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採用するうえで心がけている3つのポイント

皆様、始めまして。SBIビジネスサポート株式会社に入社してから3ヶ月目に突入した石川と申します。現在は、教育ソリューション事業本部の事業企画課におきまして、新規事業の骨子を作ったり、コミュニティを推進させたり、人事労務をやっていたりします。

自分のルーツはと言いますと、もともとNECの下請けから社会人になり、フィールドエンジニアとして複合機の設置やメンテナンス、消費者金融の無人契約機の全国展開などハードを中心としたテクニカルな領域に携わっていました。また、府中や我孫子などNECの事業場での入所も長く、構内PHSや、多機能電話、拠点間ルータなどイントラサイトのヘルプデスクの窓口をしながら、600台のPCのキッティングを行ったことは苦い思い出です。

とはいえ、NECの仕事しか請けていなかったため、この先10年の未来を考えた時、WEB業界に移ることを決心した33歳の冬の出来事でした。当時 2008年秋ごろにリーマンショックが起きて、世界規模で金融危機が起きましたが、WEB制作会社に移ることが出来たのは、ラッキーだったかもしれません。

ホームページを作るにも人手が必要で、まだCMSというワードが出始めのころ、その会社では分業制を敷くスタイルで、コーディネータ(ディレクター)/デザイナー/ライター/エンジニア/テスター/アカウントセールスと、それぞれの役割を明文化して応募者を公募していました。

開発チームのサブマネージャーという立場上、エンジニア採用は毎日のように湯水のごとく仕掛けていたのを思い出します。PHPエンジニアといえば、WEBデベロッパーの最先端を行っていて、ActionScriptを使いこなすFLASHerと双璧を成していた時代のことです。

そんな僕が、今はBPOを主体としてコールセンターや、事務のオペレーターの採用を担当しています。時代の移り変わりとともに、少子高齢化が進んで労働人口も減少傾向になってきた昨今、人手不足はどこの企業にとっても重要な課題として取り沙汰されています。

独自性の社会化』というビジョンを打ち出している私たちの取り組みの中に、社会から孤立する人を無くして皆んなが平等に働ける環境を目指すというものがあります。そこにコミットするためには、今まで自分が見てきた視座を下げる必要もあり、なかなか難しい面もありますが、そういう方たちの立場を知ることがとても重要なファクターになっています。

これまでの経験則から、採用するうえで心がけているポイントは、3つほどあります。

採用するうえでの3つのポイント

1. キャリア設計

人それぞれ働く理由があって、何を対価としているのか明確にしなければ、入ったとしてもその先お互いが不幸になってしまいます。必ず面接や面談の場では、数年先を見据えたキャリア設計(=どのようなポジションでどんな思いを胸に何を成し遂げたいか)を漠然とでも思い描けるように(メンターのような立場で)対話(≠会話)するよう心がけています。

2. オンボーディング

カルチャーフィットしていて、期待値調整も上手くいっている、意思疎通が図られている状態であるにも関わらず、入社された方をそのまま疎かにしてはいけません。最大のパフォーマンスを発揮できる環境作り(=ウェルビーイング)までが、HR担当として求められている度量と思っています。

もし入社された方が所属先のチームの一員として機能しない孤立している状態が続いている場合、オンボーディングを見直してみるのもひとつの手立てかと思います。採用のゴールはその人を活躍できる場所にするまでがKPIです。

3. エンプロイーサクセス

現在、様々な企業の人事で課題感としてあるのは、従業員や社員の悩みをどう解決していくか?にフォーカスされていて、実際にそれを解決するためのSaas系のサービスも増えてきています。

リンクアンドモチベーションが提供する「モチベーションクラウド」然り、後発にはなりますが、OKANの提供する「ハイジ」など組織の中で配置されている社員ひとりひとりの気持ちの変化を可視化して、今どんなモチベ―ションで、どんな人と関わりがあるのか、この人とは接点がないけど、この2人は相称がいいからチームとして一緒にするか、といった色んな要因を予測しながら組織を築いていくことが可能です。

エンプロイーサクセスとは、まさに社員を最大限に活かすためのプロセスといっても過言ではなく、従業員ファーストと考えること自体、まだ余り浸透していない世の中な気もしています。僕自身は、個人が組織を凌駕する未来になると信じてやまないですが、ひとりひとりが主体的に動くことでチームや組織も活性化しますし、互いを信じるからこそ 素晴らしい未来も作れると思っています。

最後に

現在、高度経済成長とともに高齢化社会となりつつあり、少子化ということでミドル層からそれ以上のレンジの人の活躍が求められています。そうした中で、いかに若手を育成していくか、リーダー層を見出していくか私たち人材教育系のシンクタンクが必要とされる理由です。また、働くにも居場所がない、生活していくためには稼がないといけない、そのような人たちの拠り所とするワークプレイスも作っていく必要があります。教育ソリューション事業本部としては、視座を常に低く持ち、働く場所のイノベーション、拠り所として活躍できる場を作る土壌を醸成していけたら幸いです。

一緒にこれからの未来を築いていける方、お待ちしております。

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