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株式会社識学・代表の安藤に2019年の抱負を聞いてみた。

2015年の設立以来、急速なスピードで成長し拡大を続けてきた、組織コンサルティングの”識学”。今や、ベンチャー業界の経営者層で知らない人はいない、と言われるまでに認知を拡大してきた。

もうすぐ5期目を迎える今、代表の安藤は2019年をどのような心持で迎えたのか。

――安藤社長にとって、2018年はどのような年でしたか?

一言でいうと「苦労した年」でした。これまでずっと倍々で順調に売上を伸ばしてきたのが、一瞬とはいえ少し落ち込んだ時期があったんです。4期目にして、初めて停滞を味わいました。しかしその苦労を味わい、結果乗り越えたことで個人的にも組織的にも強くなるきっかけとなり、次のステップに歩を進めることができました。

苦しい時期に最も重要視したことは、「基本動作の見直し」ですね。成果が出ないからと言って何か新しい施策や戦略に頼るのではなく、自分たちが本来やらなければいけないことを繰り返し取り組むこと。これに注力したことで乗り越えられたのだと思います。

――2018年、最も大きな成果は何でしたか?

まず一つは、人材育成の部分です。社員が入社してから戦力になるまでのプロセスを一定化し、さらに短期化することもできました。「“識学“を一秒でも早く、たくさんの人に広める」ためには欠かせない要素の一つです。採用水準が上がったこと、社員数が増えたことにより縦横で競争が起きていること、会社のブランド力が上がったことなどいろんな要因が絡んでいるかと思いますが、やはりそれは何か変わった戦略や新しい施策を打ったことではなく、今までの蓄積の賜物だと思います。

そしてもう一つは、“識学”の認知が大きく世の中に拡大したことですね。一定の業界(ベンチャー業界)に限定した話ではありますが、その業界の経営者界隈ならほとんど誰でも知っている、という一つのブランドを築ける状態になったことは、昨年の大きな成果です。

――では逆に、もう少しこうできたらな、という不足や反省の部分はありますか。

うーん。それ、よく聞かれるんですけどね。来期はこうしていきたい!という目標はありますが、 “ダメな部分は即座に埋める”という動きを常に取っているので、不足や反省といった感覚はありません。それは結局、今この瞬間、「不足」を放置しているということですからね。

――2019年はどのような年になると思いますか?

社会の予測としては、経済的に一気に冷え込むかは別として、これまでの楽観的なムードからは厳しくなるという予測のもとに、世の中が動いていく年になると思います。

よって、今までよりも「本質的」なものがより選択されていくのではないかなと。

例えば我々の企業研修領域で言うと、業績アップや従業員の成長に直接的に影響を与えるものが選択されるようになっていく。我々が提供しているのは「組織運営の“原理原則”」ですので、最速で成果に繋げることができるという点で、この環境はとても有利じゃないでしょうか。

そして、この環境を成果に繋げていくためにも引き続きプロモーションを強め、世の中にさらに認知を拡大していきたいと思っています。

また、今年はBtoC領域の事業(SMC:識学マネジメントカレッジにも挑戦していくので、今までお伝え出来なかった方々にも識学を広げていきたいですね。

――2019年、一番楽しみなことは?

「1年後が簡単にイメージできないくらい、大きな可能性を秘めている」ということが楽しみですね。

――今は、どういうイメージですか?

まったくイメージしてないです。だって、何年後にどういう世界が待っているかなんて、誰もわからないじゃないですか。5年後10年後に、識学がこれくらい広まっていてほしいとか、どの業界でどうやって活用してほしいかとか、ぼんやりと考えていることはありますけど、常に環境は変化するし、逆算したところで何も読めませんからね。今やるべきこと、日々の結果を積み上げていくだけです。


――では最後に、今年「株式会社識学」にJoinする人に求めるものはありますか?

いったん素直に人からのアドバイスや評価を聞き入れ、成長していきたいという人ですね。

職場でのレクリエーションや、飲み会に参加することに喜びを感じるのではなく、自己の成長、事業の成長、会社の成長に一番に喜びを感じられる人をお待ちしています。

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