キャリア|NIKKEI STYLE
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首尾よく今の年収よりも高い年収をもらえる約束を得て転職をしても、それがキャリアダウンの始まりになることがあります。
会社の中での第二の出世=転職でのキャリアアップとは、今の年収よりも高い年収を提示されて転職することではないのです。そのことに気付かない人たちは、やがて最初にいた会社よりも条件の悪い会社で働き続けるか、終わりのない転職の繰り返しに陥ってしまうかもしれません。
人事制度が転職に影響する2回目のタイミングは、転職したあとで最初に訪れる人事評価のタイミングです。(人事制度が転職に影響する1回目のタイミングについての記事はこちらから)この時、転職時に適用された等級の給与のレンジ(上限と下限の幅)にうまく収まる転職ができていれば、評価は楽しみを運んできてくれます。転職先の会社の人事制度にきっちりとはまることができているから、結果を出すほどに認められ、報酬に反映されるからです。
仮に転職した先での評価が悪かったとしても、その結果は自分なりに納得のいくものです。むしろ良い結果を出せればさらに飛躍的に年収が増えることだってあります。これはキャリアアップに成功したタイプの転職です。
しかしもし、転職をした人だけが特別にもらえる給与に設定されて、転職時に適用された等級の給与レンジよりも上に位置していたとしたらどうなるでしょう。
第一の運用は、特別扱いが続いてしまうことです。評価を実施して、期待通りの成果を出したとしても、特別扱いだから給与は増えません。
このような人に対して、人事制度的には2種類の運用が検討されます。
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