ゲーム開発企業やフリーランスでの経験を経て、2020年THECOOに入社したエンジニアの林 青。コミュニケーション能力が高く、週末に開催するFaniconチームの全体ミーティングで司会も務める彼は、チームの和を何より大切にしています。そんな彼が、開発組織の魅力について語ります。
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雰囲気の良さが入社の決め手。フリーランスからTHECOOの開発チームへ
2020年にTHECOOに入社し、エンジニアとして働く林。2013年に大学を卒業した彼が最初に就職したのは、ゲーム開発企業でした。
林 「学生時代からゲームが好きでハマりやすいタイプだったので、好きなことをしたくてゲーム開発企業への就職を決めました。そこでは、ネイティブアプリケーションの開発や、スマホアプリケーション向けのWeb開発に携わっていました」
その後、林は会社の先輩の友人が作った会社に誘われ、転職します。
林「不動産を売りたい人と買いたい人がコミュニケーションできるサービスの受託開発をしている会社で、サーバーサイド側の開発やAndroid・iOSのマネジメントをしていました。
人間関係の面では良い関係を築けていたんですが、1人でやる仕事が多かったことから、半年くらいで辞めて独立しました。独立してからは、半年ほどUnityでゲーム開発をして、その後はクラウドの会計サービスを作ったりしていました」
フリーランスとして独立した後も幅広い案件に携わっていた林ですが、不安定な個人事業主の立場を経験したことから、企業への復帰を目指すようになります。
林 「個人事業主で働いていると、コミュニケーション量がどうしても少なくなってしまい、社内の集まりに参加しても社員として見てもらえないことが多々ありました。さらに、コロナウイルスの影響が仕事にも出始めたことから、転職活動を始めました」
林がTHECOOへの入社を決めた背景には、2つの理由がありました。
林 「リードエンジニアの城や代表の平良との面接を経て入社を決めたんですが、面接の雰囲気が良かったのを今でも覚えています。コミュニケーションをしっかり取ってくれ、フレンドリーでしたし、城と一緒に働きたいと思ったのが入社理由の1つですね。
もう1つは、エンタメ領域のサービスに挑戦したいと思った点や、今までに使ったことがない技術にも触れそうだと感じたことです。でも、やっぱり会社の雰囲気が良かったのが一番の理由です。入社した今も、THECOOは雰囲気がいいなって思います」
▲旅行中の一枚(韓国空港)
エンジニアによるエンジニアのマネジメント──細かな気遣いで成功を目指す
THECOOに入社した林は、開発やマネジメントの領域でさまざまな業務を担っています。
林 「2021年の夏までは、デジタルフラワーの開発をしていました。リリース後は改修などもしていたのですが、運用側で管理できるようにシステムを構築した後は、この案件からは外れています。その後は新規PJTに入り、リードエンジニアとしてメンバーの管理や全体調整をしながらサーバーサイド側の実装や設定をしています」
林はマネジメントという業務について、「1個の案件に対して、成功してリリースできるまでリードすること」と定義しています。
林 「現在携わっている新規PJTのマネジメントでは、まだ経験が浅いので未熟な部分もありますが、進捗管理は細かく対応しています。忙しくても毎朝進捗を確認し、PJTメンバーのチームワークを保って仕事しやすいように気を配っています。
今までは今後のキャリアについて特にビジョンを持っていなくて、『降りてきた案件をこなす』という気持ちが大きかったのですが、THECOOではマネジメントを担う機会が増えてきたので、マネジメントの道に進むことに対して今は前向きな気持ちです」
PJTにおいては、サーバーサイド側のエンジニアを兼任しているため、マネジメントをしながら手を動かすこともあるといいます。
林「マネジメントをしながらエンジニアリングも担当していると、手を動かしつつ他のタスクもあるので、ブランチやタスクの切り替えは若干難しいなと感じています。管理と並行して、裏ではスクリプトやサーバーのコードも書いています。
並行しながらの対応は大変ですが、楽しいです。プログラミングもマネジメントも両方好きですね」
▲モノレール駅構外での一枚。社内のSlackアイコンとしても使用。
「Fanicon」が好きで、もっと良くしたい。これがみんなの共通意識
林は、THECOOで働く魅力を、開発チームの雰囲気を例にして語ります。
林 「開発チームは、個性がバラバラでありながら、みんな魅力的で仕事のために頑張っています。ワイワイしながら仲良く仕事ができている感じですね。仕事が大変で疲れている時にはお互いに気を遣い合うし、気楽に仕事ができる環境を作るために一人ひとりが努力している感じがします。
それにみんな『Fanicon』が好きで、共通意識として『Fanicon』を良いサービスにしたいと考えていますね」
一人ひとりバラバラな個性を持ちながら、共通の意識を持って仲良く働けていること。これこそが、チームの雰囲気の良さを生み出していると、林は考えています。
林 「仕事に集中している人もいれば、お酒が好きな人もいます。騒ぐのが好きな人がいれば静かな人もいます。趣味もみんなバラバラで、カードが好きな人もアニメが好きな人もドラマが好きな人もいます。みんな個性がバラバラなのに、それでもみんな仲良くできるのがとてもおもしろいですね。みんな仕事を大事にして、仲間を重視しているから仲良くできるのだと思います」
メンバーの年齢が25~35歳くらいと近いことも、THECOOの開発チームの特徴として挙げられます。
林 「年齢が近いと、共通言語が多かったり、友達のような感じで振る舞えたり、距離感や価値観が近い印象ですね。いっちーさん(開発部デザイナーの市村 賢一)とかは全く年齢が一緒なので、壁のなさを感じます。面接の時から感じていたのですが、入社しても同じ感覚です」
チームで1つのサービスを作る。大切なのはチームワークと勉強意欲
働く仲間の存在を大事に考えているのが印象的な林の職業観。そんな林がともに働く仲間として迎えたいのは、「チームワークを大切にできる人」だと語ります。
林 「チームワークを大事にして、周りのメンバーを大事にする人と一緒に働きたいですね。どんなに優秀でも、周りとの連携より自分のことを考えてしまう人だとチームで開発するのは難しいな……と思ってしまいます。
単独で案件を動かすのであれば、もしかしたらチームワークよりもスキルレベルが高いかどうかが大事かもしれません。でもチーム開発になると、周りと連携しながら周囲に気を遣う必要があるので、自己中心的に動く人だと難しいと思います」
チームで1つのサービスを作る──この考えを大事にしているTHECOOの開発チーム。1人で作業をしていても、困ったときに相談できることが大事だと、林は考えています。
林「開発自体は僕も1人でやっている仕事が多いんですけど、コーディングやデザインのことで困った時は、周りに相談します。いっちーさんとは年齢が同じということもあり、よく話すのですが、気軽に話しかけることができるかどうかは大事だと思います。
THECOOはチームで『Fanicon』というサービスを作っているので、自分だけが良いという考えを持っている人がチームに加わってしまうとバランスが崩れてしまい、良いサービスが作れなくなってしまうと思っています。
Slackや出社時に雑談が多いチームなので、周囲に気を遣ってチームワークを重視することができる人と一緒に働きたいです」
また林は、一緒に働きたい人の資質として、チームワークの他に「勉強している人」を挙げています。
林 「技術について学んだり研究したりする人や、勉強意欲の高い人が多いチームだと、新しい技術について気軽に情報交換できます。実際に、開発チームは部署を超えて、技術に関してSlackで情報共有しています。チームワークを重視でき、常に勉強している方と一緒に働けたら良いですね」
最後に、「Fanicon」の将来像として、使いやすさと便利さを追求したいと語ります。
林 「ユーザー数をもっと増やしたいと思っています。アイコン(※)やファンの方が使いやすくなり、いろいろなユーザーが使えるようなサービスに成長させたいですね。
今は新しい機能を増やしている成長段階。将来的にはどの機能もユーザー体験を満点にして、使いやすさ・便利さを高めたいです」
お互いを気遣い、高め合える開発チームを目指し、マネジメントに取り組む林。今後「Fanicon」をさらに便利で使いやすいサービスに成長させてくれるでしょう。
※「Fanicon」を利用しているアーティストやタレント