙しい中でも楽しみながらパーティーの開催当日まで一緒に走りきれたことが、何よりも良かったです。

―― 当日までの準備の間で、印象に残っていることはありますか?

田中さん:
運営メンバーがとても前向きに、かつ主体的に取り組んでくれたことと、先述したパーティー開催の目的をメンバー全員が常に意識して、目的達成のために何がベストかを考えながら、みんなで意見やアイディアを出し合いながら進められたことです。

メンバーがみんな同じ目的に向かって責任をもって実行してくれていたので、信頼して任せきることが出来ましたし、結果、最高のパーティーを開催することが出来たと思っています。
そして、今回の運営委員会の一体感こそ、まさにトラストバンクが目指しているインターナルコミュニケーションの姿なのではないか、と実感しました。
ミッション・ビジョンに向かって一丸となり、それぞれが何をすべきか主体性をもって考え挑戦する。その過程では、お互いを尊重しながら圧倒的スピードで、新たな価値を生み出していく。それも、一人一人が生き生きと楽しみながら活動している。
今回運営メンバーが体現したことを全社に波及し、トラストバンクの全ての人が、そんな働き方を実現できるようにしていきたいと、10周年記念パーティーを通じて感じました。
当日はもちろんですが、企画運営の準備を通じて、トラストバンクらしさを改めて感じることができました。

ここからは、運営メンバーに話を伺います。一人目は、トラストバンクに2016年に入社したふるさとチョイス事業本部地域ソリューション部の藤井楓さん。二人目は、2022年11月に入社した財務経理部の野口瑞香さん。三人目はエネルギー事業部の丸山大地さんの3名です。


―― 10周年記念パーティーの運営に関わりたいと思った経緯は何ですか?

藤井楓さん(以後、藤井さん):
実際にみんなで集まってパーティーをすると聞いた時点で「ついにー!」と嬉しい気持ちが沸き上がってきました。と同時に、運営側にかかわって一緒に作り上げたいと思ったので、すぐに志願しました。
私はトラストバンクに入社して7年が経つのですが、入社当時スタッフ数はまだ数十人でした。その後、ふるさとチョイスだけでなく新規事業も立ち上がり、さらにコロナ禍で働き方の変化もありました。在籍する7年の間に何段階も会社の変革期がありましたが、リモート勤務に切り替わったことでスタッフ同士の関わり方が変わってきたなと感じていました。


▲ふるさとチョイス事業本部 地域ソリューションチーム 藤井楓さん——–長野県長野市出身。都内の広告運営会社に就職。上京後地元を離れたことで、地域への想いが強くなり2016年1月にトラストバンクに入社。ふるさとチョイス事業本部地域ソリューション部所属。入社以来一貫して自治体担当を務めており、全国の自治体職員さんに寄り添いながら伴走している。毎週水曜日のお昼は、社内ラジオのパーソナリティーも担当。趣味はドライブ。週末、ドライブをしながら気になる場所やお店を開拓している。(パーティー当日はオープニングの司会を務めた。運営メンバーはTシャツとあわせて青いバンダナをつけていた。)

他部署の方と話したくても、どんな方がいるのかすらわからない。リモート勤務前と比べると、社内全体のつながりが希薄になっていることを痛感していました。直接会うと、業務以外の雑談も自然と生まれ、その後の業務もスムーズに進みます。このパーティーをきっかけに、その場を楽しむだけでなく、その時会話したことで後の業務がやりやすくなるきっかけの場にもなると感じました。だからこそ、参加するだけでなく自分自身も運営として関わり、きっかけを作りたいと思い、すぐに手を挙げました。


野口瑞香さん(以後、野口さん):
私は、本来「自分で何かをやりたい」と手を挙げるのが苦手なタイプなんです。ですが、入社してすぐ今回の開催を知り、財務経理部の部長から「こういう機会もなかなかないし、やってみない?」と声をかけてもらい、せっかく薦めてもらったならやってみようと前向きになりました。

もう一つ参加した理由としては、経理は他部署との直接的な関わり合いが少なく、これを機に皆さんとコミュニケーションが取れるいい機会と感じ「やります!」と参加しました。上司に背中を押してもらって、本当に感謝しています。


財務経理部 野口瑞香さん—–専門学校卒業後は食品卸企業に入社した後、不動産管理会社へ転職し、経理業務を担当する。もっと成長したいという想いから、よりチャレンジできる環境を求め、2022年11月トラストバンクへ入社。現在、財務経理部に所属。今後更に業務の領域を広げられるよう日々奮闘中。趣味はゴルフ、毎日練習へ通うくらい熱中。社内にゴルフ部があり、部員と近々ラウンドを予定している。(写真はくじ引き大会で見事当選した様子)

丸山大地さん(以後、丸山さん):
エネルギー事業部は、事業の特性上他の部署と連携して仕事を進めることは、あまり多くありませんでした。
エネルギー事業部としても部署内だけで完結していた業務だけでなく他部署と連動しクライアントにベストな提案が出来るかが重要になってくると思っています。


エネルギー事業部 丸山大地さん——-大学卒業後、京都府内の大学職員として、キャリアセンターで就職活動全域支援、入学者向けキャリア教育に携わる。26歳で長野県富士見町に移住しマウンテンバイクのツアーガイドとして活動すると同時に移住促進ツアー企画を運営。その後、小売電気事業及び業務代行を行う電力会社で地域新電力立上げやPOC支援に従事。2021年10月にトラストバンクのエネルギー事業部にジョインし、地域発電事業や自治体向け再生可能エネルギー導入推進に携わる。趣味はバイク旅と山サウナ。(写真はチーム対抗クイズ大会のMCを務めた丸山さん(左)、パブリテック事業部の和田海月さん(右))

他部署と協働する際には、社内の様々な方の協力が必須ですし、その為にはまずエネルギー事業部に関心を持ってもらう必要があります。もっと前段階では、事業部の「ヒト」に興味関心を持ってもらわなければならない。エネルギー事業部に対しこれまで以上に関心を持ってもらう為にも、10周年記念パーティーの運営メンバーになることは、いいチャンスだと思い立候補しました。

―― クイズ大会で丸山さんはMCをされました。進行ぶりが軽快で面白く、あの姿を見て「丸山さんてこういう方なんだ」と身近に感じた人も多かったかと思います。MCは立候補だったんですか?

丸山さん:
そうです。オープニングの司会を行った藤井さんや、営業企画部の伊藤健作さん、私と一緒にクイズ大会のMCを担当し、ふるさとチョイス事業本部での経験もある和田さんの3名は、トラストバンクとともに歩んだ時間も長く、全スタッフが知っているフロントマン。3名のようなフロントマンはこれからも重要な存在であると同時に、今回の10年目では新規事業部から新たなフロントマンが誕生してもいいかな、と。思い切ってMCをやってみました。

―― 参加した方からどんなコメントが寄せられましたか?

藤井さん:
「久々に社内メンバーに直接会えて嬉しかった」「やっぱりリアルはいいね」という声がありました。あとは、久々に会ってすごく話が盛り上がっていたり、はじめてリアルで会う人でもすぐに打ち解けて会話がはずんでいる様子も多く見かけました。
10周年の歩みを振り返る動画やクイズを通して、他事業部・他部署のやっていることを知る機会になったことで、事業部や部署・チームが違っても、みんな「地域をよくしたい」という想いを持って、それぞれの分野で取り組んでいるんだなぁということを改めて感じましたね。

―― イベントの前と後で、ご自身の中で変化したことはありますか?

野口さん:
日常の業務が、格段にやりやすくなりました。フルリモートの環境はトラストバンクに入社して初めてだったんですが、今は入社当時の不安は払拭されました。Slackをするにしても、この部署にはどんな方がいるのか、どんな業務をしているのか、想像しやすくなり、働くうえでの「安心感」を得ることができました。
あとは、自分の仕事に対する意識も変わりました。私がまだ担当する業務でなかったとしても、自分以外の方が困ってそうなことを先回りして想像し、「こうしたらもっとやりやすいんじゃないか」と常に意識するようになりました。

丸山さん:
直近で他部署と一緒に取り組みたい案件があり、同じ部署に所属する運営メンバーに相談したところ、色々とアドバイスをいただくことができました。これにより早速いい形でプロジェクトが進んでいます。たったこれだけでも、とても大きな変化です。

―― 最後に、イベントを通じてトラストバンクらしさを体感したお三方より、これからトラストバンクにジョインする方々にメッセージがあればお願いします。

藤井さん:
10周年パーティに役員も含めて正社員全員で参加出来ましたし、会社の雰囲気としては、わりとフラットな環境ですね。様々な年齢層や経歴の人が各部署にいるので、積極的に声をかけたりコミュニケーションをはかれる方は、よりしっくりくる環境じゃないかなと思います。

丸山さん:
やりたいこと、トライしたいことが既にあって入社される方も、勿論そのマインドは重要と感じますし、一方でまだ模索中だったり、完全体でなかったとしても、途中のアイディアを相談するだけでも、「それならこうしたらどう?」とか「この人に相談したらさらに話深く掘っていけるかも」といった意見をくれる人が社内に多くいる、それがトラストバンクという環境。今現在は、少し消極的・受動的な方であったとしても、トラストバンクに入社したことで、「ちょっとトライしてみようかな」とマインドチェンジするきっかけが得られるかもしれない。その土壌があります。
なんでも積極的に意見を発し、主体性をもってガツガツ動く、という方でなくとも、一緒に会社を作っていける、共創できる場所がトラストバンクなのかなと思います。

野口さん:
会社によっては、年齢も入社歴も若い方の意見はなかなか聞き入れてもらいない場合もあるかと思いますが、トラストバンクはそれが全くないです。年齢、性別、役割関係なく平等で、お互い尊重しあって話ができる会社だと思います。まさに、新しいバリューの1つ「Respect each other」を感じながら日々過ごせる環境です。



トラストバンク10周年記念パーティーを通じて、トラストバンクらしさとは何か体現した4人のメンバーに話を聞きました。面談もオンラインでの実施が主流となった今、面談担当以外にどんな人が働いているのか見えにくい部分も多いかと思います。
今回の4人の言葉から、どんなマインドを持った人たちがいる環境なのか、少しでも伝われば幸いです。

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