A Sense of Values | シナジーマーケティング株式会社 公式企業サイト
シナジーマーケティングでは、日々業務を遂行する際に守るべき「A Sense of Values」を定め、遵守しています。
https://www.synergy-marketing.co.jp/company/concept/mind/
シナジーマーケティングでは、新しいビジョンとミッションをこれからの会社のカルチャーと連動させていくための「カルチャーマネジメントプログラム」を実施しています。その重要なアウトプットのひとつ、A Sense of Values(行動基準、以下 ASoVs)の アップデートがついに完成、全社員にお披露目となりました!
ASoVsはシナジーマーケティング社員の行動基準、つまり、私たちの仕事のやり方を示したものです。初代ASoVsは2004年、創業間もない時期に谷井さん(当時の社長、現会長)がつくったもので、今回が初めてのアップデートとなります。
2021年1月に刷新されたビジョン、ミッションは、田代さん(社長)、奥平さん(副社長)、岡村さん(取締役)の経営陣が中心になって検討しました。
一方、ASoVsのリニューアルは、カルチャーリーダーとして任命されたマネージャー7名が中心となって検討を行いました。これは、経営メンバーの「次の世代に熱意を託したい」という強い想いで実現したものです。
プロジェクトは過去の成功体験・失敗体験を振り返るワークショップから始まり、何度も意見を戦わせながら言葉を磨きあげていき、ついに2021年9月に新ASoVsが完成しました!
せっかく新しいASoVsをつくっても、更新された文面を共有するだけ、コーポレートサイトに載せておくだけ、では理解を深めることはできません。
私たち社員にとってもっと身近で親しみやすく、ふだんの行動の指針となるような行動基準にしたい・・・、そんな思いから、カルチャーリーダー7名がプレゼンターとなり、オンライン発表会を行うことにしました。
まずは、司会・進行役の奥平さんから「7つの規範(Challenge / Innovation / Hospitality / Professional / Communication / Trust / Growth)の並び順が変わったことにも重要な意味があるんですよね?」という問いかけから発表のトークがスタート。カルチャーリーダーズいちのムードメーカーである杉山さんが、並び順の意味について、次のように説明してくれました。
以前のASoVsではHospitalityが一番先頭にありましたが、「攻めのカルチャーをつくりたい」というわたしたち全員の意見が一致して、ChallengeとInnovationの2つを先頭に持ってきました。
それぞれ、Challenge/Innovationが挑戦、Hospitality/Professionalが顧客視点、Communication/Trustが仲間との関係性を表していて、一番下のGrowthはすべてを支える礎になるという配置と構成になっています。
全体像がわかったところで、次に、カルチャーリーダーの7人が7つの規範について、自分の言葉で語っていきます。
企画制作部 杉山健太
挑戦することそのものを文化にしたい。そのためには、小さなことでもいいのでまずは一歩踏み出すことが大切なんだよ、という思いを込めました。みんなで小さな挑戦を続けて、気運が高まっていけば、それがつながって大きなことができるんじゃないかと思っています。
クラウド事業部 CTO 馬場彩子
変わるのが怖いと思っている人もいる中で、変化を自分ごとにしてほしい。そんな想いから「大きく変えるのではなく、一歩先の価値を創ろう。」というメッセージを伝えたいと思いました。一足飛びに変えるのはむずかしいですが、外に目を向けるだけでもだんだんと変わってくるはずなので、そこから始めてほしいですね。
クラウド事業部 CXD 金沢信介
Hospitalityを考えるときに意識したのは、御用聞きにならないこと。お客様が話したことだけに一生懸命になるのではなく、いったん立ち止まって、本当は何を求めているのかを考えて行動できるようなメッセージにしました。
デジタルマーケティング事業部 中本真佑
もともと根付いていたProfessionalのカルチャーを会社として次のステージにいくためにさらに進化させたい。そのためには個人のモチベーションだけでなく、組織としてProfessionalを生むための再現性やプロセスもしっかりと構築していきたい、という意味を込めました。
経営推進部 内田純矢
CommunicationとTrustには仲間、チームワーク、関係性づくりという共通項があり、相手がいてはじめて成り立つもの、一緒につくりあげていくもの、という意味でも同じ。Challenge、Innovation、Hospitality、Professionalの基盤となるものであり、さらにGrowthを促す要素にもなる、という視点で議論をして、決めました。
コーポレート部 岩本新一
Communicationは相手を理解する、尊重するという姿勢や伝える能力のこと、対してTrustは相手との関係性をつくるために必要な意識や行動のこと。一方的に任せるのではなく、お互いに信頼しあって熱意を伝え、熱意を受け取ることが大事だという点を「熱意を託す」に込めました。
ビジネスクリエーション部 平手和徳
「成長しよう」とは会社から言われるものではないし、言われなくてもみんな成長しようとしている。それなら、Growthをもっと自由に、もっと楽しくすることをテーマにして、仲間や自分の成長を喜べるようにできたらいいなと思っています。
ASoVsの7つの規範は、キャッチコピー+本文で構成されています。その本文から、2004年のオリジナルバージョンから2021年のアップデートで変化したポイントをいくつか引用してご紹介します。
Innovation より
(2004年)
時代は常に変化し続けています。その中で競争に勝ち、成長を続けていくためには、悪弊となる古い価値観を捨て、常に新しい時代に適応していく必要があります。
(2021年)
人と企業が心地よい関係を築ける社会であるために、「現状の市場やビジネスは正しい方向に向かっているのか?」「何か見落とされているものはないか?」と問いを投げかけることも時には必要となります。
「人と企業が、惹かれ合う社会へ。」というビジョンが指し示されたことで、シナマケが担うイノベーションの解像度が高まりました。
Professional より
(2004年)
ハイクオリティーサービスをハイスピードで提供できることが、プロフェッショナルなのです。
(2021年)
その変化に対応するため、より速いスピードで改善し、クオリティを磨き続けることが求められています。
「クオリティもスピードも」から「スピードあってこそのクオリティ」へ。
Growth より
(2004年)
各自が業務知識、ビジネススキル、人間性などすべての面で成長していくために、私たちはできる限りの支援を行っていきます。
(2021年)
そして、自分の成長はもちろん、仲間やお客様の成長に喜びを感じること。それが原動力となり、私たちは価値を生み出し続けることができるのです。
成長を促す主体が、「会社」から「自分たち」に変化しました。
会社から、経営者から言われたことをやるのではなく、自分たちがしたい・するべきだと思ったことをカタチにした新ASoVs。リーダーたちのその熱意や想いはきっと、みんなにも伝わったはず。
また、もうひとつ、新ASoVsでは、7つの規範にイラストを組み合わせるという新しい取り組みをしています。
「行動基準」という堅いイメージのするASoVsを、文字だけで伝えようとすると、どうしてもとっつきにくくなってしまいます。そこで、カルチャーリーダーが考えたのが、規範をイラストで表現すること。イラストがあることで、ぐっと親しみやすく、また、覚えやすくなることが狙いです。
オンライン会議の背景に使ったり(気分に合わせて日替わりにもできます!)、お揃いのTシャツをつくったりと活用シーンの展開も楽しみですね。
発表会の最後は、7つのASoVsの中で一番印象に残ったものを200人を超える社員のみんなに投票してもらうことに。結果は…Growthが1位でした!ワクワクしながら成長しよう!という姿勢がみんなの共感を集めました。
また、発表会後に行ったアンケートからはさっそく、このような声が聞こえてきています。
「より身近な言葉になり、自らの業務や姿勢に対して向き合える存在になったと思いました。」
「リーダーたちの間で協議されて、より現場にあった内容に変わったというのが素敵です。」
「ヤフージャパングループからから抜けて会社として新しい方向性に向かっていくこのタイミングでASoVsも変更されたということに意味があると思いました。」
「シナジーマーケティングにいるからには、この項目を意識して磨いていきたいと感じました。」
「次は社員1人1人の番だなあと思っています。」
仲間を信頼して熱意を託し、プロフェッショナルとしてお客さまに驚きと喜びを届けるために、挑戦を続け、新しい価値を生み出し続ける。そのためには、一人ひとりの成長が不可欠ですが、成長することでワクワクが生まれます。
そのようなサイクルをつくっていくために、経営陣からリーダーへ、そして、シナジーマーケティングの社員全員に、熱意のバトンが託されました。
アップデートされたASoVsを拠り所に、いま、私たちの”仕事のやり方”が変わっていきます。
(編集:経営推進部 ブランドマネジメントチーム)